タイヤ商売に限らず
どんな商売にも繁忙と非繁忙の波があって
上に向かう波を感じれば 希望を燃やし
下降する波を感じれば 不安や心配をするものです。
特にタイヤ小売業は
繁忙と非繁忙の格差がすごく大きくて
ゴールデンウィークが終われば 10月のスタッドレス商戦開始まで
長い長い閑散期に入って来店客も激減し店頭は静かになります。
今年もその時期がやってきました。
でも気持ちを切り替えて 「閑」の活用をする期間と思い回りをよく観察すると
1週間前の5月14日には咲き始めのサツキが 今日21日には満開です。
「閑」=心配事では 神経をすり減らしますから
「閑」=明日への英気を養う。 と思えば「閑」もまた必要不可欠なことに思えます。
もちろん全くご来店が無いわけではありません、
タイヤを必要とされるお客様は今日も来店されます。
繁忙と比較して その比率が低いことを「閑」と表現しているわけです。
このサツキも 満開の盛りを迎えていますが
咲き始めから散り果てまでおよそ2週間ぐらいのことです、
あとはじっと光合成して来年に向けてエネルギーの充足に徹していきます、
そのうえ「閑」だと嘆くことはありません。
人間だけが
「閑」なら心配し
「多忙」なら忙しすぎると
起こる現象に対し 不満の心を起こしやすいものです。
その変化に対応するなら タイヤ屋の「閑」を利用して出来る事は
1 色々な所へ出かけて行って情報交換・・・コロナ禍に2年ほどおろそかになっていました。
2 タイヤの事を忘れ去る・・・・・・・・・旅に出る趣味に没頭する。
3 断捨離を行う・・・・・・・・・・・・・溜まった廃棄物の処理をする。
4 書物に接して異質な視点を得る。
5 観葉植物の世話をする・・・・・・・・・常時やっています、今度は盆栽に手を出します。
6 店で昼寝に徹する・・・・・・・・・・・果報は寝て待て、と言うではありませんか。
結構やれることがって 「閑」を意識することは少なくなります。
しかし経営体としては
売り上げが上がらないので資金繰りは切迫しやすいです。
まあ ここは零細商店の宿命みたいなものですから
持てる時間を利用して
金融機関の人にキチンと報告と相談を持ち掛ければ
ちゃんと応援してくださるので 油断しなければ問題はありません。
「閑」は 経営体を人間ドックに入れてみる期間と思えばありがたいことです。
さて今日は昼から小牧へ
20年以上続けた恩人の墓参りに出かけます。
ここ2年コロナ禍で途切れていましたが
一緒に行ってくれるピレリタイヤの村井さんと
焼き鳥屋で一杯飲むのを兼ねて再開します。
ありがたいことです。