おじさんのスポーツおたく奮戦記? 第2章:issanの諸国漫遊記!?

岡山のスポーツチーム、出身選手、岡山に関係する人々などを勝手に応援するissanの日本国内漫遊記 !?

ファジアーノ岡山 昨年度 経営状況

2020年04月26日 08時08分00秒 | サッカー



サガン鳥栖の財政状況がかなり逼迫しています。現状のコロナ禍による経済状況悪化に伴うものではなく、2019年度の収支で20億円超の赤字というのは竹原社長のおっしゃる「天文学的数字」と言えるかも知れません。普通の人なら人生の中で20億円というお金を目にすることすらないでしょうから。今季は更に新型コロナウイルス感染拡大の影響でリーグ再開の目途も立たない状況が続いており、昨年度以上の窮地に陥る恐れは多分にあります。各クラブともに財務状況が急速に悪化している中で、鳥栖が相当厳しい立場に追い込まれていることは間違いないでしょう。



J1鳥栖大ピンチ、20億円赤字 竹原社長「存続へいかなる手段もとる」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200426-00010006-nishispo-socc
※以下、引用です。

J1サガン鳥栖を運営するサガン・ドリームスは26日、定時株主総会を開き、当期純損益が20億1486万9000円の赤字となる第16期(2019年2月~20年1月)決算を承認した。赤字は2期連続で12年にJ1に昇格して以降では最多額。

開示情報によると売上高合計は、過去最高だった前期の42億5781万6000円を大きく下回る25億6160万4000円。大手スポンサーの撤退もあり、広告収入が前期の22億9601万5000円から8億1052万9000円に激減した。一方で選手の多くと複数年契約を結んでいたためチーム人件費を削減できず、赤字が膨らんだという。第三者割当増資を行ったため債務超過は回避したが、額など増資の詳細については明かさなかった。

第17期(20年2月~21年1月)の予算はチーム人件費を約12億円減の11億6900万円に減らして黒字化を目指すが、新型コロナウイルスの影響で新規の大口スポンサーとの契約が完了しておらず、地場の既存スポンサーからも一時は契約破棄を求める声が出るなど苦しい状況が続いている。ビデオ会議アプリを通じて会見した竹原稔社長は資金繰りについて「他のJクラブよりも(資金ショートに陥る時期は)早いとは思う」と厳しい現状を明かした上で「鳥栖の存在意義を見つめ直し、いかなる手段をとってでも存続に向けて全力で努力する」と決死の覚悟を口にした。J1札幌が行った選手の報酬返納については「慎重な案件で、単にコストカットしてクラブが生き残ればいいというものではない。選手にとっても喜ばしい大胆な施策ができれば」と語った。


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さて、表題に戻ります。昨シーズンのファジアーノ岡山の経営状況が公表されました。



ファジアーノ岡山 2019年度 経営状況について
https://www.fagiano-okayama.com/news/p1473055715.html
※以下、引用です。

株式会社ファジアーノ岡山スポーツクラブでは、令和2年4月24日に定時株主総会を開催し、第14期(平成31年2月1日から令和2年1月31日まで)の事業報告、決算書類報告を行い、承認されましたのでお知らせするとともに、ファジアーノ岡山の経営状況について報告いたします。

ファジアーノ岡山 経営状況の推移


経営数値に関する分析

2019年度に関しましては、営業収入は15億6,700万円(昨年対比4.3%増)となり、クラブ決算としては8年連続の黒字決算となりました。今後も長期的な視点に基づく収入増に主眼を置き、単年度の黒字赤字にはこだわらず、債務超過にならぬよう資本の枠内で、機を見た予算配分に努めてまいります。
内訳を見ると、入場者数増加により入場料収入の増加(昨年対比5.1%増)、および広告料収入の増加(昨年対比4.7%増)などから営業収入増に至りました。
一方、営業費用は15億6,500万円(昨年対比5.6%増)となりました。
最終的に営業利益として200万円、当期純利益として100万円を計上しております。

現状とこれからのクラブについて

2020年度予算について
皆さまからいただいた予算に対して、最高の成績を出すことがクラブのあるべき姿であると考えており、引き続き、まずはチーム強化、そしてそれを中・長期的に進める上でも欠かせない自前のアカデミー(普及・育成組織)のレベル向上に、予算を投じてまいります。
その前提は変えないものの、現在クラブの大きな収入源の一つであるホームゲームが新型コロナウイルスの影響により実施できない状況にあり、この時点での収入源はほぼグッズ収入のみとなっております。スクール運営も5月6日まで(※4月24日時点)休止せざるを得ない状況となっており、現時点では徹底的な費用の削減と、今後の状況に応じた予算編成の適宜見直しを念頭に置き、いかなる状況においてもクラブを存続させるため、様々な想定の下に対策を講じてまいります。

