バレーボールのVリーグを運営するジャパンバレーボールリーグ(JVL)が本日、今秋からスタートする新リーグ「SVリーグ」への参加資格となるクラブライセンスの第2回判定結果を発表しました。継続審議となっていた男子のヴォレアス北海道、クボタスピアーズ大阪の2チーム、女子のKUROBEアクアフェアリーズ、群馬グリーンウイングスの2チームへの新規交付を決定しました。
その上で、24-25年シーズンのリーグ編成を男子10チーム、女子14チームで行うことが決まりました。
男子はSVリーグのライセンスを交付されたチームが奇数になったためクボタスピアーズ大阪は新Vリーグからのスタートになりました。
SVリーグへの参加チームは以下の通りです。
【男子】
ヴォレアス北海道
東京グレートベアーズ
VC長野トライデンツ
東レアローズ静岡
ジェイテクトSTINGS愛知
ウルフドッグス名古屋
パナソニックパンサーズ(新チーム名は6月に発表)
日本製鉄堺ブレイザーズ
サントリーサンバーズ大阪
広島サンダーズ
【女子】
アランマーレ山形
デンソーエアリービーズ
Astemoリヴァーレ
群馬グリーンウイングス
埼玉上尾メディックス
NECレッドロケッツ川崎
KUROBEアクアフェアリーズ
PFUブルーキャッツ
クインシーズ刈谷
東レアローズ滋賀
大阪マーヴェラス
ヴィクトリーナ姫路
岡山シーガルズ
佐賀久光スプリングス
元々が企業チームが大半のリーグだった為、SVリーグがスタートする時点でも企業名を外せないチームも多く残りました。Jリーグなどのような企業名を完全に排除した地域密着のスタイルを貫かないと、中々地元で受け入れられないのではないかという危惧が強くあります。過去に何度も新リーグ移行を画策しながら果たせなかったバレーボール界の深い闇を感じないわけにはいきませんね。
そして、新Vリーグへの参加チームは以下の通りです。
【男子】
北海道イエロースターズ
つくばユナイテッドSun GAIA
レーヴィス栃木
埼玉アザレア
千葉ZELVA
東京ヴェルディ
富士通カワサキレッドスピリッツ
長野GaRons
アイシンティルマーレ碧南
大同特殊鋼知多レットスター
ヴィアティン三重
近畿クラブスフィーダ
クボタスピアーズ大阪
きんでんトリニティーブリッツ
兵庫Delfino
奈良ドリーマーズ
福岡ウイニングスピリッツ
大分三好ヴァイセアドラー
フラーゴラッド鹿児島
【女子】
アルテミス北海道
リガーレ仙台
東京サンビームズ
信州ブリリアントアリーズ
JAぎふリオレーナ
ブレス浜松
ヴィアティン三重
倉敷アブレイズ
広島オイラーズ
カノアラウレアーズ福岡
フォレストリーヴス熊本
かなり紆余曲折がありましたが、これで新リーグ構想が少し形になったかと思います。但し、ここから一波乱、二波乱ありそうだとは感じています。元々がプロ化に消極的な勢力が上層部に多いので、彼らは興行そのもので収益を上げてクラブを運営していくことを良しとしないと思います。協会とリーグの意見のずれをもろにかぶって、経営に苦慮するクラブが頻発するようだと、そこから経営破綻の連鎖が起こる危険性は多分にあると考えています。屋台骨がぐらついている組織に運命を託す経営基盤の脆弱なクラブはよほどしっかりとした信念とかなり綿密な経営計画を持ち合わせないと厳しくなるでしょう。
過去の失敗を繰り返した事例を見ても、JVLの組織体制がどこまで固まっているのかわからない以上、今後の不安しか存在しません。
しばらくは、じっくり見守らないといけないと思いますよ。