空想のねじ

好奇心のおもむくままに、チャレンジしたこと、行動したこと、感じたこと、思ったことを綴っていこうと思います。

宮城の神社巡り

2023-11-26 22:44:00 | 神社・仏閣巡り
先週は一泊二日で宮城への旅。
宮城県へ行くのは、初めてでした。
◎別宮拝殿
 ご祭神 鹽土老翁神(しおつちおぢのかみ)

◎左右宮拝殿
 ご祭神 左宮 武甕槌神
     右宮 経津主神

◎志波彦神社(しわひこじんじゃ)
 ご祭神 志波彦神
◎境内社
 神明社
 八幡社
 住吉社
 稲荷社
◎境内外の末社
 御釜神社
 牛石藤鞭社
 曲木神社

境内に二社が鎮座する鹽竈神社

鹽竈神社の正式名称は、志波彦神社・鹽竈神社です。境内に二社が祀られていて、この二社をあわせて「鹽竈神社」と呼ばれています(以下、分けて表記)。鹽竈神社の総本社です。

志波彦神社は『縁起式』に陸奥国百社の名神大社としての記述が残る朝廷の尊信を受けていた由緒ある神社で、志波彦神は土地神です。宮城郡岩切村(現・仙台市岩切)の冠川畔に鎮座、鹽竈神社へは明治7年(1874)に遷祀されました。志波とは物のシワ、端(はし)を指しています。大和朝廷の勢力が東北へ広がっていった端にあったことからいつしか志波彦神と呼ばれるようになったと考えられています。

三柱を祀る鹽竈神社の別宮と左右宮

鹽竈神社は東北鎮護・陸奥国の一宮で、鹿島神宮(武甕槌神)と香取神宮(経津主神)と関係の深い神社です。唐門をくぐると正面に左右宮、右手に別宮(特別の意)があります。
三本殿二拝殿という珍しい配置で、鹽土老翁神を祀る別宮→左右宮の左宮(武甕槌神)→左右宮の右宮(経津主神)の参拝が正式な順番だそうです。
別宮は海上鎮護として松島湾を背にしていて、海難を背負っていただけるようにとの意味があり、東北鎮護の神様を祀る左右宮は東北の方角に背を向けて鎮座しています。確か鹿島神宮の本殿は、敵を向かい撃つ、監視するということで東北を向いていました。考え方が面白いですね。
鹽竈神社は、平泉の藤原氏、伊沢氏、そして仙台藩の初代当主伊達氏の崇敬が厚く、歴代藩主は大神主を務めました。

人々に製塩法を教えた鹽土老翁神

由緒では、東北制定のために武甕槌神と経津主神の道案内役をつとめたのが鹽土老翁神で、役割を終えた武甕槌神と経津主神が帰った後もこの地にとどまり、人々に製塩法を教えたとあります。そして当時使われていた塩釜を見ることができるのが御釜神社です。

◎御釜神社(おかまじんじゃ)
 ご祭神 鹽土老翁神

御釜神社は、鹽竈神社から10分ほどの場所、境内外にあります。神社には神様が塩作りに使われたという四口の鉄釜が奉安されています。この神釜は常に海水が満たされており、決して干上がることがありません。

神釜は神様が宿られている場所ですが、100円で拝観可能、撮影が不可でした。添乗員さんの話によると、東日本大震災の数日前から水の色が変わり、話題になっていたそうです。地震を知らせていたのでしょうか。昔から世の異変を知らせる不思議な現象は、今も起きているのですね。


毎年7月4日から6日にかけて塩づくりの神事が行われています。

鹽竈神社のおすすめポイント

1.運気を向上させてくれる場所
ご祭神は潮流をつかさどる神でもあります。塩は浄化作用があるといいますから、溜まった悪い気を追い払ってくれるといわれています。

2.七曲坂(ななまがりざか)

