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罪をすべて他人にかぶせ逃げ切る手口>黒幕「ルフィ」ワルの履歴書 凶悪犯行手口の“原点”は11年前の札幌強盗事件 -

2025年02月07日 03時03分38秒 | 事件と事故



黒幕「ルフィ」ワルの履歴書 凶悪犯行手口の“原点”は11年前の札幌強盗事件 - Yahoo! JAPAN 

>11年前、札幌の強盗事件で逮捕された経験から、罪をすべて他人にかぶせ、逃げ切る手口を学んだのでは

広域連続強盗事件の指示役だった「ルフィ」ら4人は、来週中にもフィリピンから日本に移送される方向だ。これまで「ルフィ」は、どんな犯行を重ねてきたのか。

ワルの原点は札幌にあった。

  ◇  ◇  ◇

 フィリピンの入国管理局が、日本から来た「かけ子」36人をマニラの廃虚ホテルで拘束したのは、2019年11月13日のことだった。

 まんまと摘発を逃れた渡辺優樹容疑者(38)ら「ルフィ」を名乗る特殊詐欺グループの幹部らは、偽名を使ってマニラの高級ホテルに長期滞在。ぜいたく三昧の生活を送りながら、特殊詐欺を繰り返していた。

「寝泊まりしていたのはスイートルームで、ダマし取った現金を日本から運ばせ、カジノで豪遊したり、現地の女性を連れ込んではドンチャン騒ぎをしていた。連日数十万円を使っていた」(地元関係者)

 国際手配されたリーダー格の渡辺容疑者をはじめ、今村磨人(38)、藤田聖也(38)、小島智信(45)ら4容疑者がフィリピン当局に身柄を拘束されたのは21年4月。入管施設に閉じ込められるまで4人は約1年半もの間、優雅な逃亡生活を送っていた。

 警視庁は渡辺容疑者ら4人が全国各地で約2300件、被害総額35億円に上る特殊詐欺事件に関与したとして、逮捕状を取得。4人のうち渡辺、今村、藤田の3容疑者は北海道出身で、同じ1984年生まれだった

「実家が酪農家の渡辺は道東の別海町から札幌に出てきて、大学時代にキャバクラ店の経営を始めたが、うまくいかなかった。新店舗の開業資金を調達するため、11年前、札幌市内の元ホストの自宅に押し入り、現金1000万円と300万円相当の腕時計などを盗んだ。その時の共犯者が、20代前半から行動を共にしていた藤田です。渡辺、藤田の2人と夜の街で親しくなった今村も10代の頃からススキノで働き、風俗店を経営していた」(地元関係者)


 男たちは海を渡り、フィリピンで大がかりな特殊詐欺グループを組織し、次々と凶悪犯罪に手を染めていく。

「大口の特殊詐欺グループは、人手や事務所、通信機器が必要で、人の出入りが激しくても怪しまれず、すぐに逃亡できる海外に拠点を置くケースがほとんどです。これまでも拠点を移しながら、何度も摘発を逃れてきた。渡辺が、現金をフィリピンまで届けさせる『運び屋』を任せていたのが、当時29歳だった自分のオンナです。共通の知り合いである風俗関係者から紹介されたそうです。渡辺はそうやって役割分担をし、本人が直接犯行に関わらない組織をつくり上げてきた」(捜査事情通)


■過去の失敗を教訓にしたのか

 そんな特殊詐欺グループがタタキ(強盗)にシフトしたのは、22年春ごろ。何があったのか。

「一連の特殊詐欺事件で70人以上の実行犯が逮捕され、本人たちも入管施設に拘束され、これ以上、特殊詐欺を続けることが難しくなった。それまでかけ子や受け子を捨て駒にして、その都度、摘発を逃れてきた渡辺らは、それをタタキに応用した。実行役を『闇バイト』として雇い、匿名性の高い『テレグラム』を使えば、アシもつきにくい。スマホ一つあれば簡単にできます。複数の指示役が『ルフィ』を名乗っていたのも、首謀者を明らかにしないためでしょう。11年前、札幌の強盗事件で逮捕された経験から、罪をすべて他人にかぶせ、逃げ切る手口を学んだのでは」(捜査事情通)


 悪名高い渡辺容疑者が、地元で「ビッグボス」と評されるわけだ。


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