おや? なんだろう? おもしろいね~ と自然に笑顔になり、楽しんで取り組みたいですね。 まさしくそれは彩りですね!!

卓越性の探究者、波田野が皆さんに販売戦略・営業手法についてや、コミュニケーションについて思う事をお届けします。

マーケティング研究 他社事例 563 「社債に特化したファンド」 ~銀行も参画し始めました~

2020-05-24 15:22:22 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 563 「社債に特化したファンド」 ~銀行も参画し始めました~


ベンチャーキャピタルの国内スタートアップ企業への投資が活況です。

一般財団法人ベンチャーエンタープライズセンターによれば、2019年1月~9月累計で1601億円と、2018年の年間投資額を既に上回りました。

2019年は5年連続で前年実績を上回り、年間で2000億円の突破も視野に入っています。

投資額の水準は2008年のリーマンショック以降で最も高くなる見込みです。

旺盛な資金需要に応えようと、動き出したのが、あおぞら銀行です。

2019年11月に20億円を出資してファンドを設立し、同ファンドは、ベンチャーキャピタルが主に新株発行を引き受ける形で実行する「エクイティ投資」(株主資本への出資)をせずに、貸借対照表上で「負債」に分類される新株予約権付社債など、転換社債(CB)を引き受ける形です。

こうした形で資金を供給する基金は「デット(負債)ファンド」と呼ばれ、スタートアップ専門のデットファンドの設立は国内で初めての事でした。

もともと成長投資を優先するスタートアップ企業は損益面で赤字が続くケースが多く、銀行からの融資は期待しにくい側面があります。

ベンチャーキャピタルなどの出資を受け入れて資金を手にすることはできても、経営者側は保有株式の比率を下げたくありません。

「保有率を下げずに資金を得たい」というニーズに応えた格好になっています。

同ファンドの第一号案件として社債を発行した薬局向けの薬歴管理システムのカケハシの財務担当者は「株式希薄化の抑制は、マストではないが、ナイスな選択肢になる。デット性資金の調達はこれからも積極的に利用したい」と語ります。

同ファンドは、地方銀行にも出資を募っていて、「関心を示す地銀もある」と久保社長、投資総額100億円規模のファンドを目指したいと言います。

もっとも、世界のスタートアップ投資環境は転機を迎えています。

アメリカシェアオフィス大手「ウイーワーク」のずさんな経営が明らかになり、IPOを延期しました。

IPOをしても、公募価格を下回る株価で投資家を失望させる例が相次ぎ、投資家のスタートアップを見る目は厳しくなっています。

実際、イギリスのプレキンによると、ベンチャーキャピタルなど2019年の世界ファンド調達額は9570億円ドル(約100兆円)と、リーマンショック後の2009年以来、10年ぶりに前年実績を下回りました。

国内ベンチャーキャピタルの海外投資も2019年は低調で、このままのペースでは年ベースで2015年以来4年ぶりにマイナス成長になる公算が大きいんです。

運用難に陥れば、今後、国内スタートアップへの投資姿勢も厳しくなる可能性はあります。

投資環境が冷え込みつつある中でそろりと動き出した銀行ですが、「今更と言う感じ」、「スタートアップが過大評価され過ぎている」、「事業性評価をしっかりとしなければならない中でノウハウがどこまであるのか」などといった懐疑的な声も聞こえてきます。

厳しい環境だからこそ、銀行の取り組みにも期待がかかりますが、果たして結果はどう出るのでしょうか?しっかりと見守りたいと思います。



下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
ご興味があればご一読下さい。

経営の根幹は「人」です。働く人次第で成果が変わります。自分事で働く社員を増やし、価値観を同じくし働く事で働きがいも増します。

彩りプロジェクトでは、風土改革を軸にした「私の職場研修」、「未来を創るワークショップ研修」等、各企業の課題に合わせた研修をご提案差し上げます。ITソフトメーカー、製造メーカー、商社、小売業者、社会福祉法人、NPO法人等での研修実績があります。

研修と一言と言っても、こちらの考え方を一方的に押し付ける事はしません。実感いただき、改善課題を各自が見つけられる様な研修をカスタマイズしご提案しているのが、彩りプロジェクトの特徴です。


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マーケティング研究 他社事例 562 「Z世代3」 ~Z世代との接点づくり(ステマに頼らないように)~

2020-05-22 10:27:57 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 562 「Z世代3」 ~Z世代との接点づくり(ステマに頼らないように)~


従来のマス広告では限界があるなか、企業はどうしたらZ世代との接点を持てるのでしょうか?

