あげてもらった磯は底物の磯らしいのですが、初めての磯の上足場が狭く動けない
うっかりすると道具どころか自分が落ちかねない、細長い足場平均70センチ幅位の所。
座るのも横向きしかできない、偉い所にあげられたなと後悔さきにたたず?
グレ釣り大会に来て底物をしたいといった罰かな、仕方がないので、まずは、エサの赤貝を
袋から取り出して少しずつ割っていくのだが、それもまとめておけない、仕掛けをする前に
この撒き餌を左記に撒いておくことにした。
それから仕掛けを苦労してセット、竿掛けのピトンが打てるようなところが無いが、せめて
竿尻をくくっておくための、ハーケンだけでもと岩の隙間に打ち込んだ、それにロープで
エサ入れや、水汲みバケツ、もつなぎ、イシダイ竿も尻手ロープで固定した。
潮はどちらかというと磯にゆっくりと当たってきている、底物師のいう当たり潮であるから
ゆうことはない良い潮である、狭い足場で苦労して割った赤貝をたっぷりと撒き餌して
第1投・仕掛けは、がま石のH5,4にリールはアブの10,000C、道糸はゴーセンのテクロンを
120m巻いてある、ハリス、ワイヤーの38番ハリは、がま磯の16号にセズレワイヤーを
長い目のヒトヒロ取った、エサは赤貝のむき身を4から5個の連珠。
竿を振り込むのに頭の上に振りかざすことができない崖っプチ、仕方がないので横からの
投入、えらい所にあげられたなとこんなところにあげた渡船の浜崎氏に帰ったら文句言わな
ければ気が済まんと考えながらも,2投,3投、やりにくい足場に注意しながら小1時間も
打ち返していた時に、穂先がゆっくりとおじぎをしたと、思った一瞬、一気に海中に竿が
突っ込んだ、あまりの突っ込みに竿を落としそうになったが何とかふんばって持ちこたえた、
これが昼からだったら、ズート手持ちで気持ちが入ってなく、だらけていたであろうから竿を
落としていたかもしれない、まだ朝一で気が入っていたからだ、手元に伝わってくる重量感と
右手の岩肌にへばりつくように底へ底へと引っ張っていく、リールのギアは十分に締め付けて
あるつもりだが、その糸が滑り気味になっている、こいつはでかいなーと腕に力が入る。
でもなんだかこいつは石鯛と違うようでクエのようにずっしりとした重みである。
先手は取られたが・・・・
(魚拓は拓正会、前川奈津子氏)