石坂ファームハウスの『都会の田舎をおすそ分け』

多摩丘陵の自然豊かな里山から、その恵みを大切にした農家の暮らしをお伝えします

ミツロウラップ

2020年09月18日 | 日本ミツバチ
ブルーベリーの摘み採りに来たお客様に教えていただいた「ミツロウラップ」の存在。気になっていましたが、ようやく制作することが出来ました!
ハチの巣は採蜜したあとはエサの少ない冬の時期のミツバチのエサとしてストック。あとは巣を煮て溶かし、ゴミなどを漉してミツロウを作ります。花粉の混入具合で黄色さが異なるみたい。まったく不思議な固形物が出来上がるのです。
この固形物とアイロンとクッキングシートと布を用意します。ミツロウは熱で溶けるので、クッキングシートは大きめに。更に新聞紙もアイロン台の上に敷きます。
クッキングシートの上に布を載せてナイフで適当に削ってから、更にクッキングシートで挟みます。アイロンを当てるとミツロウが溶けだし布に染みていくのが見えます。染み足りないところはまたミツロウを削り足して全体にミツロウが行き渡ったらOK。そっと剥がして乾燥させます。結構、簡単なのが嬉しい。保湿・抗菌効果もあるようです。軽く水洗いして、何度も使用します。レンジでは使用できませんが、残り野菜を包んで冷蔵庫へ・・・も。永久的なものではないですが、使い勝手あり。

ホホバオイルなど布に柔らかさを持たせるためにオイルを使う作り方もありますが、今回はミツロウのみ。器に載せて手で温めて形作り、使用してみるとラップをふわっと載せている感じ。ちょっとの時間・ちょっとの食材なのにラップをかけてそれをゴミにするのはなんだかな・・・なんて日頃感じていたので、これまた嬉しいアイテム。

我が家の日本ミツバチのミツロウラップ講習会を開催予定です。ミツロウハンドクリームも手作りして使っていますがこれまた良いのです。是非知って使ってほしい!冬場の必須アイテムです。ミツバチのいる生活も4年、ハチミツだけでなく色々楽しませてもらえ感謝の自然の恵みです。
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