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女性は工学に向かない?そんなジェンダーバイアスに挑み、女子大に学部設置。高倍率でスタートできた理由とは

2025年03月11日 15時03分20秒 | 教育のこと

 

女性は工学に向かない?そんなジェンダーバイアスに挑み、女子大に学部設置。高倍率でスタートできた理由とは(47NEWS) - Yahoo!ニュース

https://news.yahoo.co.jp/articles/771abdb56e5be76ef981af6189762b269efda351

女性は工学に向かない?そんなジェンダーバイアスに挑み、女子大に学部設置。高倍率でスタートできた理由とは
3/10(月) 9:02配信


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47NEWS

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奈良市の奈良女子大

 日本にはいまだに理系の研究と女性を巡るジェンダーバイアスがはびこっている。「工学は男性。女性には向かない」「女性は数学や理科が苦手」という考え方だ。「リケジョ」という言葉がもてはやされたのもその表れと言えそうだ。日本の研究環境は男性主体で整備され、四年制大学の工学部で学ぶ女性は2割に満たない。

【写真】東京大学に掲示されたポスター、そこには「女子なのに東大?」「研究に向いてない」などの言葉が…

 そんな中、奈良女子大(奈良市)が2022年、新たに工学部を設置した。女子大に工学部ができたのは初めてのことだった。設置に関わった奈良女子大の藤田盟児教授はこう振り返る。「当初、受験生が集まるわけがないと不安の声が多かった」。しかし、それは杞憂だった。

 初年度の前期試験の倍率は4倍を突破。東北や九州からも学生が集まり、2025年2月現在、1~3年の約150人が学ぶ。学生が集まったのはなぜだったのか。(共同通信=松本智恵)

  ×  ×  ×

※筆者が音声でも解説しています。「共同通信Podcast」でお聴きください。
共同通信では都道府県版ジェンダー・ギャップ指数のサイトを公開しています。2025年版は4月7日午前10時に公開予定です。

 ▽アメリカの工科大を調査すると…

 奈良女子大は工学部設置に向け、アメリカで学生の女性比率が約半分の二つの工科大を研究した。二つの大学には共通点があった。「工学は人と社会のためにある」との理念だ。高校生への調査でも「工学で社会貢献したい」と考える人が多かった。

 こうした調査の結果を踏まえ、1年次は専門を決めない形にした。一般教養や理工系分野を幅広く学ぶカリキュラムを採用。3年の徳田仁美さんはこうしたスタートの利点を次のように振り返る。「自身の強みを知る自己プロデュースの授業や社会人によるコーチングプログラムがあり、女性がエンジニアとして輝くための学びがたくさんある」

 藤田教授もカリキュラムが入学者の増加に与えた影響を感じているという。「周囲から工学部に進むことを反対された学生も多い。そうしたハードルをなくし、萎縮せずに学べる場をつくる使命が女子大にはある」と訴える。
 ▽男性ばかりの工業大を変えたい

 芝浦工業大(東京)は、かつて学生のほとんどが男性だった。約10年前から改革を始めた。目標は学生の女性比率3割だ。女子学生の呼び込み策の一つとして、都内三つの私立女子高と協定を結んだ。出張授業や高校生を研究室で受け入れるインターンシップを開催している。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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