今まで、「幸せ」について、よく考えてきたが、仕事で人の上に立つ者として、今日は、「厳しさ」について、考えてみたい。
というのも、最近、自分のところへ回ってきた書類を見て、「こうすればいいのに」と思ったが、そのことを言うことにより部下に嫌われると思って、言えなかった経験があるからである。
人間、誰でも、周りの人とは仲良くやりたい、ましてや、毎日顔を合わせる人ともなるとなおさらである。
しかし、ここで、考えなければならない。
それは、黙っていることは自分にとって都合の良いことではあるけれども、相手にとって、成長を促すことになるのかという点である。
もう、「何を言っても無駄」的な部下なら仕方ないが、そうではなく、やる気があり、将来の成長を見込める部下ならば、ちゃんと具体的にこうすべきだと自分の経験から伝えるべきであると感じている。それこそが、「厳しさ」ではないかと。
もちろん、「頭ごなし」に相手の人格を否定するような上司にはなってはいけないし、暴力を振るうことは正当防衛以外ではやってはいけないことである。
自分も、かつて、いろいろな失敗をして、その都度叱られたが、その叱られたことが自分の成長を産んでくれたように思う。
そう、これからは、「甘い」上司ではなく、そうした「厳しい」上司になろうと考えている。
ある、ブログに次のようなことが、書かれていたので、引用させていただく。
「真に厳しい上司」は思うように動かない部下に怒らず、おもねらず、能力を見極め、適切な仕事を与え、成果を中心において貢献させる。
そういった地味な仕事をひたすら続ける人である。