散歩日記XX

主に趣味の話を書いているブログです。

小樽へ(7)

2021-02-11 17:10:28 | 食べ歩き
見るべきものは見て回り、駅方面へ戻る。それにしても歩いている人が少ない。



私はお金落としついでに、最後は駅前のカフェ「ML」へ。外から見ると客の入りが良く分からなかったが、思い切って踏み込んでみるとそこそこ。席に座るときに持ってきたカードに「飲食がすべて終了した後は、マスク着用にご協力ください」とあったので、その辺はきちんとしていると思う。

ここではコーヒーとマロンロールケーキのセットを注文。



ああ、落ち着くなあ。というところで、今日は酒を飲まずに帰ることにする。



帰りのバスも席には余裕があり、高速走行中は少しウトウトしながら帰るのであった。
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小樽へ(6)

2021-02-11 15:46:04 | 美術・アート
■市立小樽文学館「これがボクらの青春だった。小樽・札幌ゲーセン物語展」。私も子供のころはゲーセンに行ったものである(←不良)。スペースインベーダーの頃は小学生だったので子供過ぎ(お金もなかった)、この展覧会でも「エポックメイキング」と書かれた「ゼビウス」の頃は受験勉強に忙しく、熱中していたのはその間の期間である。ゲームで言うと、ギャラクシアン、パックマンの時代かな。

とはいっても、私はそういうメジャーゲームにはあまり興味が持てず、侍とかシェリフ、トランキライザーガン、ミサイルコマンド、サスケコマンド辺りが好きなゲームであった。後、やっぱりお金がなくて(というか、当時から本を買うことが最優先だった)、あまりプレイすることはなく、見て記憶しているのがメインという、今と変わらぬどうしようもない子供であったのだ。

なので、展示されていたゲームを試してみたが、すごく下手なのね。



悲しいくらい、すぐやられてしまうのである。



ということで、いまだに下手さ健在なのであった。



■市立小樽文学館「あのころの小樽 ガリ版の時代」。これも私はギリギリ知っていて、ロウ原紙を削ったこともあるのだ。



和文タイプは父親が使っていた。私は不思議なことに父親の手書き文字を見たことが無いんだよな。よっぽど下手なのかな?



その後のワープロの時代。私は職業柄、早いころからパソコンのワープロソフトを使っていたが、一時期、ワープロ専用機も使ったことがある。確か東芝のRUPOだったと思う。専用機だけあって、とにかく細かい設定が何でもできるんだよね。


→写真はRUPOではありませぬ。

というところで今日の目的は終了。



駅方面に戻るとするか。
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小樽へ(5)

2021-02-11 15:16:44 | 美術・アート


■市立小樽美術館「没後10年 生誕110年 再体験・一原有徳」。3階の「版画の時代の版画の鬼才」から見ていこう。
「DFN」「SIR」:あまり見た記憶のない、モノタイプで「風景」色の強い作品。本人が風景をモチーフにしたものではないということは、承知の上。
「UON(A)」:隅々までゴチャゴチャと細かく描き込んだ作品。割と空白部を作る作者にしては珍しい感じがする。
「GHC22」:ピラミッドの壁画に描かれた古代文字のようだ。

「GHC26」:こちらは上空から見た砂漠画のようにも見える。
「ドローイング(資料)」:ドリッピングとスパッタリング、クレヨンで描かれた3点。いずれも共通項はオレンジ色である。

続いて2階の「その版画は、世界をうつす」へ。
「窓」:多分初めて見るのではないだろうか。ビルを思わせるものに格子パイプで幾何学的な模様がつけられている。窓のように見えるところには、赤い炎がのぞいているのだろうか。これは傑作だ。

■市立小樽美術館「中村善策 さあ風景画を始めよう」。これもいつものように見ておく。

市民ギャラリーでは「小樽水彩画会」の展示があるはずだったが、中止となり、「輪島進一展」が期間延長になっているようであった。どちらかというと、私にはその方がありがたいよね。

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小樽へ(4)

2021-02-11 14:20:49 | 美術・アート
小樽市総合博物館運河館へ。一応、新規の展示物がないかどうか確認だけしながら(特になし)、トピック展へ。

■小樽市総合博物館運河館「魅力再発見! 小樽八景・八名所」。
「港おたる」:昭和21年の観光パンフレット。こういうの、面白いよね。



「小樽八名所・後志十景」:昭和27年、八名所の1位は「天狗山金毘羅」なのだが、今、なんかあったっけ?



