僕は自分のライヴは必ず
毎回録音して聴きます。
最近はYoutube用に動画も
ほとんどのライヴを撮影して
います。
自分の演奏のどこがマズかったのか
確認、改善が1番の目的ですが、
それよりも自分の演奏を聴くのが
好きなのです。
とんでもない失敗をすることも
ありますが、勿論そこは次回
同じ失敗をしないように改善策を
考えますし、うまくいった演奏は
他のどんなアーティストの演奏
よりも夢中になって聴きます。
まあ、すぐに飽きますが。
他の方はどうなんでしょう?
自分の演奏を聴くのを
好きじゃない人は,
そもそも人前で演奏したいと
思わないんじゃないかと
思うのですが、そうとも限らない
ようです。
以前の音楽仲間の何人かの
人は自分の演奏の録音は
聴きたくないという人も
いました。
ナルシストの僕は
一昨日のLiveももちろん録画
しました。
最近ちょっと機材の調子が悪く
どうやら唯一のエフェクターの
リバーブBossRV-6が原因らしい
ことが直前のスタジオで発覚し
急遽、演者仲間にBossDD-2を
お借りして演奏しました。
一昨日の動画
基本的にはソロの部分にしか
リバーブはかけないのですが、
ニュアンスの違いがわかって
頂けるでしょうか?
2年前の演奏。
リバーブはBossRV-6、
プリアンプはAMT SS11Aの
2号機を使用。
AMT SS11も初期型と現行型で
音が違いこの2号機(現行型)の方が
音が好みなのだがジャックが壊れて
現在は1号機の初期型を代用中です。
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昨日の続きです。
日本に帰ってきて絵画を
見るようになったか?
なりませんでした。
絵画は良いもんだな。
と思っておしまい。
その後、絵画に、ハマりまくって
パリまで絵を見に行くのですが
その話は音楽に関連が無さすぎるので
またネタに困ったときにでも
書きます。
子供の頃から自分の創作物を人に
見てもらいたかった。
音楽と出会うまでは、漫画家に
なりたかった。
でも絵が上手かったわけでもなく
絵を習ったこともなく、練習する
わけでもなかた。
どうしたら漫画家になれるかなんて
考えもしなかった。
ただ画用紙に鉛筆で漫画を描いて
それを糊でとじて、自作のコミックス
を何冊か作った。
今でもオリジナル曲しかライヴで演奏
しないのも、こうやってブログを
書いているのも自分の創作物を人に
知ってほしいからだ。
だから、小説でも、漫画でも、音楽でも
絵画でも表現方法はどれでも
良かったんだと思う。
たまたま音楽が一番最初にそれなりの
技術と知識を習得できたから今でも
続いているんだろう。
ある時、BSの番組でBob Rossという画家
の30分で1枚の絵画を仕上げる番組を
弟に教えてもらった。
日本語のナレーションが、秀逸で
なんとなく引き込まれる。
これならなんか自分にも描けそうだ。
テレビでは油絵なんだけど、水彩絵の具で
いいや。
筆も近所の文房具屋で適当に買ってきた。
テレビのマネをして書いてみると、
それなりに描ける。
面白くなって何枚か書いていたんだけど、
人に見せられる絵かというと、そうではない。
それもそうだ。
音楽を演奏するにもいろいろな基本が
必要で、それを子供の頃から積み重ねて
きた。
僕は人に自分の創作物を見て
もらいたいのだ。
だから自分で絵を書いて楽しかった
だけでは満足できないのです。
絵が描ける人は沢山いる。
歌を歌うのと同じように基本的には
誰でも出来る。
そんな中で人に見せられる絵を描くには、
デッサンや、光の当たり方など、いろんな
基礎トレーニングが必要だ。
それを、僕が音楽に費やしてきた時間
以上に訓練を積み重ねてきた人達が、
人に見せられる絵をかいているのだ。
そもそも僕は子供の頃から物事のコツを
つかむのが物凄く遅い。
人の何倍も練習しないと上手くならない。
でも今、自分がやるべきことは、音楽だ。
音楽の創作であり、
音楽を演奏する為のトレーニングだ。
当時は会社員だったので、仕事に
1日の大半の時間を取られ
その余ったわずかな時間で
音楽をやっていたのに、
のんきに絵なんか描いてる場合か?
音楽にも、自分は演奏は全くしない、
でも聴くのは大好きだという人はいる。
野球もバスケットボールも
大好きだけど自分でやってみたい
とは全く思わない。
出来る気がしない。
だから絵画も見るだけでいい。
見るの専門、見る専でいい。
でも自分で少しやってみて
これは、どうやって描いている
のかなど、仕組みがわかって、
その後ドハマりする、絵画鑑賞を
より楽しむ基本にはなった。
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絵が好きというと大抵の人から
絵を描くのが好きだと思われる
のだけれど、描くのはまるで、
ダメで見る専門です。
というのも以前お話した、僕は
子供の頃から何をやらせてもコツを
つかむのにものすごく時間がかかる
タイプだったので、絵ももちろん
上手くない。
絵に興味を持ったのは社会人になってから
のことで、最初のきっかけは、会社員時代に
社員旅行で行ったハワイのホノルル美術館
で見た数枚の印象派の絵でした。
誰の絵だったかは、忘れてしまったけど
単純に綺麗な絵だなと思ったのです。
というのも、社員旅行だったので別に
ハワイに行きたかったわけではなかった
けれど、俺はいずれ世界で活動する
ミュージシャンになるんだから、
1度も海外に行ったことがないのは
マズイだろうと思って参加したので、
ハワイで行きたいところも、
やりたいことも何もなかった。
他の人たちはスカイダイビングに行ったり
パラセイリングに行ったりしたんだけど
僕にとっては勿論、
「冗談じゃない、ハワイまで来て
何でわざわざ金払って困難に
挑まなきゃいかんのだ、修行か?」
という具合で、行くとこもないし
どうしたものかと思っていたところ
ホノルル美術館というのがあると知って
行ってみようと思った。
バスで行くので海外で
バス初チャレンジだ。
ハワイのバスは日本のように
車内アナウンスなどないので
降りたい場所が近づいたら客がヒモ
をひくとStop requestedと表示されて、
停留所に止まる仕組みだ。
場所がわからなかったので運転手に
ホノルル美術館に行きたいことを
告げるとしばらく行ったところで
ここで降りろと言われてバスを降りた。
はて美術館はどこだ?
