先日4/11(木)、佐賀市アバンセで行われた講演会に当院の歯科医師、歯科衛生士で参加させて頂きました。
講演は、福岡歯科大学 小児歯科学分野の尾崎正雄教授による「小児の咬合誘導の基礎」についてでした。
咬合誘導とは、歯並び・かみ合わせを「悪くならないよう」誘導することで、健全なかみ合わせの育成を目的とします。乳歯(子どもの歯)から永久歯(大人の歯)に生え変わる時期(6歳から15歳くらいまでの間)に、将来、永久歯がきれいに生えそろうために行われる処置のことです。
歯科ではかみ合わせの異常を「不正咬合」といいますが、近年、不正咬合のある子どもが増えていると言われています。食生活の変化で硬い物を食べなくなり、顎(あご)が退化して小さくなっていることもその原因のひとつだと考えられています。数年務めた前の勤務先で、私自身、実際にそのような印象を持っていました。
不正咬合があると食べ物をしっかりかめず、口元や表情にも悪影響を与えます。また、歯磨きがしにくいため虫歯や歯周病にもなりやすくなります。さらに、顎の成長に悪影響を及ぼすこともあります。
不正咬合のない健全なかみ合わせは、全身の健康維持にとって非常に重要な要素であると言えます。
当院では、全身・頭・顎の成長を促し、歯並び・かみ合わせを良くする咬合育成を行っております。呼び方、表記は異なりますが、咬合育成は広義の咬合誘導のひとつと言えます。
咬合育成では美しい歯並びだけでなく、全身の健康を支える健康的な歯並び・かみ合わせを得ることができます。
子供さんの歯並び・かみ合わせが気になられる方は、是非当院に御相談下さい。
(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラント歯周病センター(佐賀県 鳥栖市)