泉区生活支援ネットワーク

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発達障害児の成長支援 NPO法人、加美にデイサービス事業所

2010年05月04日 | 母親支援
(「河北新報」平成22年5月3日(月)付け記事より引用)
 宮城県大崎市のNPO法人「くもりのち晴れ」(佐藤玲子代表理事)が加美町菜切谷に、発達障害児らのデイサービスなどに取り組む事業所「カムカム2(ツー)」を開設した。障害児を対象とするデイサービスの拠点は大崎地方で初めて。こだわりが強かったり、集団生活になじめなかったりする特性に応じて、成長をサポートする。

 国道457号沿いの一軒家を借り、4月1日に受け入れを始めた。デイサービスは18歳以下が対象で、県内に住む発達障害児を中心に知的、身体障害児も利用できる。スタッフとの会話やコミュニケーションを通して、学校や家庭で日常生活を送るすべを身に付けてもらう。

 現在、スタッフは8人。午後3時すぎには、通ってくる発達障害児らとテーブルを囲み、おやつと会話を楽しむ。古川支援学校高等部2年の男子生徒(17)は「みんなでここにいるのが本当に好きなんだ」と笑顔を見せた。

 発達障害の特徴は対人関係が苦手な点にあり、こだわりや混乱から時に周囲が戸惑うような言動を取ることもある。佐藤代表理事は「スタッフとのかかわりから、何をすれば相手が喜んだり、悲しんだりするかを推し量られる情緒をはぐくみたい」と言う。

 県障害福祉課によると、障害児のデイサービス事業所は県内に64カ所(4月19日現在)あり、半分以上が仙台市内に集中している。県北では栗原市や気仙沼市で活動しているが、受け皿は不足しているという。

 くもりのち晴れは2005年から大崎市古川の住宅で発達障害児らの一時預かり施設「カムカム」を運営し、年間延べ4600人が利用している。名称は英語の「come(来る)」から「気軽に来てほしい」という思いを込めている。

 カムカム2では障害児・者のショートステイも受け入れ、年齢や障害の種別にかかわらず利用可能。デイサービス、ショートステイとも料金は障害の程度や所得によって異なり、個別に相談に応じる。

 佐藤代表理事は「家庭だけの子育てには限界もある。気軽に声を掛けてもらいたい」と話している。カムカム2の連絡先は0229(87)3912(火曜日は休み)。
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