3月30日(土)、佐賀県保険医協会主催の一泊学習セミナーに院長の市丸が参加しました。
内容は「厚生労働省に学ぶ今後の医療情勢について」で、
厚生労働省保険局国民健康保険課の佐々木利仁氏による講義でした。
佐賀県保険医協会の医科・歯科の先生方が対象でした。
現在、社会保障制度は、給付は高齢世代中心、負担は現役世代中心となっています。
しかし、少子高齢化が進んでいることもあり、給付額・人数は年々増え、逆に負担人数は減り続けている状態です。
医療費もまた、急速な高齢化や医療の高度化によって、今後、GDPの伸びを大きく上回って増大することが予想されます。
そのため、社会保障制度を維持するためにも制度の見直しが必要となります。
具体的な問題としては、
・高齢者への給付が相対的に手厚く、現役世代の生活リスクに対応できていない
・ 貧困問題、格差拡大への対策が不十分
・ 社会保障費用の多くが赤字国債で賄われ、負担を将来へ先送りしている
などがあり、社会経済の変化に対応した社会保障の機能強化が求められています。
そのため、現役世代も含めた全ての人がより受益を実感できる社会保障制度の再構築を行うことが今後の課題であるとのことでした。
医療情勢は厳しい状態が続いておりますが、患者様に安心して治療を受けていただけますよう努力して参ります。
(医)くらのうえ市丸歯科 新鳥栖インプラントセンター(佐賀県 鳥栖市)
院長 市丸英二