WBC、日本のグループリーグ第2戦は、メディアが勝手に「宿命のライバル」と煽り立てる日韓戦です。多くの方が違和感を感じるであろうこの表現が注目を集める為の煽りだけならまだましなのですが、メディアの中には本当にそう思っている者がいるのだとすれば、そこに巣食う病巣はかなり深刻であると感じます。現状の両者の力の差は歴然としており、既に韓国は日本の宿敵でもライバルでもなく、普通に野球の弱い隣国に過ぎません。彼らが日本をライバル視したとしても、相手にすべきことではなくなりつつあるのが現状です。それをはっきりと示す結果となった試合でもありました。
昨日のグループリーグの試合結果です。
◇POOL A
3/10(金)
キューバ 110 004 520│13
パナマ 040 000 000│ 4
イタリア 020 410 000│ 7
台 湾 113 002 13X│11
◇POOL B
3/10(金)
チェコ 201 001 004│8
中 国 000 010 400│5
プールAは混戦模様です。星の潰し合いが続いていて、どこが準々決勝に勝ち上がるか分かりにくい状況になりました。ただ、1位通過はオランダになりそうというのは決まりそうですね。
◇POOL B
3/10(金)
韓 国 003 001 000│ 4
日 本 004 025 20X│13
(勝)ダルビッシュ
(敗)K.H.キム
本塁打:E.J.ヤン2号,近藤1号,K.W.パク1号
⚾10人の継投を行った韓国投手陣の惨状は目を覆うばかりです。被安打13、与四死球8、失点は13を数えました。その全てが自責点であり、言い訳できない酷い内容でした。前日の中国投手陣が日本の高校生平均ぐらいのストレートの球速で日本の打者が若干打ちあぐんだのですが、中途半端に早い韓国投手陣は打ちごろでした。球数制限とワンポイントリリーフ禁止のWBCローカルルールは現在までは日本に大いに味方しているように感じます。
結論として韓国の現状は著しいレベル低下に苦しんでいるということがよく分かったという試合でした。無理矢理にも「永遠の宿敵」と煽り立てようとしたメディアの不必要な煽りが空しく響いただけの内容です。かつて物議を醸したイチローの言葉「向こう30年・・・」の発言の意味が具現化してきたように感じます。
そんな煽りがなくても、連日東京ドームは超満員。相手がどこであろうと、日本代表の試合が見たいという人々の願いがメディアの思惑と違ったとしても、これまで球場での不自由な観戦を強いられてきた鬱憤を一気に晴らしたい熱意に押し切られているというのがこれまでの印象です。
つまり、日本が世界一奪回を果たすのかどうかということよりも、純粋に野球を楽しみたいという願望の方が上回っているのでしょう。それは悪くないことと思っています。それを彩るピースの一つが大谷であり、ダルビッシュであるなら良いのではないでしょうか? ただ、ヌートバーの予想以上の活躍が相乗効果になっているのは間違いなさそうです。
純粋に野球を楽しみましょう。
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