財務の状況を確認するB/Sの分析、収益の状況を確認するP/Lの分析をみてきました。
通常、中小企業の場合この財務諸表は備えている事が多いのですが、キャッシュフロー(C/F)計算書となると用意していない会社の方が圧倒的に多いと思います。
経営者もキャッシュフローの見方が良くわからないというのが本音ではないでしょうか?
プラス表記とマイナス表記が混在しているし、何の事を示しているのかを一目で把握するには少し学習が必要となります。
今回ご説明差し上げている、経営改善計画書上ではこのキャッシュフロー計算書も重要な財務諸表となります。
なぜなら、売上・利益が仮に2倍、3倍になったからと言ってもキャッシュインが2倍、3倍にはならないと言う事からも理解いただけると思います。
まずは資金繰りにひっ迫しているから、もしくはひっ迫しそうだから、改善計画書が必要となるのです。
どれだけのキャッシュを持ち、あるいは残し、経営をしているかという事を把握しなければなりません。
それを把握するにはキャッシュフローを把握する必要があります。
実態B/SとP/Lを把握し、修正が入っている状況であれば、このキャッシュフローにも影響が出ます。
それらをしっかりと押さえておきたいと思います。
なんといっても借入金の返済をリスケジュールしていただく前提に立てば、キャッシュフローベースでの計画が必要となります。
考慮すべき要素は、減価償却費、税金支払い、設備投資、運転資本となります。
キャッシュフロー指標の中でよく言われるのが、EBITDAです。(発音はイービットディーエー)
概念として、営業キャッシュフローに近く、金融機関交渉で一般的に使用されます。
※営業キャッシュフローは、企業本来の営業活動により獲得したキャッシュフローの事を言います。
営業キャッシュフローは一般的に間接法で導かれます。
間接法は、損益計算書の税引き前利益に調整を加えて計算されます。
営業キャッシュフローはプラスであることが基本です。
本業でしっかりとキャッシュを稼ぐことが出来るかどうかは、企業を評価する上で非常に重要だからです。
これがマイナスになると、事業継続のために借金を増やしたり、十分な設備投資ができないなどの影響がでてきます。
会計ソフトを導入している会社はキャッシュフロー計算書をボタンひとつで出力する事が出来ます。
まずは出力し、どのような項目があるか眺めてみましょう。
その際、数字のプラスやマイナスは気にせずに見て下さい。
営業キャッシュフローは企業本来の営業活動により獲得したキャッシュフローの事を言います。
EBITDAの内訳は 経常利益 + 支払利息 + 減価償却費 となります。
この数字は、B/SとP/Lの各諸表から導き出す事が可能です。
そして比較的容易に企業の借入金返済能力を把握する事が出来ます。
フリーキャッシュフローとは、企業本来の営業活動により獲得したキャッシュフロー(営業キャッシュフロー)から、現事業維持のために投資にまわしたキャッシュフローを差し引いたものです。
フリーキャッシュフローは、企業が事業活動から獲得したキャッシュのうち自由に使うことができるキャッシュの事です。
そういった意味からも企業がどのくらいの返済能力を示しているとも言えますよね。
借入金の枠は各企業毎にあると思います。それらを道き出す為のベースになっているのはもうご説明しなくてもご理解いただけると思います。
次回から、B/S改善の具体的な検討に入っていきますね。よろしくお願いします。
通常、中小企業の場合この財務諸表は備えている事が多いのですが、キャッシュフロー(C/F)計算書となると用意していない会社の方が圧倒的に多いと思います。
経営者もキャッシュフローの見方が良くわからないというのが本音ではないでしょうか?
プラス表記とマイナス表記が混在しているし、何の事を示しているのかを一目で把握するには少し学習が必要となります。
今回ご説明差し上げている、経営改善計画書上ではこのキャッシュフロー計算書も重要な財務諸表となります。
なぜなら、売上・利益が仮に2倍、3倍になったからと言ってもキャッシュインが2倍、3倍にはならないと言う事からも理解いただけると思います。
まずは資金繰りにひっ迫しているから、もしくはひっ迫しそうだから、改善計画書が必要となるのです。
どれだけのキャッシュを持ち、あるいは残し、経営をしているかという事を把握しなければなりません。
それを把握するにはキャッシュフローを把握する必要があります。
実態B/SとP/Lを把握し、修正が入っている状況であれば、このキャッシュフローにも影響が出ます。
それらをしっかりと押さえておきたいと思います。
なんといっても借入金の返済をリスケジュールしていただく前提に立てば、キャッシュフローベースでの計画が必要となります。
考慮すべき要素は、減価償却費、税金支払い、設備投資、運転資本となります。
キャッシュフロー指標の中でよく言われるのが、EBITDAです。(発音はイービットディーエー)
概念として、営業キャッシュフローに近く、金融機関交渉で一般的に使用されます。
※営業キャッシュフローは、企業本来の営業活動により獲得したキャッシュフローの事を言います。
営業キャッシュフローは一般的に間接法で導かれます。
間接法は、損益計算書の税引き前利益に調整を加えて計算されます。
営業キャッシュフローはプラスであることが基本です。
本業でしっかりとキャッシュを稼ぐことが出来るかどうかは、企業を評価する上で非常に重要だからです。
これがマイナスになると、事業継続のために借金を増やしたり、十分な設備投資ができないなどの影響がでてきます。
会計ソフトを導入している会社はキャッシュフロー計算書をボタンひとつで出力する事が出来ます。
まずは出力し、どのような項目があるか眺めてみましょう。
その際、数字のプラスやマイナスは気にせずに見て下さい。
営業キャッシュフローは企業本来の営業活動により獲得したキャッシュフローの事を言います。
EBITDAの内訳は 経常利益 + 支払利息 + 減価償却費 となります。
この数字は、B/SとP/Lの各諸表から導き出す事が可能です。
そして比較的容易に企業の借入金返済能力を把握する事が出来ます。
フリーキャッシュフローとは、企業本来の営業活動により獲得したキャッシュフロー(営業キャッシュフロー)から、現事業維持のために投資にまわしたキャッシュフローを差し引いたものです。
フリーキャッシュフローは、企業が事業活動から獲得したキャッシュのうち自由に使うことができるキャッシュの事です。
そういった意味からも企業がどのくらいの返済能力を示しているとも言えますよね。
借入金の枠は各企業毎にあると思います。それらを道き出す為のベースになっているのはもうご説明しなくてもご理解いただけると思います。
次回から、B/S改善の具体的な検討に入っていきますね。よろしくお願いします。
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