会陽の開催される2月は確かに1年で最も西大寺が賑わいを見せる月でした。過去形なのは、現状がそうなのか、それがそうとも思えないからです。
西大寺駅前の装飾も年々質素になってきたように思えます。会陽から1週間経った今だからなのか、最初からこんなだったのか、会陽当日の様子を見ていないのでよく分かりません。
「お福頂戴」の祭りではありますが、寶木を獲ることが本来の目的ではありません。
五穀豊穣、家内安全、子孫繁栄を祈願する歴史的な祭りです。後祭りが終わるまでが会陽ですが、これがどうも盛り上がらないと感じているのは私だけでしょうか?
コロナ騒動で中止を余儀なくされた期間があったのも確かに痛手ではあります。しかし、この肉弾戦が感染拡大に繋がると本気で思っている人々がいたとしたら、今ではとんだお笑い種ですよね。まあ、それは別に構わないのですが、神仏に捧げる供物であるべき祭りが、COVID-19のごとき存在の真偽すら未だに判別できないものにも劣ると判断されたのだとしたら悲しさしか残りませんね。
西大寺は観音院の加護を受けて栄えた門前町です。寂れて見る影もなくなった門前の商店街を見るにつけ、何かできることはなかったのか? 変わってはいけないことは変えてはいけませんが、変わらないといけないことに躊躇していると置いて行かれます。
この街にはもっと成長できる力はないのか?
西大寺がもっと面白い街に変革していくことを期待しましょう。
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