マスコミへの要望と現状（土井卓美）

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今日本中が（おそらく世界中も）サッカーのワールドカップの話題で盛り上がっています。
私は見ないと思いますが多くの方が今夜の対ポーランド戦を決着がつくまで見られるのではないでしょうか。
W杯への関心が高いのは当然すぎる程当然のことですが、それに拍車をかけているのがマスコミの異常な程の過熱ぶりです。
テレビも新聞その他もこれでもかと云わんばかりに力を入れて煽るので日頃はあまり興味を持っていない一般の人達までその気になって話題にします。
しかしこうした平和なスポーツの話題で盛り上がるのは大変に結構なことだと思います。

テレビのワイドショーの馬鹿騒ぎは別としても普段見たいと思う番組は少なく、新聞の報道でもどうかと思われるようなものがよくあります。
その最大の原因は善悪より前に一般大衆が喜んで見たり読んだりしてくれるかどうかの経済的判断が優先せざるを得ない現状でしょう。
それはそれである程度は止むを得ないと思われますがマスコミの影響の大きさを配慮した規律の確立というか、それなりの配慮が望まれます。
ニュースを見て普段では考えられないような凶悪な犯罪を思いついて実行したり、またそれを真似する輩が少なくありません。