Insanity&Genius SATOSHIのBlog続編
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先日の記事で、かぐや姫は2ndアルバムが早くも
ライヴ盤であることを書いたが世の中、上には上が
いるというか、こんなバンドはこのバンドしか
聞いたことがないデビューアルバムがライヴ盤
のBadgerだ。

Yesを脱退したTony Kayeが作ったバンドだが
脱退したとはいえYesとの関係は悪くなかった
ようで、脱退したバンドの前座としてBadger
はYesと一緒にツアーをしていた。

そしてYesは後にYesSongsとして発売する
為のライヴレコーディングをしていた。

そこでまだデビューアルバムを発表していない
Badger、Yesの録音機材を借りて一緒に
ライヴを録音した。

これでデビューアルバムのレコーディング
費用を格安に済ませたらしい。

Yesとのつながりはジャケットは
ロジャーディーンの絵を使い
バンドのロゴがなければ
どう見てもYesのアルバム。

そして内容はデビューアルバムとは
思えない高い演奏力にほとんどの曲が
7分前後の大作6曲、しかも
どの曲も十分に練られたクオリティーの
高い楽曲。

ところが良かったのはここまで。

作曲のクレジットは5曲目以外
はバンド名義のBadgerとなっているが
VocalはGuitarのBrian Parrishと
BassのDave Fosterの2人が
担当することからも歌詞、歌メロなど
作曲の中心をになっていたのが
この2人であったことは、
容易に想像できる。

この2人が1stリリース後、
そろって脱退。

後任には既にソロデビューしていた
シンガーソングライターを加入させ
曲も全てそのシンガーソングライター
が書いた。

当然ながら音楽性は大きく変わり
ロジャーディーンのジャケットの
イメージの音楽を求めたファンには
大ブーイングで、2ndのWhiteLady
リリース後Badgerはあえなく解散。

今では知る人ぞ知るデビュー盤が
ライヴ盤の変わり種バンドに
なってしまったが、
それでもこの1stアルバム
OneLiveBadgerは40年たっても
なお色あせない。





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