高校野球の春季岡山県大会は昨日、倉敷マスカットスタジアムで準決勝2試合が行われました。
◇5月3日(水)の試合予定
▽準決勝
*倉敷マスカットスタジアム
倉敷工-玉野光南
岡山学芸館-おかやま山陽
準決勝が奇しくも公立同士の対戦と私学同士の対戦に分かれました。
そして、この4校が夏の県大会のAシードです。準々決勝で敗れた作陽学園・岡山理大附・創志学園・倉敷商の4校がBシードとなります。
では、準決勝2試合の試合結果です。
▽準決勝
*倉敷マスカットスタジアム
倉敷工 000 210 000│3
玉野光南 102 001 00X│4
(倉)片山・髙山・加嶋・桐岡-髙谷
(光)小玉・石井-福原
おかやま山陽 011 001 000│3
岡山学芸館 012 010 00X│4
(山)西野・三浦・井川-土井
(学)沖田・金田-中村・角田
⚾2試合とも同じスコアで決着しました。接戦を制したのは玉野光南と岡山学芸館の2校です。
両校には失礼ですが、戦前の評価があまり高くなかったので意外な両校の決勝になったと思っています。
決勝は本日、5月4日(木)午前10時試合開始予定です。
◇5月4日(木)の試合予定
▽決勝
*倉敷マスカットスタジアム
玉野光南-岡山学芸館
⚫市立船橋3ー4習志野⚪
⚫拓大紅陵4ー5専大松戸⚪
⚫東京学館1ー2木更津総合⚪
⚫千葉日大一1ー5中央学院⚪
ところで、津末・原・村中の時の東海大相模は大人気のため(今は亡き)「川崎劇場」での試合を割り当てられたという話を聞いたことがあるのですが、岡山は「球場シード」のようなものがあるのでしょうか?なお、我が千葉県は2010年代から木更津総合や拓大紅陵、東海大望洋、志学館が所属する第8ブロックの学校関係者が県高野連幹部の多数を占めることもあってか、シードの有無に関係無く近隣の球場を優先的に割り当てられており、木更津総合の全盛期(2012~18年)もそのお陰との説があります。又、2016年夏の県大会四回戦・市立船橋VS拓大紅陵が市原臨海野球場であったのですが、ノーシードの後者の試合は近隣の球場ばかりでした(試合はCシードの前者が中盤以降に猛攻で圧勝しましたが)。かつての拓大紅陵全盛期(1984~92年)にはこのような「球場シード」は記憶にないのですが………(銚子商VS習志野の時代は覚えていません)。
岡山では球場シードという例はほぼありません。東商と倉工の2強時代には、その試合の殆どが県営球場で行われており、試合会場が限定的でした。
倉敷マスカットスタジアムができた1995年以降では、マスカットでオールスター戦が行われた1999年に決勝が県営球場で行われましたが、それ以外の年は決勝は倉敷マスカットスタジアムでの開催です。ここ10年余りでは夏の大会の県営球場の使用がなくなって、現在のマスカット・倉敷市営・エイコンの3会場での大会運営に固まっています。エイコンスタジアムは県北の美咲町にあるので、移動時間がかかる学校も多いのですが、それでハンディになるほどでもありません。
長年にわたって県の野球の聖地となってきた岡山県営球場もそろそろ歴史に幕を下ろしそうです。