見当たらない。
少し歩いてもみつからないので、
その辺の人に美術館はどこか聞いたら
歩いてきた方向を指して
「1ブロック戻ってそこから
バスに乗れ」
え?降りちゃダメだった?
あの運転手め!
と思ったけど多分、僕の英語が
通じて無かったんだろう。
今度は車窓に眼を凝らして見ていたけど
そもそも美術館が進行方向に対して
右側なのか左側なのかもわかってない
ので、キョロキョロしながら見たが
見当たらない。
随分進んだところで、
再度運転手に
ホノルル美術館へ行きたいと告げると
2ブロックBeforeと言われた。
行き過ぎた。
バスを降りて少し戻ったところに
美術館はあった。
小じんまりとした美術館で、
宗教画や静物画など、年代別に
数部屋に分かれていた。
その中の1部屋の風景画の部屋に
眼が止まった。
綺麗な絵だな。
今、考えると多分、モネか、
ルノワールの絵だったと思う。
今まで絵画の良さなどサッパリ
分からなかったけど、その時
初めて絵が良いなと思った。
もちろん日本でそれまで、
美術館なんぞ1度も行ったことも
なかった。
それがきっかけで、音楽以外
の芸術では、初めて絵画に
興味がわいた。
つづく
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世の中には、何をやってもすぐ
上手くなる人。
何をやっても下手な人。
子供の頃から明確にそれは
あったと思う。
走るのが速い子。
走るのが遅い子。
こんなもの運みたいな
もんで、たまたま足が速く
生れてきた、たまたま足が
遅く生まれてきただけのもん
だと思っていた。
どう努力すれば、どう直せば
少しは速くなるなんて、
アドバイスは誰も教えてくれな
かった。
もちろん学校でも。
得意なスポーツは1つもなかった。
先日書いたように子供向け番組に
夢中だったので、野球は見ていなかった
のでルールもあんまり知らなかったし
相撲なんてお爺さんが見るもんだと
思っていた。
運動会の徒競走でたった5人で走っても
1度も1等を取ったことはないし、
(1度もビリもないのだが…。)
町内子供相撲大会なんてイベントでは
いつも1回も勝ったことがない。
しかも小学校5年から中学2年まで
腎炎で入院した為その間、全ての
スポーツが禁止になった。
元々得意でも好きでもなかった
ので、僕には苦痛ではなかったけど。
スポーツの話ばかりだけど、じゃ
勉強はというとこれまた、普通。
クラスで1番になるようなこともなく
かと言って、テストで0点をとるよう
なこともない。
こんなナイナイづくしだった僕の
人生を変えたのはこの約4年近い
入院生活だ。
それまで特に興味のなかった音楽に
目覚めて、スポーツ厳禁の病院内で
フォークギターが大流行。
借り物のギターで少し練習したら
すぐ弾けるようになった。
でも実はこれには、
よく思い起こしてみると
ちゃんと理由があって、養護学校の
合宿のキャンプファイヤーで出し物
をすることになり、全く弾いたことが
ないのに「俺ギター弾きます」って
言ってしまったので、担任の先生が
同僚のギターが得意な先生に頼んで、
基本を教えてもらった。
その後、その先生は僕と友達のたった
2人のギター部の顧問になってくれて、
ほぼ、つきっきりでギターを
教えてくれた。
このレッスンは中学1年から病院を
退院する中学2年の終わりまで
約2年続いた。
そして今まで何一つ得意なものが
なかった僕に唯一の得意なものが
できた。
プロになろう。
この時はどうやってプロになったら
いいか思いつかなかった。
ある雑誌で読んだ。
元風 大久保一久 薬剤師の免許を持つ
免許を持ったミュージシャン!
これはカッコいい、俺もこれになろう。
で、実際に薬剤師になった。
でもこの時は忘れていたのだ。
この時だけじゃない、最近まで
忘れていた。
自分は子供の頃から何でもすぐ
上手くなるヤツではなく、
何をやっても下手なヤツだった
ことを!
ギターも何もせずにすぐ
弾けたのではなく顧問の
先生がつきっきりで
教えてくれたから弾けるように
なったのだ。
薬剤師をやりながらミュージシャン
をやるなんてことは、元々器用で
何でもすぐ上手くなるヤツの
やることだ。
元々不器用だった僕は1つのこと
だけに専念すべきだったの
ではないか?
最近、そんなことを思ったりするが
そんな後悔したところで何も
変わらない。
そんな暇があったらもっと
練習しろ。
自分に言い聞かせる。
今でも自分の動画を観ると
右手のストロークは、顧問の
先生が教えてくれたそのまんま
のフォームだ。
この曲は自分に対するエールの曲です。
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