徒然幸せ日記

作者が日常の生活で見たこと、感じたこと、感動したこと!を書いています。
特に、「幸せ」とは何かについて考えています。

「喜捨」とは「喜んで施しをすること」、「無財の七施」とは?

2017-10-27 18:19:43 | 幸せ
昨日から、2004年1月に当時薬師寺執事長であられた村上太胤師が書かれた「般若心経」を読んでいる。

その本は「般若心経」を自分の言葉でわかりやすく解説されているものであるが、「般若心経」の冒頭に出てくる「般若波羅蜜多」の所の解説で、「波羅蜜(はらみつ)」とは仏様の智恵を得るためにしなければならない6つの「行」であり、それを「六波羅蜜(ろくはらみつ)」というそうである。

「六波羅蜜」とは
1 「布施」(ふせ)
2 「持戒」(じかい)
3 「忍辱」(にんにく)
4 「精進」(しょうじん)
5 「禅定」(ぜんじょう)
6 「智慧」(ちえ)
のことらしいですが、
その1「布施」の解説で、「布施」は「あまねくみんなに施しをすることだ」と書かれています。
お金を物を施すのは「財施(ざいせ)」、教えや心を施すことを「法施(ほっせ)」と呼ぶそうです。

私が、書きたかったのは、その布施の精神のことです。
普通は、誰かに何かを施したのだから、相手から「ありがとう」とかお礼を言われたいと思うものです。
私もそう思います。
でも、仏教的には、そうした見返りを期待することなく、「喜んで施すこと」=喜捨というらしいです。


だから、私なりに解釈しますと、賽銭箱は喜捨箱と呼ぶそうですが、あれもしてください、これもしてくださいとお願いするのではなく、今まで生きてこれて幸せですとお礼を言ってお金を入れるもののようです。

してあげているのではなく、させていただいていると思えることが喜捨なのでしょう。


なかなか、すぐにそういう心境にはなれませんが、物にとらわれない心になりたいものです。

(参考)「無財の七施(むざいのしちせ)」
     お金がなくても、できることらしいです。

1 眼施(がんせ)         やさしい眼差しで他人に接すること。
2 和顔悦色施(わげんえつじきせ) 柔和な微笑みをもって他人に接すること。
3 言辞施(ごんじせ)       思いやりのこもった言葉で他人に接すること。
4 身施(しんせ)         身をもって思いやりを示すこと。
5 心施(しんせ)         形だけでなく自らの真心を示すこと。
6 床座施(しょうざせ)      他人に座る席を気持ちよく譲ること。
7 房舎施(ぼうしゃせ)      宿泊や休憩の場所を気持ちよく提供すること。

 簡単そうで、なかなかできないことばかりです。
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