ニュースなはなし

気になるニュースをとりあげます

「メインは高収入50代男性」>ネット炎上させる層は「生活状況が良くない」説に分析機関がデータ公開

2025年02月08日 01時03分21秒 | インターネットにまつわるはなし


ネット炎上させる層は「生活状況が良くない」説に分析機関がデータ公開「メインは高収入50代男性」(ピンズバNEWS) - Yahoo!ニュース 




ネット炎上させる層は「生活状況が良くない」説に分析機関がデータ公開「メインは高収入50代男性」
2/6(木) 17:02配信




20
コメント20件




ピンズバNEWS
※画像は2024年末炎上した麻生泰氏のXアカウントより


 誰もがネットを駆使するこの時代、SNS上などで批判が殺到する“炎上”は個人や企業に深刻な影響を与えかねない問題だ。


■【画像】グラフでみる意外な"炎上の現状”、ここ5年の発生件数とその内訳


 2024年末にも、女性美容外科医が海外での解剖研修中に献体の前でピースサインをした写真をSNSに投稿して炎上、女性は勤務していた東京美容外科から解任された。また、この騒動では同外科の統括院長である麻生泰氏の発言も批判の的となった。


「麻生氏は当時SNSで、部下の失態を詫びながらも、外科医にとっての解剖の重要性や日本と海外ではルールが違うと訴えたことで、“論点がずれている”と炎上してしまいました」(ウェブメディア編集者)


 騒動は落ち着いた——かに思われたが、それから1カ月と経たずに再び麻生氏が炎上する。


「自身のYouTubeチャンネルに1月16日、『Xの炎上について』と題された対談動画を公開。一連の騒動について振り返り、炎上が過熱したことについて“僕の謝り方が悪かった”としながらも、あそこまで批判される出来事ではなかったとの考えを示しており、昨今のSNS社会における炎上文化を問題視する内容でした。動画内で麻生氏は、“よっぽどなんか、生活状況が良くない人が増えてるのかな、っていうのをちょっと感じますね”とコメント。この動画が公開されるや否や、再び猛批判が巻き起こることに」(前同)


 ネット上では、


《いまだに『おもしろがって叩かれた』という認識なの?》
《何が批判されているのかまだわかってない》
《とりあえず謝りはしたものの、内心ではまったく悪いと思ってないことがよくわかった》


 といったコメントが寄せられ麻生氏の発言がまた“炎上”したわけだが、果たして“生活状況の良くない人が炎上に加担する”という見解に妥当性はあるのだろうか。


 本サイトは、日本初のネット炎上分析の専門機関である一般社団法人デジタル・クライシス総合研究所の主席研究員、桑江令氏に話を聞いた。


「こうした調査結果はまだ数が少ないんですが、我々の顧問も務めている、国際大学グローバル・コミュニケーション・センター准教授の山口真一先生が10年ほど前に行った調査では、炎上に積極的に加担している人のほうが年収が高いという結果でした。50代以上の役職のある男性が多いという結果も出ていますね」(桑江氏)

■10年前から…炎上に積極的に参加するのは「40〜50代以上の男性」
 また、22年に『弁護士ドットコム』が実施した調査でも、「ネット上で誹謗中傷したことがある」と答えた人のうち、最も割合が多かったのが“50代男性”(22.4%)だったとの結果も出ている。前出のデジタル・クライシス総合研究所の桑江氏が補足する。


「10年前から傾向は変わっていないと考えられます。リツイート、リポストなどで炎上を拡散させる人はもっと若いこともありますが、実際にテキストにして炎上に参加するような人は40代、50代の方が多いというのが、炎上を分析している私の印象としてもありますね」(桑江氏=以下同)


 実はピーク時に比べて炎上件数自体は減少傾向にあるのだが、ここ数年、ネット炎上の“質”も変わってきているという。


「19年から24年のネット炎上を分析した結果、コロナ禍の21年が最多の1766件でしたが、24年は1225件で、過去6年ではもっとも落ち着いた年でした。でもそんな印象はあまりないですよね。それは、ひとつひとつの炎上の“熱量”が高くなっているからもしれません」


 個々の炎上案件が拡散されやすくなっていることが、“炎上の熱量”の高めるのだという。


「最近ではネットメディアやテレビも炎上を取り上げることが多いですし、Xの仕様変更でおすすめの欄などにこうした騒動のポストが出てくるようになり、目に付く機会が増えています。知らなければ文句を言うこともありませんから、炎上騒動が目につきやすくなったことで、実際の件数は減っていても、物申したくなる人は増えているのでは」


 一方、炎上件数の減少については、ネット炎上に対する世間の受け止め方が変化しはじめているからではとも分析する。不祥事を起こしたタレントが出演する番組のスポンサーの商品に対し“不買運動”を起こすといった動きも以前はよくみられたが、


「キャンセルカルチャーが強まるなかで、“これは本当に批判されるべきか?”と考えられるようにもなってきた印象です。たとえば俳優の吉沢亮さん(30)の泥酔騒動がありましたが、お酒絡みのトラブルということでアサヒビールのCM契約打ち切りは妥当だとしても、アイリスオーヤマは契約継続決定を発表し、この決断を評価する声も多かったですよね。


 キャンセルの空気に対し、こうした態度が以前に比べて世間に受け止められやすくなった印象です。いわゆる“カスハラ”に対しても、企業側がただ平謝りするのではなく、ちゃんと一線を引いて、これ以上は容認できないというきっぱりとした態度を取ることが評価されるような風潮になってきています。炎上件数が減ったのには、そうした変化も影響しているのではないでしょうか」


 国内でSNSが普及するようになってすでに10年以上。“炎上文化”も過渡期にあるのかもしれない。


ピンズバNEWS編集部








コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【コロナ後遺症】謎を解く鍵... | トップ | こいつ漏らしました!」ファ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

インターネットにまつわるはなし」カテゴリの最新記事