試合を振り返っての木山監督のコメントを確認します。
木山隆之監督
非常に悪天候の中ですけども、たくさんの方に来ていただいて、背中を押していただきました。感謝申し上げます。
試合に関して言うと、結果的にはもう完敗だったかなと思います。セットプレーで3失点。後半1点返しましたけど、2点差のゲームなので、完敗かなと。
セットプレーはなかなか止めるのが難しいボールだったような気もします。3点目のコーナー(キック)に関しては、少し自分たちにずれがあったかなと思います。ただ、そこに至るまでの過程でいうと、彼ら(横浜FC)の勢いをもろに受けてしまって、それをわれわれが勢いで押し返せない中で、自陣でセットプレーを与えてしまっているので、そこはもう負けかなというふうに思います。
ただ、選手たちにも話しましたけど、その大部分は僕のミスだと思うんです。人選のミスだと思います。今日に関してはピッチの状況、雨の状況も含めて、どれぐらい水がたまっていくだろうかっていうことを、ちょっと読み切れなかった。もう少しパワーのある選手をスタメンに置くべきだったかなというふうに反省しています。また切り替えて頑張りたいと思います。
――試合前はどういった戦いを想定していた?
ピッチがある程度できる状況であれば、普段通りです。ホームのゲームなので、相手コートに自分たちがプレスで押し込む、もしくは自分たちがボールを持って入っていく(試合を想定していた)。
(雨で)相当ピッチの状況が気になってて、全員スタンバイさせてたので、メンバー提出できるギリギリまで差し替えるようにしていた。ただ、その時点では、そこまで水がたまってないと。だからそこまでボールを蹴る必要がない、というジャッジで出したんですけども。ここまでたまるとは思わなかった。
あとは連戦のことも含めて、少しけが人も多いんで、人のローテーションとかも含めて、まだ万全じゃない選手も当然いますし、その中でいろんなことをトータルして、今日のスタート、あとベンチの7人を選んでいきました。
でも結果的には、正直、もう少しバトルに負けないパワーのある選手を1~2人、最初からピッチに置いた方が良かったかなと思います。当然、最初に(パワーのある選手を)置くと、後にはそうじゃない選手が入ってくるんですけども。そこまで僕の(天気予報)は当たらないんで。ちょっと申し訳ないけど、今日は僕のミスだと思います。
――(3アシスト)横浜FCの福森選手について。
警戒してました。セットプレーを与えないのが一番ですけど、横浜FCさんの戦い方とか、いろんなことを考えた時に多少は出ると。(なので)できるだけ深い位置でやられないようにしたい、っていう思いがあった。でも、もう狙ったところにピンポイントで蹴られるので、ラインを本当にパーフェクトに合わせる、もしくはボールになんとか触る。しかし、触ったとしてもラインギリギリまで保って、下がったらゴールの方に飛ばしてしまう可能性もあります。何とかしたかったなっていう思いはありますけど、何ともなりませんでした。
――試合終了後には選手にはどう声をかけた?
もう僕のミスだから、切り替えてやろうと。ただ、僕のミスなんだけど、ピッチに出て、バトルで勝てなかったり、局面で負けたところ。そこは自分自身、反省をしてほしいし、局面で負けたとしても、チームとして、もう少しできることもあったんじゃないかと。そこはやっぱり自分たちにベクトルを向けなきゃいけない。負けるときは必ず来るんで、負けた後のリアクションが大事だと思うんで、次取り返そうっていう話をしました。
引用:ファジゲートより
監督は自分のミスだと強調していましたが、水の浮いたピッチ状態の中でボールを繋ぐサッカーが上手く行くとは思えないので、選手の中にも戸惑いがあったのだと思います。
普段ピッチ状態の良いCスタであっても、あれだけの雨が降り続けばいつものような進め方はできません。ホームである以上、相手に主導権を渡してはいけないのですが、それができなかった。ロングホール主体の空中戦もできるメンバーですから、違う戦術を最初から採用する勇気が少し足りなかったのかも知れません。
雨でバックスタンドが霞むほどの悪条件。それに勝てなかったのが、この試合だったと感じます。
この試合を写真で振り返ります。
残念な結果ではありますが、結果オーライで首位のままでした。四国の2クラブには感謝です。
昇格争いの相手に負けることは2倍のダメージなのですが、それを乗り越えないと未来は開けません。
中3日で次節はやって来ます。ベガルタ仙台に逆転勝ちして勢いを増す愛媛FCと対戦します。相性の非常に良くない相手とのアウェーゲーム。天気予報も雨模様なので、何が起きるか予測できない試合になりそうです。必ず勝って帰ってきてほしいものです。
詳しい試合の振り返りは後程書きたいと思っています。よろしくお願い申し上げます。
では、次節はニンスタでお会いしましょう。久々のニンスタです。楽しみたいと思います。