運河館の中庭。



さあ、後は美術館・文学館だ。
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小樽へ(3)

2021-02-11 13:44:12 | 飲み歩き・北海道内
小樽市総合博物館本館から運河館へ移動。立ち寄りたいところがあるので、徒歩で移動する。

小樽の酒蔵がやっている販売所へ。人の気配がしないが、中に入ると先客が2人いた。せっかく小樽に来たのだからお金をなるべく落としていこうと、酒を購入するために来たのである。あれこれ眺めていると、どう考えても暇なのだろう。お店の方が「車でなければ試飲できますよ」と声をかけてくる。それでは頂くことにしましょうか。

結局、計5種類の酒を飲ませていただいたのだが、感心したのはどの酒にも綺麗でちょっと香りのよい味わいが、同じように根底にあることだ。そのベースの上に、ちょっと辛口だったり、より華やかだったり、仕込みと原料によってバリエーションが生まれているのだ。

私は「燗していいやつはどれでしょう」とおすすめを聞いて、「ほたる雪」という限定の酒を購入(限定に弱い)。ついでに、甘酒こはく糖というお菓子も一つ購入した。



どうもいろいろお世話になりました。大変だとは思いますが、頑張ってください(と、無責任なことを言うのも気が引ける)。



※甘酒こはく糖、今食べたんだけどかなり独特の味だね。外側は糖衣でカリッとしており、なかはゼリーの柔らかいような舌ざわり。そして甘酒の香りがなかなか強いのである。これは、独自のお菓子だと思うので、興味のある方はぜひ。
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小樽へ(2)

2021-02-11 13:17:53 | 美術・アート
小樽駅前から小樽市総合博物館へと向かう。雪道なので足元が悪かろうとバスに乗ろうと思ったのだが、相変わらず小樽のバスはまったく良くわからない。今回理解できたのは、駅前のバスターミナルではバスターミナルの乗り場しか案内しておらず、その近くのバス停(バス停としては小樽駅前扱い)はすべて無視していることである。それでいて、博物館などのアクセス案内では、ターミナルではないところから乗るバスが紹介されているのだ。一回、小樽市か中央バスに問題提起してみようかな。

ということで、乗る予定だったバスの乗り場が見つからず、バスターミナルから発車するバスに乗る。このバスは博物館前にはいかず、その手前の手宮で降りる。冬季でなければ、博物館の手宮口から入ればよいのだが、今は閉鎖中のため博物館の大きな敷地をぐるっと回りこまないといけないのだ。しかもその道は途中で歩道がなくなり、逆側の歩道の前には雪が積まれているために上がることができない。気をつけながら車道を歩いて博物館入口へ。腹立たしい限りである。



後で行く運河館との共通券を購入し、展示フロアへ。1階は驚くべきことに、観覧者が私以外誰もいなかった。一応、今日は祝日だよね。もう午後だから、みんな出てきてもいいはずだよね。



速やかに2階展示室に移動。こちらは1家族だけいるようだ。家族だけで来ているのであれば感染することもなく、ここは良い遊び場だろう。私は目的としていた企画展示室へ。



■小樽市総合博物館本館「あの日に帰りたい ノスタルジア・ヲタル」。佐々木一夫氏のコレクションを中心に、昭和の小樽を振り返る展覧会。
「ガイドブック あなたの小樽」:四十数年前のガイドブックより。手宮線ありしころだな。



