いっぽ自然整体院

いっぽ自然整体院のブログ。千葉市中央区新田町にて再開院しました。

何故か急に痛くなくなったオスグット

2009年04月24日 | オスグット、成長痛、セーバー病
剣道道場に通う小学生5年の女の子。
はじめは左の膝下のオスグットで来院。
かなりの重症で少し触る、動かすので痛む。
3回目ころに徐々に動かせるようになってくるも、
今度はさらに右膝下も痛みが出てきた。
いずれの膝もかなりの重症に関わらず、
道場の練習は試合などもあって、稽古をあまり休めない。
できれば、良くなるまでは稽古を休んでと指導するが、
本人の意思なので仕方ない。
1ヶ月間10回ほどの施術をするも
改善の度合いはなかなか進んではいかなかった。

以降、風邪や行事などで施術の機会も減っていたものの、
症状はだいぶ改善はしてとはいえ、痛みはまだまだある。
剣道の稽古もその間、しっかり参加してもいる。

ところが
前回から1ヶ月ほどしてようやく来院したら痛みが無い。
話を聞くと、ここ1ヶ月、道場の稽古内容で
型稽古が増えて身体が楽になったと言う。
そのせいか、ここ1ヶ月は痛みは無かったらしい。
稽古の負担量が、身体の回復力を今までは上回っていた
といえる。
稽古の負担が減り、今度は回復力がそれを上回れば
当然良くなってゆく。
それだけの事だったのかも知れない。

これまで施術によりたくさんのオスグットを改善してきたのですが、
あらためて施術さえ受ければ良くなるという考えは、
私もそうだが、患者自身にも認識してもらわないと
良い結果を得る可能性を下げてしまう。

練習を休むことで、レギュラーからはずされるなどの不安が
いろんなスポーツでもあるわけだけど、
長く痛みを我慢すればそれだけ回復に時間もかかる。
早く治せば当然早く回復する。
その点を本人、さらにチームの指導者の方も
認識してご指導いただければと思う。

オスグットで来院する子に聞くと、
その子以外にも怪我をしていながら頑張っている子が
結構多い様子です。
練習内容や練習量、また指導の仕方など
怪我が多いなら何か問題があるということを
指導者の方は見直してみていただきたい。
その場合、怪我は本人の責任だけではありません。
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