孔子の気持ちがよく分かる

旧友が、わざわざ岩国の私の所を訪ねてくれました。約30年ぶりの再会です。この間年賀状の交換は続いていました。これだけでも奇跡に近いことです。

新岩国駅まで迎えに出ました。約束の時間の＜こだま＞から乗客が次々に降りてきました。全員改札を出ましたが、友人が出てきません。私が友人を見過ごしたのか、それとも私の変貌が激しくて友人が私に気づかなかったのか、それとも列車に乗遅れたのか？と私は少々慌てました。これからどうするべきかと悩んでいると、数分して友人に似ている男性が出てきました。トイレに行っていたようです。私の顔を見つけてにっこりして、私も安堵です。そして再開を確認するかのように硬い握手をしました。

夜の錦帯橋を渡り、岩国国際観光ホテルで食事です。松茸ご飯も食べきれない程出てきて、大満足でした。広い角部屋からライトアップされた錦帯橋を見ながら、時間も忘れて歓談しました。＜遠方より友来る、亦愉しからずや＞　孔子の気持ちがよく分かりました。