高校野球の春季岡山県大会の決勝が行われました。
◇5月4日(木)の試合予定
▽決勝
*倉敷マスカットスタジアム
玉野光南-岡山学芸館
両校のここまでの勝ち上がりです。
【玉野光南】
▽2回戦 4-0 美作
▽準々決勝 6-3 倉敷商
▽準決勝 4-3 倉敷工
【岡山学芸館】
▽2回戦 10-1 金光学園
▽準々決勝 7-0 岡山理大附
▽準決勝 4-3 おかやま山陽
決勝の試合結果です。
▽決勝
*倉敷マスカットスタジアム
玉野光南 020 000 001│3
岡山学芸館 510 000 20X│8
(光)橋本・井上・中塚・小玉・井上-福原・石川
(学)伊藤・八木・丹羽・大田原-中村・角田
⚾序盤から得点を重ねた岡山学芸館が春の県大会を初めて制しました。意外に思われる方も多いかと思いますが、これまで学芸館は春の県大会との相性が良くなかったのです。
1月にサッカー部が全国大会を制覇した影響はかなり大きいようで、野球部にとっては危機感となったかも知れません。練習場が隣同士の両部ですが、サッカー部のグラウンドに全国制覇の横断幕がひるがえるのを見ているとモチベーションになった可能性が高くなったと考えることもできそうです。
トーナメント表で今大会を振り返ります。
出典:https://okayama-hbf.com/
春の中国大会は6月3日(土)~6日(火)の日程で行われます。
今年は山口県で開催されるので、山口県から4校、その他の各県から1校が出場します。出場校は広島県を除いて決定しています。出場校が決まり組合せが決定したら取り上げたいと思います。
我が千葉県の春の大会も5月3日に準決勝、4日に決勝が行われました。その結果は下記の通りです。
⚫習志野0ー8専大松戸⚪
⚪木更津総合2ー1中央学院⚫
(勝利校は春の関東大会出場)
⚪専大松戸10ー0木更津総合⚫
(専大松戸は秋春連覇。春に限れば七年ぶり)
「春の甲子園ベスト8の専大松戸の秋春連覇の可能性は高い」との前評判そのままの結果となりました(もっとも、千葉の秋春連覇は拓大紅陵最後の甲子園の2004年以来です)。しかも、その原動力となったエース・平野はほとんど投げていないから、1986年の拓大紅陵(木村英郎・飯田哲也・佐藤幸彦・谷勇人らの代)以来の秋春夏県内無敗も十分あり得ます。
準決勝はブラバンを出動させた学校が共に敗れましたが、習志野のコールド負けは(背番号18のエースが投げなかったとはいえ)衝撃的でした。2019年の甲子園で批判を浴びた(その理由は省略………)小林監督は定年後も指揮を執っていますが、「もう限界だろう」との声も聞かれました。年齢のことならば失礼ながら専大松戸と木更津総合の方が上ですが、関東他県と違い甲子園経験豊富な中堅・若手の監督が皆無なのが我が千葉県です(苦笑)。
確かに春の県大会優勝校は夏の甲子園に出られないというジンクスが立ちはだかりますが、今夏はどうなるでしょうか?
ずっと話題の中心を担っている門馬監督と創志学園ですが、肝心なところで勝てないというのはメンタルに何かありそうな気がします。
今月20日に2023年春の関東地区大会が開幕しますが、出場校は下記の通りです(秋は参加しない東西東京も参加しています………)。なお、都県の順位順に並べました。
茨城:常総学院、土浦日大
栃木:作新学院、宇都宮学園(あえて旧校名で)
群馬:Beトゥギャ崎、明和県央
埼玉:昌平、浦和学院
千葉:専大松戸、木更津総合
神奈川(開催県):慶応、相洋(そうよう)、横浜隼人
東西東京:帝京、関東第一
山梨:甲府工、山梨学院大付
春の甲子園出場校は五校ありますが、すべて関東の一般枠です(慶応と山梨学院大付以外は順位も同じで、群馬と埼玉に至っては顔触れも同じです)。又、一昨年春の群馬(関東学園大付、東農大二)や昨年春の千葉(市立船橋、銚子商)のような非常連校で占めた都県はありません(大変失礼ながら神奈川が見劣りしますが………)。新型ウイルス騒動以降、開催県は枠が一つ減らされ、春の甲子園ベスト4以上の推薦出場枠も消滅しました。
なお、組み合わせは以下の通りです(四分割しました)。
帝京
山梨学院大付
横浜隼人
Beトゥギャ崎
土浦日大
専大松戸
浦和学院
作新学院
相洋
甲府工
明和県央
常総学院
関東第一
慶応
木更津総合
昌平
宇都宮学園
但し、中国大会のような各県1校ずつで開催県から4校出場という大会ではそれもあまり意味がないのかも知れませんが?
2023春の関東地区大会は明日27日に準決勝ですが、我が千葉県が十年ぶりに二校ベスト4入りしました。その勝ち上がりは下記の通りです。
専大松戸⚪4ー3浦和学院
専大松戸⚪5ー4相洋(そうよう)
木更津総合⚪3ー2慶応
木更津総合⚪7ー2昌平
昨年春の市立船橋&銚子商は明らかに他県から格下扱い(苦笑)されましたが、さすがに常連校は違いますね。二校共に初戦勝利も七年ぶり、秋の関東地区大会を含めても2017年(度)以来のことです。
一方、開催県で三校出場の神奈川は相洋のみ初戦勝利で(次戦で敗退)、「横浜高校&東海大相模以外の神奈川代表は弱い」を証明する形となりました。又、栃木も二校共に初戦敗退でした(作新学院に勝ったのが相洋です)。
夏までの間でどこが成長するか? 楽しみですね。