おや? なんだろう? おもしろいね~ と自然に笑顔になり、楽しんで取り組みたいですね。 まさしくそれは彩りですね!!

卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

マーケティング研究 他社事例 その237 「3400件超の特許を保有」 ~包む技術で世界攻略~

2018-10-03 12:21:46 | ビジネス
マーケティング研究 他社事例 その237 「3400件超の特許を保有」 ~包む技術で世界攻略~


クイズです!

チーズ入りハンバーグと小籠包、クリーム大福、これらの食品には1つの共通点があります。

それは何でしょう?

わかりますか?

答えは、具材を生地で包むことです。

この作業を自動化する「包あん機」で国内シェア9割を誇るのがレオン自動機という会社です。

強さの秘密は年150~200種類のレシピを生み出す研究室にあります。

約20台の包あん機に加え、業務用のオーブンや蒸し器などがずらりと並び、約60人の担当者が新しい味を追求しているのです。

海外の人が迷わないようにと宇都宮市の日光街道沿いに構えた本社敷地内の研究室には、新たなヒット商品を生み出そうと、国内外から年700社以上の食品メーカーが視察に訪れています。

創業者で和菓子職人だった林虎彦名誉会長が包あん機を発明したのは1961年でした。

粘り気があり、こねると物性が変わる生地を機械で扱うのは不可能とされていましたが、林氏は社名の由来にもなった「レオロジー(流動学)」を独学で習得し、生地を傷めずにあんを自動で包む手法を編み出したのです。

現在、同社が持つ特許は世界で3400件以上にも上がります。

「まんじゅうと同じ構造の食べ物は世界中にあるはず」

林氏は創業当時から海外に目を向けて、商圏を拡大してきました。

まず最初に目を付けたのは、ドイツ伝統のコロッケ「クノーデン」向けなど、欧州市場を開拓したのです。

90年代には台湾に進出し、名物の月餅やパイナップルケーキの製造現場を一変させたのでした。

今では海外売上比率が35%に達しています。

株価は昨年1年間で約2倍に高騰しました。

業績拡大の原動力は中国や東南アジアです。

人件費の高騰を受け、食品工場の機械化が急ピッチで進んでいるからです。

2017年のアジアの売上高は前年比5割増になりました。

2014年に組織を改編し、営業担当者を3倍に増やした戦略が奏功した結果です。

7月にはIOTで包あん機の稼働状況を把握し、生産計画などを助言するサービスを本格開始しました。

次に何を包むのか、さらなる成長の為には食生活を彩る新たなレシピを発見し続ける必要があるのでしょうね。


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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 





現在、経済産業省では「経営改善計画策定支援事業」を行っており、金融支援を必要とする企業の経営改善計画書を策定する際の費用の2/3補助があり、上限は200万円です。

また、「早期経営改善計画策定支援事業」は、同様に策定する際の費用の2/3補助があり、上限は20万円です。

こちらの「早期経営改善計画策定支援制度」は金融支援を要しないものですので、容易に取得しやすいのが特徴です。

メリットとして、金融機関との信頼関係を構築する為の制度としては有用です。

なぜなら、経営内容を開示する事、計画進捗のモニタリングを金融機関に報告する事は、金融機関が企業を評価する際に「事業性の評価」をしやすくなります。

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