スタッドレスタイヤの装着の混雑は
11月20日(土)から本格化すると予想しています。
しかし「混雑」を予想されるお客様が
早めに装着することを選ばれて
今日は結構な数のお客様が
スタッドレスタイヤを 装着されて行かれました。
今でしたら 待ち時間もほぼなくて迅速に交換可能です。
一昨日 訪問した神亀山万福寺の玄関にあった看板
そして それを真似したタイヤ専門店イマージンの入り口
「看却下」
自分の足元を見よ、という意味の漢語。
転じて「足もとに注意せよ」、「履物を揃えて脱げ」、といった意味合いで、
さらに「己の立脚するところを見失うな」、
「常に自戒せよ」、といった意味合いで用いられる。
この看板を始めて目にしたのは
うろ覚えですが 福井の永平寺だったかな、
その後 色々なお寺さんで「看却下」の看板が目につきました。
まさにタイヤ屋にピッタリの看板です。
自動車の足元はタイヤですから!
でも もっと深い意味があるようですよ!
以下 妙心寺HPから
001 看脚下(かんきゃっか)
臨済宗のお坊さんになるためには必ず僧堂で修行をします。
その修行道場のいいところの一つに自分の至らないところを反省させられるという点があります。
自分の悪い所、欠点をどんどん削り取られて行くのです。
そして、実際に世の中に出て役に立つ人間にしてくれるのです。
禅に「看脚下」という言葉があります。
昔、中国に法演(ほうえん)という禅僧がいました。
その坊さんが、ある晩、3人の弟子を連れて寺に帰る時のことです。
暗い夜道ですから明かりを灯さねば帰れません。
その時、一陣の風が吹いてきて、その灯が吹き消され真っ暗になってしまったのです。
一向はそこで立ちすくみます。その時、法演が三人の弟子達に向かって質問をしました。
「暗い夜に道を歩く時は明かりが必要だ。
その明かりが今消えてしまった。さあお前達、この暗闇の中をどうするか言え」と。
ここで暗闇とは、自分の行く先が真っ暗になったということです。
例えば、思いも寄らない災難に遭って、
前途暗たんたるところをどう切り抜けていくかという問いです。
そこで弟子たちが、それぞれ自分の気持ちを言葉に出して述べた。
まず、仏鑑(ぶっかん)という人が
「すべてが黒一色のこの暗闇は、逆にいえば、美しい赤い鳥が夕焼けの真っ赤な大空に舞っているようなものだ」と
答えました。しかし師匠はうなずきません。
次に仏眼という人が答えた。
「真っ暗の中で、この曲がりくねった道は、まるで真っ黒な大蛇が横たわっているようである」と答えた。またも師匠は許しません。
そして最後に、
圜悟克勤(えんごこくごん)が
「看脚下」(かんきゃっか)と答えました。つまり「真っ暗で危ないから、
つまずかないように足元をよく見て歩きましょう」と答えたのです。
この言葉が師匠の心にかない「そこだ、その通り」と絶賛したというこです。
暗い夜道で突然明かりが消えたならば、
まず今ここでなすべきことは何か。
それは他の余計なことは考えずに、つまずかないように足元をよく気を付けて行くということなのです。
もう一歩進めて解釈をすると、
自分自身をよく見なさいと。
つまり、自分の足元を直しながら、
我が生き方を深く反省しなさいということなのです。
足元を見ると同時に、我が人生の至らなさを見て欲しいのです。
未熟である自分に気づく、発見する・・・。
足元を見ると言う事の中には、そういう大事な意味があるのです。
ここに、もうちょっと違った人生の見方ができるのではないでしょうか。