Insanity&Genius SATOSHIのBlog続編
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先週日曜日クラブチッタでY&Tを
観てきた。

 今回の来日直前に癌で闘病中だった、
ベーシストのフィル・ケネモアが他界
するという悲報の中の来日だったが、
バンドはサポートのベーシストと
ともに素晴らしい演奏だった。

 僕は正直なところそんなに、Y&T
に詳しいわけではなく、フィルの闘病
のニュースを聞くまではデイブ・
メニケッティのギターと歌が素晴らしい
好きな曲が沢山あるバンドというぐらい
の認識でしかなかった。

 デイブはソロでMenikettiとY&T
の両方をやっているが僕にはその違い
があまり判ってなかった。

 Y&Tでもほとんどの曲をデイブが
一人で書いているのだとばかり思っていた。

 昨年発売されたFacemelterのクレジット
をみると、デイブと同数の全14曲中の共作
を合わせると10曲にフィル・ケネモアの
クレジットがあった。

 オープニングのこれぞY&Tという
ナンバーOnWithTheShowはフィル一人の
クレジットだ。

 過去の名曲もクレジットがY&Tと
なっているものやフィルのクレジットが
入っているものが多数ある。

 ドラムとサイドギターは何度か交代
しているがフィルとデイブの2人は
Y&Tには必ず在籍していた。

 Y&Tとはフィルとデイブだったのだ。

フィルは旅立ってしまったが、音楽は
永遠に残る。

 ショーはそのフィルのOnWithTheShow
で幕をあけた。

 デイブの歌はもちろん変わらず
素晴らしい。
 WhiteSnakeに誘われたことが
あるそうだが、ファンである僕から
みても、カヴァーデールよりも
メニケッティのVocalの方が
圧倒的に素晴らしい。

なのにギタリストとして誘われた
んだそうだ。

 しかもカヴァさんはライヴに
なるとスタジオの2割減だが、
メニケッティは2割増しだ。

 そんなスゴイ歌が歌えるのに
泣きまくりのギター。
 今回もトレードマークの
塗装のはげたレスポールの
極上のサウンドでこれでもか、
言わんばかりにギターを弾きまくる。

 まさに人間国宝。

盟友フィルを失ったことは、
デイヴにとっては大きな悲しみ
だったと思うがサポートベーシスト
のアグレッシヴなプレイもあり
ショーはフィル不在を感じさせない
クオリティーのうちに終わった。

 昨年も書いたが人間に寿命が
ある以上どんな素晴らしいバンド
もいつかは終わる。

 それが少しでも先のことで
あってくれればいいと思う。

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