唐門より少し手前の左手に七曲坂という曲がりくねった坂道があります。最古の参道といわれていて、鹽土老翁神も通られた神聖な道。曲がるごとに心身に溜まった邪気が浄化されていくといわれています。今回は時間が足りなくて、少し降りた場所の写真を撮りました。

3.絶景が見えるスポット
志波彦神社からの景色は絶景。千賀の浦と呼ばれる塩釜港が見渡せます。


4.甑炉型 鋳銭釜
(こしきろがた いせんがま)

鹽竈神社博物館の手前にあります。
お金を作るために鉄や銅を溶かす釜です。享保11年(1726)に幕府より領内産の銅のみを鋳造することを許可され、当時石巻にあった鋳銭場で実際に使用されていたものです。

駆け足で回ったので、見逃してしまった場所がまだありそうですが、見どころたくさん。毎年7月の海の日に行われる「塩竈みなと祭」は日本三大船祭りの一つといわれています。お祭りの時季にも来てみたいなと思いました。

続きます。


酒列磯前神社

2023-11-19 19:19:00 | 神社・仏閣巡り
御岩神社の次は酒列磯前神社へ。
こちらも回顧録です。
 ご祭神 少彦名命
 配 神 大名持命

◎境内社



酒列磯前神社は、大洗磯前神社と兄弟神社です。併せて参拝することをおすすめしていて、それは由来に関係しています。

平安時代に編纂された歴史書である「文徳天皇実録」によれば斉衡三年(856年)12月29日に常陸国鹿島郡大洗の海岸に御祭神大名持命・少彦名命が御降臨になり、塩焼きの一人に神がかりして、「我は大奈母知、少比古奈命なり。昔此の国を造り訖へて、去りて東海に往きけり。今民を済わんが為、亦帰り来たれり」(現代意訳:私は大名持、少彦名命である。日本の国を造り終えてから東の海に去ったが、いま再び民衆を救うために帰ってきた。)と託宣され、当社「酒列磯前神社」が現在のひたちなか市磯崎町に創建され、また同時期に現在の東茨城郡大洗町には「大洗磯前神社」が創建されました。
少彦名命が酒列磯前神社の主祭神に、大名持命は大洗磯前神社の主祭神としてお祀りされるに至りました。
御創建の由緒からもわかるように酒列磯前神社と大洗磯前神社は二社で一つの兄弟神社となっております。(酒列磯前神社のHPより抜粋)


高額当選続出?
宝くじにご利益あり!


境内には説明書きが並ぶ場所があり、読んでみるとお祓いした宝くじ売り場から、高額当選続出中とあります😳。


「幸運の亀の石像」というのもあります。宝くじの高額当選を果たした方が奉納されたもので、参拝して亀の石像に触るとご利益があると人気だそう。
説明書きには、金運のお守りもおすすめしています。ご利益がある=宝くじが当たるかも!?
と思ったら、やりたくなるのが人情というもの(笑)。もちろん、やりました😁。

海の見える鳥居。海が見渡せる景色のいい場所です。

左に見える丘が赤く染まっています。

これはコキアだそうです。少し前にニュースで取り上げられていたネモフィラの丘なんですって。

酒列磯前神社は、第一の鳥居をくぐってから、長い樹叢がアーチのようになっていて風情があります。

今度は大洗磯前神社と一緒に参拝したいと思います。

続 常陸国 御岩神社

2023-11-18 12:21:00 | 神社・仏閣巡り
かびれ神宮から頂上までは、20分くらいと聞いていました。

ツアーでは時間が決まっているので、私のような気持ちだけあって体力がない人は「皆さんに迷惑をかけないように」だけがいつも心配になります。実際に大幅に遅れてギリギリだったことが過去にあったからです😅。

