石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

今年の初蜜

2020年09月16日 | 日本ミツバチ
この夏の暑さで、巣落ちしてしまった一群。丸太の巣箱でしたが、ハチたちの勢いが無くなり急遽蜜を取ることになりました。
少しだけ・・・蜜層をいただきました。このまま、残ったハチミツとミツバチで保てるかなと思っていたら見事に翌日には逃げられてしまっていた!!

裏山の雑木林の草刈りもそっちのけで『蜜回収』作業。前日の垂れた蜜にはオオスズメバチも数匹来ています。時間がたてばスズメバチの数も増え回収不能になります。

西洋ミツバチと違い1年に1回ほどしか採蜜出来ないので貴重なハチミツです。手早く丸太を抱え(蜜が少ないから軽い)スズメバチから逃れて用意したボールにザクザク巣を切り取ります。
何とも言えない蜜の甘い香り、濃くて独特の味。ミツバチってスゴイ!
この後は袋状フィルターに巣を入れて、自然に垂れてくる蜜のみを集めます。ちょっとしたタイミングで採蜜するハチミツの色はまちまち、これもまた不思議。まだこれから成虫になる予定の蛹も巣には沢山います。潰さないように・・・また、孵ることが出来なかった幼虫の命にも「ありがとう、ハチミツは感謝していただきます」という気持ちを忘れずに。

この先、あと2回は採蜜作業があるかな。来年へつなげるために人間は欲張ってはいけないのがお約束です。

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