2013年3月7日に鳥栖市民文化会館で行われた研修会に歯科医師と歯科衛生士が参加いたしました。
講演は1「膠原病の口腔内病変」、2「膠原病患者の口腔症状とその対応」という2つのテーマでおこなわれました。
「膠原病の口腔内病変」のテーマでは、佐賀大学医学部膠原病、リウマチ内科、小荒田秀一先生が講演されました。「膠原病患者の口腔症状とその対応」のテーマでは、九州大学歯学部研究員、口腔顎顔面病態講座、大山順子先生が講演されました。
膠原病って何かご存じですか?
人間は細菌やウイルスやカビ等の外敵が身体の中に入ってくると、免疫反応といって誰でも持っている、外敵をやっつけようとする反応が起こります。通常は外敵に対して免疫反応が働きます。これらを自己免疫反応といいます。しかし自己免疫反応が病気を起こすことがあります。この病気を自己免疫疾患といいます。自己免疫疾患を起こすと、外敵に向いていた免疫反応が自分の身体を標的にして自分の身体を自分で攻撃してしまいます。この病気が膠原病といわれています。標的相手によって病名が違いますが、代表的な病気でいえば関節リウマチです。関節リウマチは自分の関節を攻撃してしまいます。
小荒田先生と大山先生の講演では、膠原病はお口の中の病気ととても深い関わりがあるとお話されていました。
お口の病気は全身病である膠原病の早期発見に役立つそうです。私達歯科医療従事者が見落とさないことが大切ですね。膠原病とお口の病気は関連があるので、膠原病の治療にお口を衛生的にすることはとても重要なのですよ。
膠原病のこと、その他全身的な病気に関わるお口の中の症状でお困りなことがございましたら、是非くらのうえ市丸歯科のスタッフにご相談下さい。
(医) くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)