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<ぱぴハウス>角田・障害者就労のピザ店 道の駅へ移転し注文6倍(河北新報)

2019年05月03日 | 施設情報
「河北新報」令和元年5月3日付記事より引用)
 宮城県角田市の障害者就労支援施設「虹の園」のピザ店「ぱぴハウス」が、4月に開業した「道の駅かくだ」のフードコートに移転した。観光拠点へと場が変わり、来客もピザの注文も格段に増えた。施設利用者は働く意欲を一段と高めている。

 ぱぴハウスは社会福祉法人「臥牛(がぎゅう)三敬会」が運営する。元の店舗は2001年、虹の園の敷地内に開業した。周辺は住宅街。イタリア製の石窯でピザを焼く店として地元に定着し、昨年度は常連客らを中心に約4700人が来店した。

 湯村利憲理事長(71)は移転の理由を「人が集まる場所なら売り上げの伸びが期待でき、施設利用者の工賃を上げられる」と説明する。元の店から3キロほど離れた道の駅のテナントに応募し、入店が決まった。

 道の駅で働く施設利用者は主に2人。施設職員も勤務する。客足の滑り出しは上々。移転から1週間で、1日平均約130枚のピザを焼いた。移転前の約6倍に上るという。施設で栽培した秘伝豆をトッピングしたピザが看板商品だ。

 施設利用者の松浦達さん(36)は「お客さんが増えて緊張するけれど楽しい」と笑顔を見せる。新しい職場環境に慣れるため、当面は盛り付けなどの補助作業が中心だが「マルゲリータをもっと焼きたい」と張り切る。湯村理事長は「自信が次のステップへとつながっている」と話す。

 移転を機に、本格的なイタリア・ナポリ流の店を目指す。ナポリ製の窯も新たに購入し、取り寄せた。

 施設職員の店長太田忠義さん(47)は腕を磨くため、仙台市内の専門店で研修を受けた経験がある。「本場ナポリの職人でつくる協会に認められる店にするのが目標」と意気込む。店で働く施設利用者にも「緊張や疲れがある中、頑張っている。いつかピザ職人になってほしい」と期待する。

 ぱぴハウスは午前11時~午後5時。火曜定休。
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