ネット関連のマーケティング会社LIDDELL(リデル)は、インフルエンサーに複数のファッションブランドの中から欲しい服などを購入してもらい、好きな物だけをSNSで紹介するサービスを始めました。

福田CEOは「Z世代は宣伝などで何かを強いられることを嫌がる」と言います。

企業から収入を得るSNSでの広告と異なり、インフルエンサーは自分が欲しいものだけを紹介するためステルスマーケティングになりません。

フォロワーが専用ECサイトで商品を購入すると、インフルエンサーの収入になる仕組みを作ったのでした。

SNSでの見せ方の工夫もZ世代向け商品には必要な要素です。

化粧品メーカーのコーセーコスメポートは2019年12月にZ世代向け化粧品「FORTUNE(フォーチュン)」の販売を始めました。

2000円以下とドラッグストアで手軽に購入できる価格にし、SNSでの映りがよくなるよう艶のある使用感にこだわったと言います。

Z世代は働くことについての価値観も特徴があります。

2019年3月に慶應義塾大学を卒業した学生はフリーランスで働く事を決めたようです。

化粧品メーカーのSNS投稿の支援、休日にはアパレル店、時に原宿の観光ツアーのガイドも務めています。

情報発信力やスキルが高いZ世代はネットを駆使して自ら「稼ぐ力」を持っています。

そのような中、従来型の大量一括採用では、優秀な人材を確保することは難しくなっているといった声を聞きます。

「自分に合う、合わないを知りたいと思う学生は増えている」

そう話すのが、ビデオマッチングの満居社長です。

同社が提供を始めた就職活動向けSNSアプリでは、学生が自分の強みや志望理由を話した数分の動画をアプリ上に投稿できるようにしました。

「Z世代は文字より動画文化で、履歴書を書くより本人の人柄を伝えやすい」と満居社長は話します。

企業は、このアプリを普段の社員の様子を伝えることにも使います。

「これまでの企業宣伝に近いものではなく、動画で素の社員を紹介したことで採用での応募人数が増えたケースもあった」

Z世代の人口はまだ日本全体の10%ほどですが、新しいツールを取り入れ情報を世の中へと溶け込ませていく力は無視できないほどに大きくなっています。

「番組終了後にZ世代とミーティングをすると、突拍子もないアイデアが生まれる。大人はサービスインフラを作るのがうまいが、使い方を一番考えているのはZ世代ではないか」(超十代、平藤氏)

Z世代が社会に商品を実装させる力を持った大人と混ざり合うことで、製品やサービスの新たな価値を切り開くチャンスが生まれるかもしれませんね。


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マーケティング研究 他社事例 561 「Z世代2」 ~ミレニアル世代との比較~

2020-05-21 08:49:13 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 561 「Z世代2」 ~ミレニアル世代との比較~


※ミレニアル世代とは、世の中にインターネットが出現し始めた時代1981年以降に(~1995年)生まれた世代で、現実志向の「自己中心世代」。機能的なシンプルさ、利便性を重視し、グループへのスカウト・招待される事を好むとされています。


1990年代後半以降に生まれ、ミレニアル世代の次の時代を支える「Z世代」は、物心がついた頃からスマホが身近にあり、SNSで自分の考えを発信します。

ネット空間で多様なバッググラウンドや意見を受け入れることは当たり前です。

Z世代のインフルエンサーの一人、ロイさん(19歳)は日本人とナイジェリア人の親を持ち、中世的な身振りと手ぶりがロイさんの個性で、「女の子のファンからはよく友達になって、と言われる」と笑います。

2018年2月にTikTokでの投稿を始め、現在は52万人以上のフォロワーを抱えています。

大学では社会学を専攻していますが、2019年7月に音楽配信アプリで楽曲を配信するなど、活躍の場を広げつつあります。

「中性的な感じだけど男性。そういう自分の存在がいることで、多様性が分かってもらえるのではないか。やりたいことは沢山ある」

人種や性別、職業を軽やかに超えるロイさんを支持する高校生は少なくありません。

Z世代を読み解くキーワードとなるのは「拡散力」です。

自分が好きかどうかを重視する世代だけに、規模にかかわらず、参加するメンバー間での信頼関係や関係性が極めて濃密な「好きな部屋」が無数に漂っています。

「フォロワー数を一気に伸ばしたいとか思ったことはありません」

こう語るのは、フリーのモデルとして活動する、よこせさくらさんです。

クリエーターや写真のディレクションなどの仕事もしており、2019年4月にはイラストレーターと手を組み、有楽町マルイで個展を開催しました。

「芸能事務所に所属することも選択肢としてあったけれど、制約があるなかで仕事をしたくなかった」と話します。

インスタグラムのフォロワー数は約1万人と前述の2人と比べて多いわけではありませんが、芸術家のようなファッションの雰囲気が同性から人気を集めています。

「私の好きなものを共感するフォロワーと、継続して関係をつくることが自分にとっては大切」と言います。

これまで3人の事例で見て来たZ世代ですが、ミレニアル世代とどんな違いがあるのでしょうか?

