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映画『東京家族』について

写経 46. 『大岡信詩集 自選』 岩波書店

2013年10月24日 | 写経(笑)

 
 “こゑふるはせてきみはうたつた
  唇を発(た)つと こゑは素直に風と鳥に化合した”


 “冬の光はそのやうにして
  土の皮膜をつかむ弧となり
  コトバはそのやうにして
  手足に液をゆきわたらす流体となる”


 “たとへば雲に翔ぶ鳥の
  わかれては逢ふ
  空の道
  かな”




      『大岡信詩集 自選』 「春 少女に」「悲歌と祝禱」「草府にて」から


 


 





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