変な常識

最近のＴＶで１００歳以上の長生きしている方の
アンケート調査で
卵を一日２個食べている方が多いといっていた。
かつては１個までしか食べてはいけないと言っていたのに

風邪をひいたらお風呂はだめというのを
風呂にはいっていいといいはじめたのも最近です。

経験や科学的データーに基づいて、
かつての常識が訂正されるのはよくあることです。
ところが、訂正、変更されるまでは
それが正しいとみんなが思っている。

かつて地球が回転しているといったガリレオの考えは
誰も信じなかったし、
中世ヨーロッパの魔女狩りも
間違った常識、情報がまかり通っていた結果。

日本でも戦争をあおるマスコミの情報に
国民は乗せられていたともいえます。

そういった間違った常識も
「違うんじゃないか？」という意識を
多くの人が感じることで
やがては正されてゆくものです。

ところが、
政治家の政務活動費って
みんなが「おかしいだろう。」と思っているのに
いまだに架空請求とか不正請求疑惑が
度々ニュースで報じられている。

これは政治家が変える気がないからといってもいい。
地方議会議員のそれや、
国会議員の文書通信交通滞在費をあわせると
政務活動費的な使途不明に使われる税金は膨大です。
それが実際は国民のためでなく、
私的に使われているかもしれないのに
非公開という今の常識を変えようとしない。

国民はそれを明確にするべきと考えるのは当然ですが
政治家にとっては収入が減るということなのか
この常識を変えようと行動する人は少ない。
言い換えれば、
国民がそういう政治家を選挙で選んでいる結果でもある。

ニュースで疑惑を報じられ
心で「おかしい」と思うだけではなく、
選挙ではそういった政治家を選ばないという
投票行動をするのが常識になってほしい。