今日はキーパープロショップしま店の開業3周年記念日です。
令和に変わった次の日に開業したのは
1日が水曜日定休日だったからか 2日に開業した意味は忘れてしまいました。
この店の開業は
当社にとって
構造改革の第4コーナーを周り
狙った成長局面に向かっていけるか?
それとも脱皮に失敗して死ぬか?の 極め付きの厳しい決断でした。
タイヤとキーパーのコラボでそれなりの利益を出していた店を捨てて
キーパー専門店へ改装することは 危険な賭けです、
現在タイヤとキーパーのコラボ店が有効な運営法だとしても
その先に未来の展望が開けると思えません、
食っていければ成長は止まっていても良いという守りの考え方は捨てて
伸びれる要素を多分に含んだキーパー専門店化は リスクは高いが見返りも大きい!
ハイリスクハイリターンの道ですが
そちらを選択した方がワクワクすると感じたので、エイヤァーと!
それから3年 この判断は間違っていなかった!と ホッと一息付けた感じです。
「艱難は人を育てる」と言いますが
しま店の初代店長は岐阜店の初代店長高山です。
一度ならず二度も開業の厳しさを体験し
投げ出し逃げ出したい思いを堪えて踏ん張り
逞しいメンタルを身に付けると同時に
ともに働いてくれるスタッフのありがたさを骨の髄に染み込ませて
強さと優しさを備えた風格を感じます。
だから この人の下で働くスタッフは彼を信頼しリスペクトして頑張ります。
この店の上昇気流はこれから強まって行くでしょう。
しかし複数店舗運営は
めでたしめでたしとはいきません、新たな課題の発生します。
初代店長として上昇気流から安定運営に移行させた岐阜店が
変調をきたすシグナルを発生させているのです。
開業から11年目で下降傾向が目立ってきた気がします。
いつまでも右肩上がりには上がりませんから 当然と言えば当然ですが
どこかに地雷が潜んでいる感じです。
今の奥田店長も一所懸命取り組んでくれているのですが・・・・・・。
二代目の立場は
よく言われるように
初代が苦労して身に染みた商売の怖さ厳しさを知らないから・・・・・。
しっかり分析して検討し共有し 納得する方法を取って行かねばなりません。
以下ネットから抜粋
「創業と守成」、このテーマは、
洋の東西や時代を問わず、いつの時代でも、ある立場の人々を悩ませる事柄であろう。
この言葉は、古い中国の書物「貞観政要」のなかの一節にてでくるものだが、
そのなかでは、創業と守成はどちらが易しいかという問いに対して、
創業は易しく、守成の方がはるかに難しいと述べている。
新しい事業を起こすというのは確かに大変な努力と苦労を伴う。
しかし、創業者にとってはその苦労も楽しみの一つである。
が、彼らの後継者にとって守を成すことは苦痛と忍耐のみを伴う。
なぜなら、後継者には創業者以上の成功が求められるし、失敗は許されないからだ。
成功しても先代からの基盤があるからと手腕は過小評価され、
失敗すれば先代の手腕と業績を知る者からは、「全部あいつが悪い」といった非難を浴びる。
1からスタートする創業者はたとえ失敗しても、
これほどの非難は受けない。本人にやる気があれば、やり直すことも可能だ。
ともあれ、”無能な”後継者の受け継いだものが事業であれば会社はつぶれ、
国家であれば国は滅びる。そのような事例は歴史を見るまでもなく、
自分たちのごく身近にいくらでも転がっている。
これはもう二代目店長の責任ではありません
初代開業を務めるか
二代目引継ぎを務めるか、立場の違いがもたらすものです。
引き継いでやってもらうだけで上手く行くなら経営など必要ありません。
二代目店長への引継ぎ教育をしない経営が一番悪いことになります。
会社の引継ぎでなく
営業店舗運営の引継ぎですから
キチンと研修を行って 何が一番大事なのかを感じ取ってもらうしかありません。
創業店長の背中を見せる実地教育こそ必要不可欠なのだと感じました。
引継いでも業績に陰りがない時は この教育は難しいのです。
業績が下がるようになって
真剣に聞く耳を持つのが普通ですから
その機会がやって来たようです。
会社で起こることは 全て経営者の責任です。
「タイヤ屋が雪が降らなかったので儲からない」と言っては経営失格と教わりました。
「人が育たないから売り上げが上がらない」と言えば それも経営の責任です。
上昇中の店舗は見守っているだけで良いかもしれませんが
不調をきたした時こそ 店長の責任ではなく経営者の問題なんでしょう。
何事にもタイミングがあります。
店が増えるにつれて発生する課題
開業から長くなれば陳腐化マンネリ化もするでしょう
店長の交代は 企業が成長していく中では当然起こることですね。
今 新しい課題を頂戴したようです。
ありがたいことです。