今回も予定されている時間から逆算して、微妙な感じだったのですが、やはり気持ちが優勢になりました。体の調子がよかったのもありました。

御神域のパワーなのか、気持ちのよさはあっても疲れを感じません。


先頭を歩くガイドさんのリズムも関係しているのかもしれないなと思いました。

細かいことは忘れてしまいましたが、古い時代の地層が剥き出しになっている場所だったと思います。


小さな祠の後ろの石の柱が「光の柱」です。こんなに小さい岩から宇宙へ向かって光が放たれているというのは、不思議😳。


頂上から見える景色。

頂上には、大きな岩があるのですが皆さん登っているので私も登ってみました。


岩の上から見た景色。右下の青い服を着た方もガイドさんみたいです。赤い岩は見つけられませんでした💦。
ここで、時間が気になったのでひとりで先に下山を始めました。
★薩都神社中宮(さとじんじゃちゅうぐう)
ご祭神 立速日男命

★稲荷総社
ご祭神が不明ですが、狛狐さんならぬ、惠比須さまと大黒様というのが珍しい。

御岩神社に祀られている神様は188柱。全国のほぼすべての神様が祀られているといわれています。パワースポット、光の柱も立ってしまうだろうなと思いませんか?神様も柱と数えるし。鳥居をくぐったらご神域というのもわかります。とにかく一度参拝することをおすすめしたくなりました。☺️

◎四方山話


下山しているときに、気がつくと後ろに女性がいて下までご一緒しました。一人で来ていたそうで、気がつくとそばにいて、とてもかわいい人☺️。話がはずんで楽しかった。

そして、別れ際に写真の珈琲をいただきました。彼女はさっき写真に写っていた青い服を着たガイドさんにいただいたものを分けてくださったのでした。お互い名乗りあうことはしなかったけれど、「またどこかでお会いできるといいですね」と私がいうと、「また会えると思います」と。私は神様だと思いました(笑)。突然現れたガイドさんもサプライズだったし。
添乗員さんも、ガイドさんに会ったのは10年以上ぶりと言ってました。😳
神様のお計いかな?☺️

最後は道の駅で買った「みかん大福」。

こちらはツアーのお土産の大福。
どちらも同じお店のものですが、めちゃ美味しかった😆💕。



常陸国 御岩神社

2023-11-12 23:32:00 | 神社・仏閣巡り
少し前のお話です。
秋晴れの10月21日、久しぶりのツアーに参加してきました。向かった先は、御岩神社。

アポロ14号の宇宙飛行士、エドガー・ミッチェル氏が「日本のある場所から宇宙へ向かって光の柱が立っていた」と語ったことから、一躍パワースポットとして有名になった神社です。

大鳥居

愛宕神社
三本杉
楼門

かびれ神宮への入口?

撮った写真を後から見ていて気がつきました。私たちが通ったルートは拝殿左側の横道を入ったところからでした。



この場所はパワースポットらしいです。
下調べせずに行ってしまい、軽く流してしまいました💦。
 ご祭神
 国常立尊
 大国主命
 伊邪那岐命
 伊邪那美命 ほか22柱

御岩山には全部で188柱の神様が祀られています。神社の創建時期は不明ですが、『常陸国風土記』(761年)にも記述が残る古代から信仰の聖地で、縄文晩期の祭祀遺跡も発掘されています。

秘仏の大日如来像が拝顔できる秋の回向祭

御岩神社は、大日如来と阿弥陀如来を祀る神仏習合の色合いも強く残る神社で、ちょうど10月21日、22日は春と秋の年に二回開催される「大祭壇 回向祭」にあたり、秘仏の大日如来像のご開帳でした。宗派に関係なく、すべての霊魂を冥福に導いてくださる、神様仏様、ご先祖様に守護していただける全国でも珍しい回向祭です。

天には宇宙、両側には美しい景色が描かれています。

斎神社の『御岩山雲龍図』。
★斎神社
 ご祭神
 天御中主神
 高皇産霊神
 神皇産霊神
 八衢比古神(やちまたひこのかみ)
 八衢比賣神(やちまたひめのかみ)

