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マーケティング研究 他社事例 775 「お手本もコロナ禍には勝てず」 ~民泊も壊滅的~

2021-03-22 16:09:12 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 775 「お手本もコロナ禍には勝てず」 ~民泊も壊滅的~


国の調査によれば、全国の空き家の数は846万戸(2018年)との事です。

自治体比較で最も多いのは約4万9000戸の東京都世田谷区で、大田区、鹿児島市が続きます。

鹿児島市は約4万7000戸で、ワースト3位で都内2区の人口や住宅の数などを考えれば、鹿児島市(人口は2020年で59万4000人)が3位に入っていることが、いかに深刻か分かります。

その背景は、平成の大合併言えば、納得が高いのかもしれません。

鹿児島市は2004年11月、吉田、桜島町など周辺5町と合併し面積は約2倍になり人口も膨らみました。

しかし鹿児島市に飲み込まれた周辺町から順番に人口移動が起き、皮肉にも結果として空き家がたまってのです。

対策が進んでいるなら気持ちも多少は和らぎますが、市街地では昨今のカネ余りの流れも手伝いマンション建設が進んでいます。

これは半ば目くらましの役割を果たし「行政の対応は先送りばかりか、真剣さが足りない」と住民には映ります。

全国ではこの数年、業態を深刻に受け止め、まずは売買を仲介する「空き家バンク」の事業を進めるところが出始めましたが、鹿児島市は対応を見送ったままとなっています。

いたずらに時だけが過ぎているという状態です。

家計の潤い度合いは別にして、つかの間の好景気を保って来た日本経済ですが、国や自治体をはじめ、ここ最近の「先方事例」「好例」「おすすめ」「伝家の宝刀」「奇策」など、つい最近までもてはやされてきた対応が一気に陳腐化し、まるで身動きが取れなくなる地方の姿は決して想像に難くありません。

地方にとっての≪負動産≫は私的な空き家に留まりません。

老いる公共施設の問題もあります。

≪負動産≫を使うという道はあるのでしょうか?

一昔前には日本再生の起爆剤と言われたシェアリングエコノミーの代表格で会った【民泊】はもはや壊滅的ともいえる状況と言えます。



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成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 
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