imaのラーメンブログ

ラーメン食べある記

金久右衛門

2011-08-21 | 京都・大阪・兵庫・和歌山
夏休みを利用して大阪に行ったついでに、1軒くらいラーメンも寄らねばと思い食べログを調べたところ、このお店がダントツの1位だったので行ってみることにしました。11時の開店時刻を目指して駅から幹線道路沿いに歩いていると、この辺かなと思しき場所に、何も書かれていない白い暖簾の前に2名ほど待ち客がいらっしゃいました。



暖簾の左にある植え込みの中に、無造作におかれた醤油の一升瓶と共に小さな看板が置かれていて、このお店と確認することができました。とりあえず列3番目に並び店内の様子を伺うと、既にカウンターはお客さんで埋まっていて、さらに店内にもお待ちの方が。さすが食べログで4ポイント以上を獲得しているだけありますね。15分ほど待ってようやく店内に入ることができました。



少し暗めの店内は、官僚を退職してラーメンの道に進んだとお店のHPに書かれている店主と思しきかたが一生懸命ラーメン作りに専念されています。そして、待ち客を案内する女性の店員さんの接客もとても丁寧。三軒茶屋の和正を彷彿とさせる雰囲気です。



さらに数分でカウンターに案内していただくと、目の前にはこんな説明書きがあります。麺の太さを選べたり、スープの目指す方向性が詳しく説明されていたりと、ラーメンに対するこだわりが伝わってきます。そしてラーメンが目の前に到着したのは、お店に着いてから20分ちょっと経った頃でした。



大阪ブラック(700円)の太麺、味玉(50円)トッピングにしました。薄くラードの膜で覆われたスープはまさに黒。香ばしい醤油の香りが食欲を沸き立てます。まずは麺から。



平打ちの太麺はモチモチとしていて、つるつるしこしこ。スープの絡みも良く、太麺好きとしては堪りません。



スープは醤油が前面に出ているシンプルな味ながら、飽きの来ない味わいでグッドです。ただ、最初のラードに覆われた感じから来るアツアツな温度感の想定とは違い、ちょっと温度が低いのです。これが後々、残念に感じるポイントだったのでした。



チャーシューは厚切りのホロホロ系。箸上げを慎重にしないとすぐに崩れそうな、軟らかトロトロな味で絶品です。なお、チャーシューだけを限定で購入可能なので、地元に住んでいたら間違いなく買って帰るだろうというボクの好みのチャーシューでした。



味玉は過去最高レベルの半熟具合。白身までとろけるプルプルながら、黄身もちゃんと半熟になっていて絶妙でした。サイズが小さいのがちょっと残念でした。麺、具を食べ最後にスープを飲み干して7分ほどでごちそうさま。



完食して何か物足りなく感じたのがやはり温度。恐らく計算してこの温度設定なんだろうと思うのですが、アツアツのスープに慣れているボクとしては、ぬるくなったスープを飲み干すのにちょっと物足りなさを感じたのでした。それさえ無ければ、文句なく素晴らしい醤油ラーメンだったのでした。



金久右衛門
大阪市東成区深江北3-2-8
営業時間: 11:00~15:00
定休日: 日・祝


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スープ (ima)
2011-08-21 18:14:45
はむきんさん、ボクもそうなのかなと思いました。ちゃっと食べて、ちゃっと会計という文化ゆえに、アツアツだとお客さんに怒られちゃうんじゃないか、ゆえにあの温度設定なのでは、と。
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ほほう (はむきん)
2011-08-21 17:15:44
これはノーマークでした。「きんぐえもん」と読むんですね。凄く良さげな感じです。

ある人に聞いたのですが、早く食べられないと困るという理由で、大阪にはアツアツのお店はほとんどないと言ってました。本当かどうかは知りませんが。
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