ミレニアル世代は主に1981年から1995年前後まで生まれです。

この世代はインターネットサービスなど技術の進展を自分の目で見て来ました。

同世代の中間年齢の1988年生まれ」の人を例にあげると、生まれた時にはテレビゲームがあり、小学生の時に「ウィンドウズ95」が発売となり、高校生の時に携帯電話で絵文字付きのメールでやりとりし、大学生の時にiPhone発売の衝撃を経験したのではないでしょうか?

ミレニアル世代の特徴は自分の成長期にインターネットが誕生し、ミクシィやツイッターなどのSNSの広がりを体験した事です。

そのため、自分が所属するコミュニティーにとどまらず、デジタル空間を使って人脈を広げることを社会人になって意識している人が多いと言えます。

一方、Z世代は1990年代後半以降に生まれた層を指します。

小さい頃からスマホが身近にあった「スマホネーティブ」です。

部屋で動画を楽しむというより、様々な動画コンテンツを、世代や価値観の近い仲間と共有することを重視する傾向にあります。

あふれる情報の取捨選択能力が他の世代に比べて高く、「結果として集中力がミレニアル世代より短い」と言います。

インスタグラムなど大量の写真や動画が流れるSNSは、その閲覧履歴からAIがユーザーの興味や関心を分析して提案する機能を備えています。

そのため、特定の分野に関心があるユーザーが集まりがちです。

そのなかで、幅広い人脈を形成するミレニアル世代に対して、Z世代は好きなものが似通った集団同士で爆発的に盛り上がっていく事が出来ます。

そうした小集団が無数のクラスターとして存在するため、ミレニアル世代よりも趣味嗜好に多様性があります。

緩やかで広い人間関係を持つミレニアル世代と異なり、Z世代では自分がいる「好きな部屋」以外の情報は入りづらいようです。

しかし、「Z世代の先端のデジタルサービスを使った価値観がほかの世代へと徐々に波及する可能性は高く、Z世代から生まれた情報を企業はキャッチアップする必要がある」と言います。

企業が考えなければならないのが、どのようにZ世代の消費を取り込むかです。

嗜好や興味が細分化されているだけに、マス広告でアピールすることは難しいと言えます。

さらに、「Z世代は何をおススメするにも身近な『自分ごと』でなければ関心をもたない」と超十代・平藤社長は言います。

(続く)



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マーケティング研究 他社事例 560 「Z世代1」 ~スマホネーティブの力~

2020-05-20 08:23:20 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 560 「Z世代1」 ~スマホネーティブの力~


※Z世代とは、1990年代後半以降に生まれ、初めて触った携帯端末はスマートフォン。SNS(交流サイト)をはじめとしたデジタル空間からの情報を取捨選択する能力が高く自分が興味・関心のあるコミュニティーを大切にしています。環境配慮など社会に対する意識が強く、多様性に富む。


東京・渋谷にある「SHIBUYA109」の8階に、人気モデル、藤田ニコルさんのグッズやタピオカ飲料の販売店の横に、教室ほどの大きさの白いタイル張りのスタジオが設けられています。

夕方になるとスタジオには10代に人気のあるモデルらが集まり、ライブ動画配信サービス「LINEライブ」の番組を撮影しています。

動画上には次々と「××ちゃんかわいい」などリアルタイムでのコメントが付いて行きます。

10代向けサービスを展開する超10代(渋谷区)と、SHIBUYA109エンタテイメント(大田区)が10代を中心とした若者層、いわゆる「Z世代」向けに視聴者や観覧車が参加できるコンテンツを制作しようと2019年11月にオープンしたスタジオです。

