11月20日
日経平均 2万5527.37円(-106.97円)
TOPIX 1727.39(+0.98)
出来高 10億8896万株
長期金利(新発10年国債) 0.010%(変わらず)
1ドル=103.86円(0.04円安)
11月16日 2万5906円 14億0749万株 2兆6689億円
11月17日 2万6014円 13億7344万株 2兆7284億円
11月18日 2万5728円 11億8706万株 2兆3157億円
11月19日 2万5634円 13億6824万株 2兆8636億円
11月20日 2万5527円 10億8896万株 2兆2165億円
■株探ニュース 2020.11.21
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今週の【早わかり株式市況】一時2万6000円台回復、ワクチン期待も感染者急増で伸び悩む
■今週の相場ポイント
1.日経平均は3週連続で上昇、週初の大幅高が利いて週間では上値追い継続
2.週前半は前週の地合いを引き継いで、ワクチン開発期待を背景に買われる
3.17日に日経平均は29年半ぶりとなる2万6000円大台回復を果たす
4.週半ばを境に利益確定売り優勢に、国内新型コロナ感染者数の増加を嫌気
5.週末は3日続落も、中小型株に物色人気戻り値上がり銘柄数1300弱に
■週間 市場概況
今週の東京株式市場は日経平均株価が前週末比141円(0.56%)高の2万5527円と3週連続で上昇した。
29年半ぶりに一時2万6000円大台を回復する場面があった。
今週の東京市場は週初に大幅高となったが、週後半ば以降はさすがに息切れする展開となった。
前半はワクチン開発期待を背景とする経済活動正常化への思惑が株価押し上げ材料となったが、その後は新型コロナウイルス感染者数急増を背景に景気への影響を懸念して利益確定売りを誘発した。
週明け16日(月)は日経平均が500円を超える上昇とリスクオンの流れが一気に強まった。
米国のワクチン開発期待を背景としたリスクオン相場に追随する格好で景気敏感株を中心に買われ、朝方発表された7~9月GDPが市場予測を上回ったことも投資家心理を強気に傾けた。
17日(火)も前日の余勢を駆って続伸、29年半ぶりの2万6000円台を回復したが、ここが目先の天井となった。
18日(水)は利益確定売りに反落。
国内でも新型コロナ感染者数の急増が確認され買い手控えムードが広がった。
日経平均は一時350円強の下げとなったが大引けはやや下げ渋った。
19日(木)も下値模索の展開。
この日の東京都の感染者数が500人を超え連日で過去最多となったことが伝わると下げ足を強めたが、引けにかけ下げ幅を縮小した。
20日(金)も3連休前の週末ということもあって買い気は盛り上がらず日経平均は3日続落となった。
ただし、中小型株には物色人気が戻り、値上がり銘柄数は1300弱に達し、値下がりを大きく上回っている。
■来週のポイント
10月30日から11月17日までの上げ幅は3000円を超えているだけに、来週はスピード調整から下値を探る展開になりそうだ。
新型コロナウイルス感染者の急増が全国に広がっていることも重しになりそうだ。
重要イベントとしては、国内では26日発表の9月景気動向指数[確報値]が注目される。
海外では24日発表の米国11月コンファレンスボード消費者信頼感指数や25日に発表される米国10月の個人所得・個人消費支出・新築住宅販売件数に注視が必要だろう。
■日々の動き(11月16日~11月20日)
11月16日(月) 大幅反発、米株高受け29年ぶり高値を再び更新
日経平均 25906.93(+521.06) 売買高14億0749万株 売買代金2兆6689億円
11月17日(火) 続伸、景気敏感株が買われ2万6000円台回復
日経平均 26014.62(+107.69) 売買高13億7344万株 売買代金2兆7284億円
11月18日(水) 3日ぶり反落、米株安やコロナ感染者最多で売り優勢
日経平均 25728.14(-286.48) 売買高11億8706万株 売買代金2兆3157億円
11月19日(木) 続落、米株安や新型コロナの感染拡大を懸念
日経平均 25634.34(-93.80) 売買高13億6824万株 売買代金2兆8636億円
11月20日(金) 3日続落、3連休を前に売買手控え気分が強まる
日経平均 25527.37(-106.97) 売買高10億8896万株 売買代金2兆2165億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、27業種が上昇
(2)国際石開帝石、石油資源など鉱業が値上がり率トップ
(3)三井不、菱地所など不動産業も大幅高
(4)郵船など海運、日本製鉄など鉄鋼といった景気敏感株も続伸
(5)東京海上など保険、三菱UFJなど銀行といった金融株も高い
(6)オムロンなど電機、ホンダなど自動車といった輸出株も堅調
(7)セブン&アイなど小売り、三菱倉など倉庫・運輸といった内需株の一角は低調
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数上位5テーマ)
1(1) 再生可能エネルギー 「日本版グリーンニューディール」急浮上、再生エネ関連株巡る新潮流に乗れ!