ガイドさんとかびれ神宮へ

「今日はガイドさんは
いらっしゃらないのですか」
「ガイドさんはいないんですよ」
御岩神社に着く前にバスの中で聞いたツアー参加の方と添乗員さんとのやりとり。

神社に着いてから入り口付近で御朱印の受け付に並び、周りが混雑してくると、手際よくパンフレットを配っていただいたり、列の整理や案内をテキパキこなす方が現れました。登山の格好をしているから神社の方ではなさそうだし、何回も登っている世話好きな方?氏子さん?などと想像を巡らせていたら、ガイドさんでした😳。

あれ?今日はガイドさんいないってさっき言ってたのに…。登山用の杖を借りて集合場所で登る前の注意点を聞き、簡単なストレッチをしてから登山道の入り口へ。

「ここからいよいよ、御神域です」
そういうと、ガイドさんがリュックの中からおもむろに取り出したのは、大きな法螺貝!😳
「ブォーン、ブォーン」
とても素敵な音が山に響き渡りました。

法螺貝を持っているということは、山伏さん?
法螺貝は邪気を払い、浄化する意味があります。一発できれいな音を出すのはむずかしいと聞いていたので、神様に許されている方なのだなと思いました。

「神聖な場所へ立ち入らせていただくことへの敬意を持って参拝してください」
ガイドさんからは、畏怖の念が伝わってきて、軽い気持ちで入ってはいけない場所なのだと改めて気持ちを引き締めました。

ガイドさんが祝詞を上げた後に、皆で二礼二拍手一礼をして足を踏み入れました。
「これはイノシシですね。夜行性なので、餌をあさりにきた跡です。」
しばらくすると、道の両側には土を掘り起こしたような場所が何箇所もありました。

神秘的な山道を少しずつ登ります。
森林浴の効果なのか、とても気持ちのいい場所です。この日はなぜか体が軽くて、かびれ神宮までは意外と楽に登ることができました。
写真の場所は、白亜紀とカンブリア紀の地層が残る、とても貴重な場所なんだそうです。
かびれ神宮に到着。

★かびれ神宮
 ご祭神
 天照大神
 邇邇芸命
 立速日男命


金龍さんがいるといわれているご神木。
しばらくゆっくりしてから、記念撮影をして頂上を目指しました。

続きます。




文化の日に〜穴八幡宮へ〜

2023-11-04 09:30:00 | 神社・仏閣巡り
昨日はいつものように出勤。
仕事をしているとサクサクはかどって、これは午前中で目処がつくのでは?と思った途端、「穴八幡宮」が浮かびました。

先週の研修前後から体調不良が続いていて、直前まで早く帰って寝たいと思っていたのですが、なぜか足は穴八幡宮へ向かっていました(笑)。


いつものように門をくぐり、ご挨拶。

手水舎で手を洗って、

布袋様をなでなで。

久しぶりの参拝でした。
お参りを済ませた後、立ち去り難くて体力もなかったので、しばらく拝殿の中で長椅子に座っていました。すると、神職様が3人やってきて椅子の近くで御勤め?が始まったのです😳。

大きな太鼓の音が体に響きます。
あれ? お祓い?
と思ったら、簡略した大祓祝詞の奏上が始まったので、私もわかる部分は一緒に唱えました。
その後、神職様たちは長く続く階段を上って御勤めをされていました。
見える位置まで移動して見ていると、中段にあった神楽鈴?を持って私たちの前に下りてきて、鈴祓いをしてくださるではありませんか!タイミング良すぎです😆💕。
その後しばらくして御勤めは終わりましたが、最後の太鼓の音もずばーっときました。重低音が体に響きました。

何度か参拝していますが、初めての体験でした。帰り道にふと体が軽いなと思ったら、だるさが消えてることに気がつきました。
よくないものを祓ってくださるために呼んでくださったのではないかと思えた出来事でした。

橿原神宮の遙拝所。
以前、こちらで橿原神宮の参拝祈願したことを思い出します。今年の4月に叶ったので御礼をさせていだだきました。

狛犬さん、眩しすぎる😆

今回、鳩笛をお頒ちいただきました。
左は先日日枝神社から来たキツネさん。

空もきれいでした。