セミの師匠とディアブロの因縁対決を経て、ついにメイン。
加藤選手が登場し、再び自分らを睨み付ける。
なべさんが登場したところで、アナウンサーからマイクを奪い取った加藤選手
いきなりしゃべりだした
「おい、渡辺!それと夢名塾プロレスのスタッフ!何が夢ファクの亡霊を倒すだぁ?何が真夏の夜の夢だぁ?
みーんな夢ファクのパクリじゃねえかよっ!お前達のほうが夢ファクの亡霊に取り付かれてんだよっ!
いいか渡辺、お前はな、そこにいるプヲタ共の神輿に乗っかってるピエロなんだよ。いいか、今日は実力の違いっていうのをたっぷり味あわせてやるよっ」
そうか・・・あのナベさんの言葉に怒っていたのか!
それは週刊プロレスに訪問した時の話。
なべさんがこの試合に関しての抱負で
「夢ファクの亡霊を倒して新しい夢名塾を作ります」
と佐久間編集長に断言したんだっけ。
それを自分のブログに書いたけど、きっとあの記事を読んだんだ。
加藤選手となべさんの試合は第二試合とは全く違った殺気漂う試合展開でした。
要所要所で反則をやる加藤選手とほとんどギリギリでえげつない攻撃をしかけるなべさんの試合は夢名塾のイメージとはかけ離れた「デスマッチ」のようでした。
ところがこの試合の緊張がいきなり切れたのが4の字固めの攻防。
ロープブレイクを命じても離さない加藤選手に対し、なべさんについていた若手セコンドが4の字をばらそうとリングイン。この行為に加藤選手がぶち切れる展開に。
「なんだよ、俺の反則は厳しくしておきながら、あいつの反則はこのザマか?」
キレた加藤さん、再三のレフェリー指示を無視して、なべさんをコーナーに吊るし攻撃の雨あられ。
レフェリーがやむを得ずの反則負け。
でもこの試合、あきらかにダメージが大きいのはナベさんのほう・・・
「見ろ?ええっ!どっちが本当の勝者なんだよ。今こうやって二本足で立っているのは誰だよ。ええっ!
所詮お前の実力なんてぇのはそんなもんなんだよ、バカ野郎」
何も言えませんでした。完敗でした。
代表はなべさんの控え室に急行します。自分は放心状態でアンケート回収をしていました。
取材に来ていた週プロの新井記者が自分に近寄ってこう言って来ました。
「久々に面白かった試合をみたよ。俺はあの結末はアリだと思うけど、再戦するなら一ヶ月以内に同じ場所でやるべきだね。んじゃ」
自分の肩をポーンと叩き新井記者は会場を去っていきました。
そして、その後・・・
「これでいいんですか、夢名塾さん」
その声に振り向くとそこにいたのは前田選手でした。
「こんな結末であなた、納得できるんですか?」
「いや、納得できません」
「こんな試合していたらお客さんに愛想尽かされちゃいますよ」
「わかっています」
「わかつてないでしょ。今まであんた達が築き上げてきたものがガラガラと音立てて崩れてるんですよ」
「はい」
「俺とやらせてくださいよ」
「えっ」
「俺がやってやりますよ」
「前田さん」
「でも言っておきますけど、これはプロレスじゃないですから。俺があいつとやるのは決闘ですから」
「・・・検討させてください」
「そうやって逃げないでくださいよ。やらせるのかやらせないのか、今返答くださいよ」
「・・・・わかりました。自分の名誉にかけて次回大会のカードを組ませてもらいます」
「わかりました」
そういうと前田選手は前身に怒りのオーラを漂わせ控え室に戻っていきました。
「なんか、えらい展開になっちゃってますねぇ」
身支度を終えたバンジーが自分のところに近づいてきた。
「参ったよ。今日は散々だよ」
「加藤さん、控え室でも怒ってたもん。あいつら選手ナメてるって」
「そういうつもりないんだけどなぁ」
「自分なんかはよくわかんないんですけどね」
「俺もよくわかんないよ」
「それと・・・俺、やってみますよ。自分でアピールしないことには始まらないんですよね」
「そうだな。頼むよ・・・しかし、君に励まされるとは・・・世も末だ(笑)」
「あ、ひどいなぁ」
バンジーの明るさに少しだけ救われたような気がしました。
加藤選手が登場し、再び自分らを睨み付ける。
なべさんが登場したところで、アナウンサーからマイクを奪い取った加藤選手
いきなりしゃべりだした
「おい、渡辺!それと夢名塾プロレスのスタッフ!何が夢ファクの亡霊を倒すだぁ?何が真夏の夜の夢だぁ?
