4月22日(土)に行われたファジアーノ岡山のホームゲーム、シティライトスタジアムでのレノファ山口FC戦を振り返ります。
4月に入る前に「4月全勝」ができたらGW前に首位に立てる目算でした。そして、ここまでの4月の5試合に全勝していれば文句なしに首位に立っていました。勝負事に「たられば」を持ち込んで良かったことはないのですが、現実には4月のこれまでは5分です。従って順位は混戦の中での12位、次節に敗れるようなことがあれば最悪19位まで下がるかも知れない窮地です。
「J2の頂」どころか、まだ登山口がどこなのかもわからない状態です。これが底なし沼「魔境J2」の奥深さ、いや恐ろしさです。抜け出す為には一気に浮上する突破力、何よりも勢いが肝心なのですが、その勢いが出ません。「1試合勝てば変わる」「次勝てば一気に駆け上る」何度も聞いたフレーズですが、その勝利から遠ざかること7試合。今季2勝目をあげたのが第4節ですから、遥かな昔に感じられます。
J2昇格初年度の2009年、8試合連続無得点など連敗に次ぐ連敗を重ねていた弱い弱いファジアーノでしたが、あの頃は「これから強くなる」という夢を見ることができました。今季は「J2優勝」「J1昇格」を至上命題にして退路を断って臨んだシーズンだけに、この6試合連続ドローという現状が当時をも下回る危機感に感じられるのも仕方ありません。
今更で大変恐縮ですが、この試合の結果とスタッツです。
⚽失点は不運なオウンゴールでした。柳が触っていなければ起こらなかった失点です。しかし、あの混戦状態ではそれを悔いても駄目なのです。それ以前にゴール前に運ばれた緩い守備に問題がありました。それに加えて、風上に立っていた前半に複数得点できなかった攻撃面での精度不足、判断力の鈍さ、何よりもゴールを奪い取ろうという貪欲な姿勢、意識の欠如が現在の停滞感を生んだ元凶だと思います。「ゴールが見えたらシュートを打つ」「シュートは必ず枠に飛ばす」 それは気持ちの部分が大きいのです。まず、攻撃は絶対にシュートで完結することでしょうね。チアゴの先制ゴールがテクニカルで見事だっただけに、その1点で終わったことが閉塞感を助長しました。
4月の残り試合は1つです。5月の反撃の起爆剤になるような勝ち方で締めくくりたいところです。
現状の順位です。
半分より下に来ています。シーズンの1/4を終えてこの位置にいるということが、危機感を強くします。J2残留が目標ではないのです。絶対にJ1昇格を果たす為のシーズンですから、昨季のような悔しさはもう要りません。
5月こそは全勝での快進撃を果たさなければなりません。
その為にも4月29日(土)のブラウブリッツ秋田戦には、何をおいても勝たないといけません。
ここで、敢えて話を逸らします。
2016年当時、私の国内未踏県は7つありました。それは、沖縄県・鹿児島県・宮崎県・新潟県・岩手県・秋田県・青森県でした。
2018年に新潟県、2019年に鹿児島県、そして2022年に岩手県を"制覇”しました。その3県ともJリーグがなければ行くことがありませんでした。そして、サッカー観戦のみの為に訪れた現地であります。そして、残る未踏県は4つになりました。FC琉球がJ2にいる間に沖縄を制覇したかったのですが、コロナなどもあって未踏のまま残したことに悔いがありますが、まあ生きている間に沖縄には行くとしておきます。宮崎県にはファジのキャンプ見学を理由に行こうとすれば可能ですが、昨年・今年ともその時期に入院した為に果たせていません。青森県に足を踏み入れるには、現在のところ大義名分がありません。近くまで行った時に足を踏み入れようと思えばできないことはありませんが、それでは足跡を残したことになりません。そこには新たな進行作戦が必要です。
出典:https://blaublitz.jp/game_management/107237
そして、地域リーグ時代、JFL時代と過去に何度も痛い目に遭わされたブラウブリッツ秋田との戦いがやって来ます。昨シーズン、最終盤で自動昇格の可能性を断たれた相手も秋田戦です。この因縁浅からぬ相手との今季の対戦を私の大義名分として、現地に乗り込む予定です。
尚、個人的思想信条によりこの旅程も全て鉄路とします。
その偏見に満ちた思想信条とは「陸路で到達可能な場所に行く為に空を飛ぶとは言語道断」というものです。「時間を金で買う」というのが自身の考えなら、その頂点にいるのは飛行機ではなく新幹線です。空旅というのは「生死をかけた決断」の上に成り立つ究極の選択であり、あくまで緊急避難です。沖縄ですら海路で行きたいというのが本音であります。そこでは金で買えない優雅な時間を得ることができます。まあ、下手こいたら飛行機より新幹線や船の方が高い場合も数知れませんが、ここは地上戦を完遂させてやってくださいね(笑)
簡単に言うと単純に飛行機が嫌いなだけです。鉄分補給が主命題ではなく、結果的に鉄分多めの遠征が増えているだけです。
それはともかくとして、それなりの犠牲を払って遠く秋田に向かう限りは、それに見合った報酬が得られなければなりません。その報酬とは『勝点3』に他ならず、それ以上でもそれ以下でもありません。
では、今季2度目というか、今月2度目の「奥の細道」ならぬ『奥の鉄道(てつみち)』に挑むとしましょう。
春爛漫 目指すは秋田か これ如何に (詠み人知らず)
何はなくとも勝ちたいね。
では、週末は秋田でお会いしましょう。てへへ!
秋田のスタジアムは、学生時代から私が慣れ親しんだ場所です。空気を味わって下さい!
人情が温かいと言う人、合わないと言う人、いろいろいますがそれはどこの土地も同じだし、私は優しい人情の土地と思います。楽しんで下さい、もちろんスタジアムグルメも!
秋田のサポ席に、絶対私の友人がいます、年間シートあるみたいなんで(笑)気を送ってやって下さい!
ちなみに、issanさんは飛行機体験は、海外や北海道、と言う感じでしょうか?
私は、札幌も岩手から10時間かけて鉄路で行ったので、もう20年乗っていません…再び乗るのは、台湾旅行の夢を叶えた時と思っています(笑)
静岡か首都圏でお会いできるといいですね。機会を楽しみにしています。
秋田も未踏の地でしたが、踏破しました(笑)
あとは勝つだけです。