「マッチ箱(都通り)」:エリア別に大量のマッチ箱が展示されている。今の若い人は知らないかもしれないが、昔はかなり多くの店で宣伝用のマッチを作っていたのですよ。それは同時にタバコに火をつけるための実用品でもあり、その後は通称100円ライターと言われるものになっていくのである。



「デパート 大國屋・丸井・ニューギンザ」:私でも「丸井」にしか入ったことがないものなあ。往時のにぎやかさを想像するばかりである。



そして、私の愛する(愛した)「エーワン」コーナーが設けられていた。花園で昭和41年に開店し、昨年閉店したカクテルバーである。展示の品は博物館の新着資料となったらしい。



このメニューボードも懐かしい。何しろカクテル1杯700円(ちょっと前まで600円)だったんだよな。つまみも「オ通シ 1000」(表記ママ)でなんだかんだと出てきたから、申し訳ないくらいだったのである。



そして建物にくっついていた看板。近くで見ると、意外と大きいね。



一人、しみじみとする私であった。
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小樽へ(1)&贅沢な昼食(10)

2021-02-11 12:00:45 | 飲み歩き・北海道内
4連休の初日、小樽に行くことにした。高速バス1本で行けるので、札幌の街中に行くのと変わらない感じで行くことができる。今、小樽は感染対策真っただ中なので、身は慎んでいくことにしたい。

バスに乗っていたのは10人程度で、なるべく皆さんまばらに座る形で小樽へ。

小樽到着後、時間調整で紀伊国屋さんに立ち寄り、本を4冊購入。それから昼食のため、蕎麦の「Y」へ。開店直後だったため、1番目の客となる。手を消毒の上、体温も測定されてから入店。ところで、あちこちで検温されるのが当たり前になりつつあるが、冬の屋外から来た場合は体の表面温度が低く、特に私の場合33℃台がでたり、測定エラーになることもしばしばである。検温に意味があるのかどうか、非常に疑問なのである。

テーブル席は以前は4人掛けだったところも、椅子を減らして2人掛けの状態となっている。私の後から来たのも2名×3組くらいだったため、終始余裕のある空間で食事ができた。まずは菊正宗の樽酒冷酒をもらって、のどを潤す。ちょっとだけついてくる蕎麦味噌がいつも嬉しい。



季節のつまみから、まずはニシン漬け。思ったより量がたっぷりで、ニシンの身も写真じゃよく見えないが大ぶりのカットのものが数切れ入っている。ニシン漬けなのにニシンが限りなく少ない場合、非常に残念なのだが、そんなけち臭いことはないのだ。



そして、鶏わさも注文。わさびを自分ですりおろして鶏刺し風に食べると、非常に清らかな味。これは冷たい酒にピッタリである。



つい、酒も進んでしまい、たちかま(真鱈の精巣を北海道では「たち」と呼ぶが、それから作ったかまぼこ)を注文。過去に1度くらい食べたことがあっただろうか。かまぼこと言っても、普通のものとは歯ごたえが全然違い、かなりの弾力性のあるやつをこれもわさび醤油で食べる。



そして締めは、年頭に食べて改めて良いものだと思ったかけそば。



まずそば汁の香りがいい。そして蕎麦を食べるとこの店の蕎麦の感じがきちんと残っている。それが時間の経過とともに熱で変化し、あまり薬味を入れすぎるのも良くないが、葱を少し入れ、天かすも少し入れて、変化を楽しむ。天かすを入れると美味いことは美味いのだが、もともとの風味は大体消えてしまうね。

というところで昼食は終了。なかなかの値段になってしまい、つい「贅沢な昼食」シリーズの記事にもなってしまったが、満足であった。お店の人の感じがとても良いのも重要である。



しかしながら、この後もあちこちで張り紙を見かけたが、2月の前半は休業になっている店がことのほか多いようである。歩いている人も、観光客らしい人はほとんどいないし、そもそも人が少ない。人口当たりの感染者数が多くなっている小樽の取り組みが功を奏すことを願う。

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