「幸せを運ぶ眼鏡」（世にも奇妙な物語より）を見て

タモリさんが案内役をしているこの番組。もう２５年間にもなり、５００本にもなるという。
この秋放送されたその中で、妻夫木聡（敬称略）が主演の「幸せを運ぶ眼鏡」は面白かった。

あらすじは、妻夫木が演じる村上涼太という青年は、恋愛なんかに興味のない単に働いては貯金するだけの毎日だったが、
思い切ってお見合いサイトに投稿するとすごい美人（山本美月演じる三浦あゆみ）がデートの申し込みをしてきた。

また、どうして入手したかは定かでないが、村上涼太は「幸せを運ぶ眼鏡」（今で言うウェラブル端末）を手に入れる。
デートの際、その眼鏡を着用すると、三浦が望むデートコース、すてきなレストランやワインの銘柄、隣で救急患者が出たときの対処の仕方まで、全て指示してくれる。

そして、二人は何回かデートを重ね、村上から三浦にプロポーズする段になって、急にその眼鏡の電池がなくなり、充電することに。
村上は、充電するために眼鏡を２階の部屋にセットし、買い物に出かけると言って外へ出る。
そのとき、その眼鏡の存在を三浦に知られてしまう。

そして、村上がとった行動は、眼鏡を踏みつぶすこと。

そうして、ある日、今度は村上が三浦に眼鏡がない状態でプロポーズ。
それを、三浦が受け入れてめでたし、めでたし。

ということで終わるのなら、あまり奇妙でない。

これには、実は巧妙な仕掛けがあり、その眼鏡を踏みつぶすことも眼鏡の指示で、今度はコンタクトレンズから村上に指示を送っていたのだ。
そして、これは、ある会社が、貯金ばかりして使わない１０００万円以上の貯金がある青年にターゲットを絞った計画だったのだ。

結婚までで、６００万円くらい使ったようだが、でも、それで、山本美月のような美人を手に入れて幸せになれたのなら、逆に安いものではないか！
って思ってしまう。

なんだか、これから実際に起こりそうでこわい話ではあった。