去年から少しずつ習いはじめた麻の手づくり講座。日本では、昔は一家に一台というほどに身近な素材で、糸や縄などを家族で加工して使っていたといいます。
それが今では、麻の生産者や加工技術の後継者不足は衰退する一方に。この生活が大きく変化していった原因が、貨幣主義と化繊の発達。より豊かな生活を求めて、外へ外へと仕事を求め、便利さを追い求めていった結果、日本の大切な文化や伝統が失われていくことになりました。
こういった事象は、誰が悪いとかいいとかではありませんが、「日本の伝統や風習を後世に繋げていきたい」という、先生と参加される方の意識の高さに感銘を受けました。
昨日から始まったのは、糸作り講座。麻の歴史や現状の話から四方山話までと、話したり聞いたりしながら、もくもくと作業する時間がとても居心地がよいのです。
私が麻に興味を持ったのは、ご神事やしめ縄に使われたり、お祓いや魔除けになるという、神秘さに惹かれてだったのですが、今は手作業に没頭することが楽しみになっています。嫌なことも忘れられるしね💦
昨日は、麻積み(おうみ)の作業。糸にする前に、繊維を繋いでいく作業です。
紡ぐと積み(うむ)の違いをはじめて知りました。
からまりやすく、細い繊維と格闘しながら、さっき、残りを積み終わりました💦
次回までの宿題でした。太さが均一にならないのと、どう扱ったらいいのか悪戦苦闘です😅
先生は、麻が教えてくれるようになるとおっしゃっていますが、その域まで到達できるかなぁ。麻さん、お手柔らかに(笑)。
週末は、奈良・和歌山方面へお出かけ予定です。いい旅になりますように🙏