ファイナル進出にかなり厳しい状況になってきた岡山リベッツ。残り試合に勝ち続けるしかありません。
アウェーの連戦になる1試合目、沖縄アリーナでの首位、琉球アスティーダとの対戦でした。世界選手権代表の張本智和と吉村真晴の2人を擁する相手に何としても食らいつき勝利を収めたいですね。
この試合の両チームのベンチ入りメンバーは以下の通りです。
【琉球】 |
吉村 真晴 |
吉村 和弘 |
張本智和 |
木造 勇人 |
有延 大夢 |
濱田 一輝 |
【岡山】 |
郝帥 |
田添 響 |
丹羽 孝希 |
森薗 政崇 |
小野寺 翔平 |
張本と吉村兄をどこで使って来るか? それに対するリベッツのオーダーが注目されました。
琉球 岡山
第1マッチ 張本智和・木造勇人-田添響・森薗政崇
第2マッチ 張本智和 - 小野寺翔平
第3マッチ 吉村真晴 - 丹羽孝希
第4マッチ 吉村和弘 - 郝帥
いつものようにダブルスの成否がポイントになるのは間違いない試合でした。シングルスでは丹羽と郝帥に委ねることになりそうです。何とか相手にポイントを与えずに勝ち切りたいところでした。
今季、ストレート勝ちがなく、ビクトリーマッチになれば郝帥が必ず勝つので、フルゲームでの負けもないリベッツ。それが現在の順位に大きく影響しているのは間違いありません。常に際どい試合を郝の勝負強さに助けられて拾ってきた今季。何とか全員の力を結集して勝ちたいところですね。
琉球 2-3 岡山
◇第1マッチ(ダブルス3ゲームマッチ)
張本智和・木造勇人 2-0 田添響・森薗政崇
第1ゲーム:11-06
第2ゲーム:11-10
◇第2マッチ(シングルス5ゲームマッチ)
張本智和 3-1 小野寺翔平
第1ゲーム:11-05
第2ゲーム:05-11
第3ゲーム:11-04
第4ゲーム:11-05
◇第3マッチ(シングルス5ゲームマッチ)
吉村真晴 2-3 丹羽孝希
第1ゲーム:11-08
第2ゲーム:04-11
第3ゲーム:11-05
第4ゲーム:02-11
第5ゲーム:09-11
◇第4マッチ(シングルス5ゲームマッチ)
吉村和弘 2-3 郝帥
第1ゲーム:11-06
第2ゲーム:04-11
第3ゲーム:07-11
第4ゲーム:11-05
第5ゲーム:07-11
◇第5マッチ(シングルス1ゲームマッチ)
濱田一輝 0-1 郝帥
第1ゲーム:09-11
🏓「0-2」からの逆転劇で何とか勝点「3」を奪取しました。丹羽は第5ゲームを「7-9」から4点を連取しての逆転。ビクトリーマッチの郝は「1-8」からの大逆転。試合も各マッチもギリギリの攻防を何とか拾って際どく勝つ。リベッツらしい試合展開ですがこれを続けておれば、中々上昇気流に乗れません。
ただ、絶体絶命の危機からよみがえったことを考えたら、この勝利が今季の今後を左右することになるのを願う気持ちも確かにあります。
ここまで、17試合を消化して9勝8敗のリベッツですが、首位の琉球、2位の東京と勝敗数では同一です。勝点差が「8」開いてしまったのは、琉球にフルゲーム負けが7試合あったり、東京にストレート勝ちが3試合あったりの勝ち方、負け方の巧拙により開いたことに由縁します。残り試合は4つ。全てにストレート勝ちした場合の勝点上積みが「16」、ストレート勝ちできなかった時に積み上げる勝点は「12」。その間に琉球、東京が勝点を積んでしまえば更に条件が厳しくなります。まさに剣が峰、徳俵に足が一本かかった状況です。ひっくり返せるかどうかは各選手の火事場の馬鹿力しかなさそうです。頑張ってもらいたいですね。
明日の木下マイスター東京戦ですが、何とかつてリベッツにも在籍した台湾の絶対エース、林昀儒がベンチ入りしています。現在世界ランキング8位、東京五輪混合ダブルス銅メダリストの参戦には衝撃を禁じ得ません。益々、厳しい戦いを強いられますが、直接対決を一番残しているKM東京戦には何としても勝たないといけません。
正念場の戦いが続きます。乗り越えないと頂点は見えません。