営業収入について
クラブの主な収入源は、企業の皆さまからいただく広告料収入と、入場料収入となっております。
2017年度には先んじて広告料の値上げを実施し、2020年度は入場料をクラブとして初めて(※)値上げいたしました。2009年のJ2リーグ参入時、プロスポーツの興行の少なかった岡山で100年続くクラブとなるために当時リーグで最安レベルのチケット価格に設定し、皆さまにチケットを購入していただくことでクラブ運営の土台作りとプロスポーツに触れていただく機会の創出を目指しました。入場料の値上げは、これまで以上に県民の皆さまのお力添えをいただくことになるため慎重に議論してまいりましたが、岡山にいくつかのプロスポーツ団体が誕生した今、参入当初に目指していた一定の役割は果たせたと考え、他のJ2リーグクラブの標準に近い価格に値上げをさせていただきました。一年でも早くJ1に昇格し、そこで戦うにふさわしいクラブになることを目指し、皆さまからいただいた資金を原資としてクラブの総合力を上げる考えでおります。

入場料の値上げのため、シーズンパスも値上げをさせていただきましたが、開幕戦時点でのシーズンパス販売枚数は過去最高、そしてホーム開幕戦の全体の入場者数も過去最高となりました。Jリーグ参入後10年間の取り組みを踏まえ、2019シーズンはさらにご満足いただけるスタジアム運営を目指して様々な施策を実施した結果、2019シーズンの総入場者数は前年に比べて17,745名の増加となりました。

しかしながら現状の見通しでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、試合が部分的に開催できないケース、スタジアムの収容人数に制限が設けられるケース等、複数のケースを想定し、その中で得られる収入と支出を可能な限り見定め、経営の安定を図ってまいります。

※2015年消費税増税分を値上げ

ご支援くださる企業の商品・サービスご利用のお願い
クラブの最も大きな収入が広告料収入であることに変わりはなく、拠出くださる各企業の皆さまには、改めて御礼申し上げます。本当にありがとうございます。様々な企業を訪問させていただき、試合がないため看板などの掲出ができていない現状をお伝えすると、「ただ看板に協賛しているのではない。クラブの活躍が岡山という地域を盛り上げることを信じて協賛しているものだから」と激励のお言葉を数多くいただき、支援を続けてくださる思いを改めて感じております。ファン・サポーターの皆さまにおかれましても、毎年のことで恐縮ですが、可能な範囲で結構ですのでファジアーノ岡山のスポンサー・パートナー企業の商品・サービスをご購入、ご利用くださいますと幸いでございます。
また、2017シーズンよりJリーグが動画配信サービス「DAZN」と長期かつ多額の放映権契約を締結したことにより、ファジアーノ岡山としてもJリーグからの配分金としてその恩恵に与っております。皆さまにも引き続きのご加入を、まだ加入されていない方はぜひご加入を検討いただき、DAZNの視聴を通じてチームの応援を、あわせてお願いしたく考えております。

最後に
試合を開催できないこの状況は悔しい限りですが、まずはご来場くださる皆さま、チーム、運営にかかわるすべての企業・スタッフの安全が最優先です。
毎年皆さまにいただいた予算を余すことなく使い、常にその年に最高の成績を出すことを目指して経営をしてまいりました。もちろんキャッシュフローは意識しながら経営を続けてきたものの、数ヵ月に亘りホームゲームが開催できないような有事を乗り切れる十分な資金は無い成長途中の企業でございます。まずはクラブを存続させ、そしてこの有事を乗り切った後に再び成長できるよう、資本増強やクラブとして初の借入等の手段も検討しております。
ファジアーノ岡山のホームゲームに来場くださる方は95%が岡山県民の皆さま、そしてクラブを支えてくださるスポンサー・パートナー企業の99%は岡山県の企業です。まずは日常を取り戻すため岡山の皆さまと手を取りあい、そしてこのクラブをこの地域に確実に存続させるよう力を尽くし、引き続きクラブ理念である「子どもたちに夢を!」の体現と100年続くクラブを目指してまいります。


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木村社長当時から「クラブの資金は多くの県民と地元企業からお預かりしたもの」との理念から、営業収支で大きく黒字を計上して、その多くを税金として国庫に納めてしまうのでは申し訳ないという気持ちから、クラブとして有効活用した上で収支をトントンに持っていくことを目指して来ました。その為、今回のようにコロナ禍で財政危機を迎えたとしても剰余金が殆どない中でのクラブ経営を強いられることとなります。Jリーグの各クラブはいずれも同じような状況なのでしょうが、長くリーグ戦が中断してしまうと入場料収入という片方の柱が持たなくなってしまいます。地元がクラブを支え育てて行くことが我々に課せられた使命である以上、クラブの破綻は絶対に阻止しないといけません。

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新型コロナウイルスとの戦いはいつ果てるともしれない持久戦の様相を呈してきました。少しでも早い終息を望むのであれば、ここは感染拡大を止める以外に方策はありません。その為には、我々ひとりひとりが絶対に感染しないことを徹底して実践しなければなりません。Jリーグだけでなく、国内の全てのスポーツが苦境に立っている今、最低できることといえばそれが一番です。とにかく、感染予防に徹しましょう。



1日でも早く、Cスタに歓声を取り戻すためにも、今やらないといけないことを実践しましょう。お金の心配はその次です。

よろしくお願いします。
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