スタジオの横を店舗にもできるため、番組中に紹介したファッションアイテムをその場で販売することも可能です。

スタジオで観覧する若者たちは片手にスマートフォンを握り、収録の様子をSNS(交流サイト)で投稿しても構わないんです。

動画は写真共有サイト「インスタグラム」やツイッターを通じ、次々と拡散されていきます。

このスタジオに集まった出演者の多くは、SNSが生んだ「インフルエンサー」と呼ばれる人たちです。

その中の一人がひかりんちょさん(16歳)です。

ひかりんちょさんは「カリスマ女子高生」とも呼ばれ、インスタグラムや短編動画投稿サイト「TikTok」の総フォロワー数は100万人を超えました。

ツイッターのフォロワー数は13万人以上と、有名モデルの冨永愛さんなどと同じレベルにあります。

当初は芸能事務所に所属していたわけではなく、有名なオーディションを勝ち抜いたわけではありません。

SNS上で「かわいい」「言動が面白い」などと中高生の間で火が付いたのです。

人気を活用しようと、東北新社は「映画ひつじのショーンUFOフィーバー!」のPRをひかりんちょさんに依頼しました。

「マス広告では10代への訴求が難しく、インフルエンサーが必要」(東北新社)

Z世代向け商品を扱う企業に加え、その親、祖父母世代への訴求にもZ世代は欠かせません。

ダイハツ工業は孫から祖父母世代に安全運転をアピールするため、ひかりんちょさんらZ世代の人気インフルエンサーを広告へ起用し、2019年6月~7月に東京・原宿でイベントを開催しました。

ひかりんちょさんの人気は「太ったらだめなん生きにくい世の中」など、自分の意見をはっきりと言うところにあります。

彼女のファンという女子高校生(17)は「批判とかを気にしない、彼女のいう事が好き」と話します。

ひかりんちょさんは2019年11月にはKADOKAWAから自伝を出版しました。

その中で、いじめに遭い学校に通えなくなったことや、動画投稿を始めた経緯などを告白しました。

時にSNS上で心無いコメントが付き、アンチもいますが、「全く気にしない。私は私だから」と彼女は言い切ります。

(続き)


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マーケティング研究 他社事例 559 「企業買収の成否4」 ~勝算を見極めて高難度に挑む!?~

2020-05-19 10:16:24 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 559 「企業買収の成否4」 ~勝算を見極めて高難度に挑む!?~


どうリスクを分析し、手を打つか?

M&A巧者として知られる日清紡ホールディングスの例を見て見ましょう。

「1円とはいえ買収して大丈夫か。本当に立て直せるのか。やめた方がい」と昨年、同社の取締役会が紛糾した案件があります。

傘下の長野日本無線を通じて、富士通系の電子部品メーカー、FDKの事業買収を諮った時の事でした。

対象は車の電動化に欠かせないコイル製品など電子事業を手掛けるNJコンポーネント(中野区)という会社でした。

従業員数が183人と多く、失敗した場合のダメージは大きいとし、検討が長引いたのでした。

赤字を立て直す何度も高いモノがありました。

まずFDKの一部門として運営されていた事業を切り出すので、ITや管理部門のシステムを1億円近くかけて日清紡仕様に作り直す必要がありました。

買収時に最大の資産である技術者が流出してしまわないかという懸念もありました。

しかし村上社長が「モビリティーは我々の重点分野。かつ成長領域だからやってみる価値はある」と社外取締役らを説得、買収に踏み切ったのでした。

勝算はあったようです。

強みとなる基幹部品はNJコンポーネントはトランス(変圧器)、長野日本無線はフィルターコイルと異なり、顧客にお互いの製品を売り込めると考えました。

しかしそれでも、「1円で買ってもそのままではペイしない」とFDKにNJコンポーネントの資本金として約3億円、それとは別に今後の運転資金も一定額拠出してもらうことを買収条件にしました。

買収したのが昨年7月とまだ間もないため、その成否を論じるのはまだ早いですが、転籍した人員は1人もやめていないですし、FDK時代は傍流扱いだったため、「新規プロジェクトは取って来るな、何もしなくていい」と言われ、出張禁止にされていた従業員たちは、新しい環境でやる気も出ていると言います。

長野日本無線にとってもメリットがありました。

コイルなど電動車に欠かせない部品を作ろうにも、技術者を中心に人のリソースが足りず、引き合いが来ても受注を辞退することすらありましたが、NJコンポーネントの人員で補強することが可能になった為に受注する事が出来るようになりました。

「3年目にNJコンポーネントを黒字化させる」と西原社長は鼻息が荒いようです。

身の丈にあったリスクかを勘案し、条件交渉を含め財務への悪影響を最小化し、買収した企業が立ち直る要素と相乗効果を慎重に見極める事。

1円買収といえども、成功させる条件は通常のM&Aと同じです。

違うのは、1円で買ったがゆえにショックも喜びも倍増するところかもしれません。



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