僕はリハをやる時もLIVEをやる時
も常に自分のプレイを録音している。
自分のプレイを聴くのが結構好きだと
いうのが最大の理由だけど、そこから現在
の問題点、改善すべき点が見えてくる。
そもそも自分で聴いて最高だと思え
ないものを人に聴いてもらうなんて失礼
な話ではあるが、実際100%満足出来る
状態になるまで待っていたら一生LIVE
なんて出来なくなってしまうのも事実だ。
今出来るベストを尽くしみんなの党が
いうところのアジェンダを1つ1つ解決
していくしかない。
もう何年来のアジェンダはギターサウンド
だ。
最近はLIVE会場にあるMarshallを借りる
ことが多いのだが先月のLIVEでは久々に
自分のMarshallを使った。
ところが以前から薄々気付いてはいたが、
パワー菅が想像以上に劣化していて自宅で
鳴らす分には充分と思っていたが、ステージ
に置いて鳴らしてみたらおそろしく音が小さい。
そこで小さいながら出せるだけ音量を上げて
あとはPAで出してもらってモニターで返して
もらうことにした。
去年のメイプルホールの録音を聴いて
音が気に入らなかったので今回は復活
させた白のストラトを使ったのが裏目に
出た。
ストラトに搭載しているDuncanSSL-4
はシングルコイルにしてはパワーがあるが
その分ノイズも大きくそのせいか判らない
が物凄いハウリング。
それも困ったもんだが現在メインで使って
いるTUBEMAN、名前はTUBEMANだが
どうも歪みがトランジスタっぽくてシングルコイル
ピックアップではそれがもろに出てなんとも
やせ細った音になってしまった。
以前使っていたDIGITECHのプリアンプは
こういうことはなくディストーションサウンドは
気に入っていたのだがプリアンプとコントローラーの
2つが必要で運搬が大変だし、もう一つ
の大問題としてスタジオリハでは大丈夫なのに
LIVEで大音量で鳴らすとクリーントーンが完全
にクリーンにならず歪んでしまう。
これは僕の使っているのが50WMarshall
だからかと思い120Wの5150に買い換えた
ことがあったがやっぱり同じで結局手放して
もとのMarshallに戻した。
理想はRitchieのボリュームを上げると
音量は上がらないのに歪みだけが上がり
ボリュームを下げると綺麗なクリーンに
なるあのサウンドなんだけど、実際にまね
しようとしてもクリーンが綺麗だとボリューム
を上げても歪みが足りないし充分歪ませると
ボリュームを下げてもクリーンにならない。
あのRitchieのサウンドはまさにMagicだ。
ギターサウンドは不思議なもので本当に
良いギターはちょっとショボいアンプでも
そこそこ良い音がする。
でもギターがそこそこだとアンプや機材
の方が良くないとなかなか良い音が出せない。
つまりギターを機材で補う必要があるのだ。
Marshallの真空管はもう限界を超えている
ので交換しなければいけないのは確実だが、
その次に代えるべきはやはりギターか?
それともプリアンプか?
いずれにしても金がかかる・・・。
この前、白のストラトの修理で資金を
使ってしまったばかり・・・。
この修理、余計だったか?
アジェンダは山積みだ。
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