みーんな夢ファクのパクリじゃねえかよっ!お前達のほうが夢ファクの亡霊に取り付かれてんだよっ!
いいか渡辺、お前はな、そこにいるプヲタ共の神輿に乗っかってるピエロなんだよ。いいか、今日は実力の違いっていうのをたっぷり味あわせてやるよっ」
そうか・・・あのナベさんの言葉に怒っていたのか!
それは週刊プロレスに訪問した時の話。
なべさんがこの試合に関しての抱負で
「夢ファクの亡霊を倒して新しい夢名塾を作ります」
と佐久間編集長に断言したんだっけ。
それを自分のブログに書いたけど、きっとあの記事を読んだんだ。
加藤選手となべさんの試合は第二試合とは全く違った殺気漂う試合展開でした。
要所要所で反則をやる加藤選手とほとんどギリギリでえげつない攻撃をしかけるなべさんの試合は夢名塾のイメージとはかけ離れた「デスマッチ」のようでした。
ところがこの試合の緊張がいきなり切れたのが4の字固めの攻防。
ロープブレイクを命じても離さない加藤選手に対し、なべさんについていた若手セコンドが4の字をばらそうとリングイン。この行為に加藤選手がぶち切れる展開に。
「なんだよ、俺の反則は厳しくしておきながら、あいつの反則はこのザマか?」
キレた加藤さん、再三のレフェリー指示を無視して、なべさんをコーナーに吊るし攻撃の雨あられ。
レフェリーがやむを得ずの反則負け。
でもこの試合、あきらかにダメージが大きいのはナベさんのほう・・・
「見ろ?ええっ!どっちが本当の勝者なんだよ。今こうやって二本足で立っているのは誰だよ。ええっ!
所詮お前の実力なんてぇのはそんなもんなんだよ、バカ野郎」
何も言えませんでした。完敗でした。
代表はなべさんの控え室に急行します。自分は放心状態でアンケート回収をしていました。
取材に来ていた週プロの新井記者が自分に近寄ってこう言って来ました。
「久々に面白かった試合をみたよ。俺はあの結末はアリだと思うけど、再戦するなら一ヶ月以内に同じ場所でやるべきだね。んじゃ」
自分の肩をポーンと叩き新井記者は会場を去っていきました。
そして、その後・・・
「これでいいんですか、夢名塾さん」
その声に振り向くとそこにいたのは前田選手でした。
「こんな結末であなた、納得できるんですか?」
「いや、納得できません」
「こんな試合していたらお客さんに愛想尽かされちゃいますよ」
「わかっています」
「わかつてないでしょ。今まであんた達が築き上げてきたものがガラガラと音立てて崩れてるんですよ」
「はい」
「俺とやらせてくださいよ」
「えっ」
「俺がやってやりますよ」
「前田さん」
「でも言っておきますけど、これはプロレスじゃないですから。俺があいつとやるのは決闘ですから」
「・・・検討させてください」
「そうやって逃げないでくださいよ。やらせるのかやらせないのか、今返答くださいよ」
「・・・・わかりました。自分の名誉にかけて次回大会のカードを組ませてもらいます」
「わかりました」
そういうと前田選手は前身に怒りのオーラを漂わせ控え室に戻っていきました。
「なんか、えらい展開になっちゃってますねぇ」
身支度を終えたバンジーが自分のところに近づいてきた。
「参ったよ。今日は散々だよ」
「加藤さん、控え室でも怒ってたもん。あいつら選手ナメてるって」
「そういうつもりないんだけどなぁ」
「自分なんかはよくわかんないんですけどね」
「俺もよくわかんないよ」
「それと・・・俺、やってみますよ。自分でアピールしないことには始まらないんですよね」
「そうだな。頼むよ・・・しかし、君に励まされるとは・・・世も末だ(笑)」
「あ、ひどいなぁ」
バンジーの明るさに少しだけ救われたような気がしました。