3月18日に開幕する選抜高校野球大会の対戦組合せ抽選会が行われました。
初戦の対戦カードを確認したいと思います。
早速、初日からの対戦カードを確認します。
◇第1日(3/18)
▽1回戦
① 東北-山梨学院
② 北陸-高知
③ 大垣日大-沖縄尚学
◇第2日(3/19)
▽1回戦
④ 東邦-鳥取城北
▽2回戦
⑤ 大分商-作新学院
⑥ 英明-智弁和歌山
◇第3日(3/20)
▽2回戦
⑦ 海星-社
⑧ 二松学舎大附-広陵
⑨ 敦賀気比-大阪桐蔭
◇第4日(3/21)
▽2回戦
⑩ 能代松陽-石橋
⑪ 龍谷大平安-長崎日大
⑫ 仙台育英-慶應
◇第5日(3/22)
▽2回戦
⑬ 光-彦根総合
⑭ 常葉大菊川-専大松戸
⑮ 城東-東海大菅生
◇第6日(3/23)
▽2回戦
⑯ 健大高崎-報徳学園
⑰ 氷見-①の勝者
⑱ ②の勝者-履正社
◇第7日(3/24)
▽2回戦
⑲ クラーク記念国際-③の勝者
⑳ ④の勝者-高松商
▽3回戦
㉑ ⑤の勝者-⑥の勝者
大会が順調に進んだ場合、決勝は3月31日に行われます。昔に比べて随分日程が前倒しされました。昭和の頃、選抜は純粋に春休みの期間、つまり3月27日~4月5日の10日間の日程で行われていました。しかし、夏よりも雨の多い春の大会はしばしば日程を順延することになり、春休みが終わって新学年が始まっても大会を続けることがしばしば起こりました。それを意識したのか、よく分かりませんが開会式の日が少しずつ前倒しになり、今では3月中に終わってしまうという開催日程になって行きました。
4月にならないと新学年とは言えないのですが、3月中に終わる大会で選手は新学年で紹介されます。それが慣例となったのは4月も大会が開催されるからであったと思います。
まあ、そんなことは置いといて、対戦カードを確認しましょう。個々の試合ははっきり言ってやってみないと分かりませんが、大会を通しての興味と言えば、今回も大阪桐蔭をどこが倒すかという一点に行き付きます。初戦で対戦するのは敦賀気比。カードとしては面白そうに見えるかも知れませんが、敦賀気比の投手陣が重圧に耐えられるかどうか? 「高校野球は高校生が行うものだから絶対はない」というかも知れませんが、過去の歴史を見ても「絶対がなかった」ことよりも「絶対勝つ」試合の方が多かったと感じます。複数投手陣が当たり前になってきた昨今では、選手層が結果に更に大きく影響します。
野球がサッカーのようなジャイキリの起こりにくい競技なのは、結局強いチームがより強くなる現行制度によるのです。昭和の頃のように甲子園のベンチ入りが14名までに制限される時代とは大きく変わったと言えますね。
高校野球らしさとは何なのか? 原点を見失いつつある現状は甲子園の景色も変えてしまうのでしょうか?
ひねくれ者の戯言と笑い飛ばして頂けと幸いです(苦笑)
上記の例と言えば、私は1979年春と1997年春の甲子園を思い出しました。それはともかく、記念大会ということで出場校が増えた分、地下一回戦スタートの八校は運が悪いですね。対照的に「愚行枠」三校は「富山寒ブリ枠」が東北高校VS山梨学院大付の勝者と、「栃木『三回目の地区推薦』同情枠」が能代商と、「徳島女子マネージャー枠」がいろいろお騒がせの東海大菅生と対戦なので、惨敗の可能性は少なさそうなのが残念です(昨年夏の甲子園を経験した能代商の大型右腕・森岡に横綱投球されるかもしれませんが………)。我が千葉県代表の専大松戸は「初戦は頂き」との声もありますが、甲子園で強い常葉菊川を侮ると痛い目に遭うと思います。又、敦賀気比VSオールジャパン桐蔭は「五季連続出場対決」となりますね。
最後にベスト8予想ですが、組み合わせ番号順に智弁和歌山、東北、履正社、広陵、オールジャパン桐蔭、東海大菅生、報徳学園、仙台育英と見ています。もっとも、的中率は昨年春2/8、夏3/8であり、事実今回は第2・6・7ブロックで自信がありません(苦笑)。
前にも言いましたが、今大会も大阪桐蔭vsその他の学校、になりそうなのですが、以前と比べたら盤石ではないので少し面白くなるのかなとも感じます。
初日から天候の影響を受けているので、やはり春は雨との戦いが避けられません。
泥田のようなグラウンドで寒さに耐える試合(昔の東洋大姫路vs池田)のような可哀想な試合だけは見たくありません。