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人間の「意識」は、じつは「なんの役に立っているのか」よくわからなかった…!それでも「意識」が大事なワケ

2024年01月10日 00時03分39秒 | 医学と生物学の研究のこと
 おそらく、脳が複雑になっていくうちに、ある段階で意識が生じたのだろう。そして、意識には、強烈な自己保存に対する欲求がある。主人公が、死にたくないと考えたのは、この自己保存欲求のなせる業だろう 



人間の「意識」は、じつは「なんの役に立っているのか」よくわからなかった…!それでも「意識」が大事なワケ

2023/01/20(金) 20:49:12

人間の「意識」は、じつは「なんの役に立っているのか」よくわからなかった…!それでも「意識」が大事なワケ

■それでも僕は夢を見る

 数年前に、水野敬也氏のマンガ『それでも僕は夢を見る』(文響社)が、世間で話題になった。
 その前半は、だいたいこんな感じの話だった。

 主人公は、いつも夢と一緒に生きてきた。
 しかし、第一志望の大学には受からず、好きになった人にも振り向いてもらえず、やりたい仕事に就くこともできなかった。

 そして、その後もつらい日々が続き、とうとう主人公は夢を捨ててしまうのである。

後半に何が起きたかはネタバレになるので省略するが、病気で死ぬ間際になって、主人公は「死ぬのが怖い」と思う。これまではつまらない人生だったし、これ以上生きたとしても、待っているのはつまらない人生だけだろう。それでも「生きたい」と主人公は思うのである。


主人公と自然淘汰


 この話を、進化の文脈から考えてみよう。ポイントは2つある。 

 1つ目は、自然淘汰の観点からだ。主人公は、いろいろなことがうまくいかずに、つらい日々を送ってきた。そして、一人ぼっちで死んでいく。大ざっぱにいえば、主人公は、周囲の環境に適応していない個体といってよいだろう。つまり、主人公のような個体は、自然淘汰では進化しにくいと考えられる。

  また、近年、ある総務政務官が、以下のような趣旨の発言をした。同性カップルは子供を作らないので、生産性がない。そこに税金を投入することは適切だろうか、というのである。  

考えてみれば、ある意味、同性カップルは主人公に似ている。子どもを作らないので、自然淘汰では進化しにくいと考えられるからだ。 

 しかし、私たちひとり一人が生きていくうえで、進化のことなど考える必要があるのだろうか。いや、進化なんか、どうだってよいのである。それを以下で説明しようと思うが、とりあえずは2つ目の観点だ。


意識の進化


物質である脳が、非物質的と考えられる意識を生みだしている可能性が高い photo by gettyimages

 2つ目は、意識の観点からだ。 

 意識がどのようにして生じるのかは、たいへん難しい問題だ。現在における科学のテーマのなかで、もっとも解明されていないものの一つといってよいだろう。 

 しかし、意識と脳が相互作用をしていることは、ほぼ明らかになっている。したがって、物質である脳が、(少なくとも一見)非物質的な意識を生みだしている可能性は、非常に高いといえる。

  おそらく、脳が複雑になっていくうちに、ある段階で意識が生じたのだろう。そして、意識には、強烈な自己保存に対する欲求がある。主人公が、死にたくないと考えたのは、この自己保存欲求のなせる業だろう

(以下略、続きはソースでご確認ください)

https://news.yahoo.co.jp/articles/c3413868e7b6b1fc605da49177a6a64677210edb

 現代ビジネス 1/7(土) 6:53 
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