2(3) デジタルトランスフォーメーション(DX)
3(16) コロナウイルス 感染者急増とワクチン開発期待の綱引き
4(4) 全固体電池
5(2) 電気自動車(EV)
※カッコは前週の順位
株探ニュース(minkabu PRESS)
■モーニングスター 2020.11.21
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株式週間展望=受給良く市場心理に変化なし、引き続き「コロナ後」見据える/米金利低下でハイテク注目
日経平均株価は今週(16~20日)、2万6000円の大台を29年ぶりに回復したもののその後は達成感からか上値の重い展開だ。
日本国内の1日当たりの新型コロナウイルスの感染者数が2000人を上回る状況になり、経済活動停滞への懸念が買い気にブレーキをかけた格好。
ただ、「コロナ後」を見据えた視点と豊富な金融緩和マネーが市場心理を支える構図は基本的に変わりない。
今週は日経平均が17日に2万6057円まで上昇した。
米製薬会社のファイザーに続き、モデルナも新型コロナワクチン候補の臨床試験の好結果を発表。
経済正常化の現実味が強まったことを受け、金融市場のリスク許容度が拡大した。
ただ、17日の高値までの日経平均の上昇幅は10月末比で2736円(11%)と大きく反動が出た。
同じタイミングで新型コロナの第3波が本格化し始めたこともあり、市場が冷静になったとみられる。
一方、信用取引残高の推移から、米大統領選後の株高局面でカラ売りが積み上がっている様子がうかがえる。
結果的に需給の好転につながり、相場は底堅い。
また、売り方はワクチンの進展に身構える必要があるだけに、腰を据えて売り込みにくい状況だ。
もっとも、日本はもとより欧米も新型コロナの波の真っただ中にいる。
このため、世界的に景気回復が想定よりも後ろにずれ込むことが意識される。
その分株価も上値を追いにくくなり、足踏みが長引く可能性がある。
ただ、目先は9月中間配当に絡む再投資のほか、NTTドコモ(監理)のTOB(株式公開買い付け)で得る資金で買い余力も生まれる。
足元では米長期金利が下降に転じ、ハイテク株に再び資金が向かいつつある。
今週の米株価指数(19日時点)の週間騰落率はナスダック総合指数がプラス0.6%とNYダウ(プラスマイナス0%)を上回った(前週はそれぞれマイナス0.6%、プラス4.1%)。
こうした外部環境が継続すれば、日本のIT株や新興株の支えにもなるだろう。
日経平均は高値から500円程度の調整を挟んだことで、押し目買いの動きも強まりつつある。
こうした中、来週(24~27日)は新型コロナの感染状況やワクチンの開発動向をにらみつつ、再び大台を目指す展開が予想される。
高値圏ではやはり上値が重くなるかもしれない。
日経平均の想定レンジは2万5000~2万6000円とする。
来週の経済指標は国内で26日に10月工作機械受注の確報値が発表される。
前年同月比のマイナス幅が順調に縮小する中、中国をはじめとする国別の設備投資の強弱の一端を確認できる点で重要だ。
海外では24日に独11月Ifo景況感指数や米9月S&PコアロジックCS住宅価格指数、25日に米7~9月期GDP(国内総生産)改定値と同10月新築住宅販売件数が出る。
27日は年末商戦のブラックフライデーだ。 (市場動向取材班)
提供:モーニングスター社
新型コロナウイルス感染に対する政府の対策には、何も期待していません。
ぼくが、今一番興味があるのはgoogleの 「COVID-19 感染予測(日本版)」 の精度です。
利用できるものは、何でも利用して積極的対応を図るという姿勢が求められているのではないか。
参照 外部リンク:Google COVID-19