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前2回写真で綴った佐渡島紀行を5.7.5にしてみました。
写真も過去を思い出させてくれますが、それは実際手に取って見る時に限られます。
拙(つたな)くても俳句に纏めておけば頭の中に入っているので日常の何時でもその句を口遊めば、その時の心境や情景が甦ります。
作者はそうですが第3者の読者はどうでしょうか、句を読まれて状況を想像し、あの写真のことだナと思い当たって頂ければ幸甚です。
秋の陽も乗せて七艘たらひ舟
秋天に乙女操(あやつ)るたらひ舟
爽やかや黄の帯きりりたらひ舟
秋思ふと港内巡(めぐ)るたらひ舟
たらひ舟いよよ秋思の深まりぬ
夜長なる宿の余興の「佐渡おけさ」
紅葉かつ散るや石碑の鎮(しず)もりて
贅尽くしケージに朱鷺の育ちをり
野に遊ぶ朱鷺に見(まみ)ゆる佐渡の旅
色変へぬ松や白波佐渡の磯
人形舞ふ伝説館の紅葉かな
金山の坑道出れば紅葉燃ゆ
佐渡を背にフェリー前方秋の虹