泉区生活支援ネットワーク

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精神疾患の垣根超えて

2017年02月08日 | 精神障害者支援
(「河北新報」平成29年2月8日(水)付け記事より引用)
栗原市障害者就労支援センター18日・セミナー
1970年代の活動に光
  住み良い社会考える

 栗原市築館のNPO法人栗原市障害者就労支援センターは18日、かつて同市で行われていた先駆的な精神疾患患者の支援活動に光を当てるセミナー「市民が主役のコミュニティケア」を開く。関係者が当時を振り返り、疾患の有無によらない住み良い社会の実現について考える。

 センターによると旧栗原郡では1970年代、精神疾患患者とその家族、保健師らが任意団体「めざめの会」を発足させ、他自治体に先駆けて地域での交流事業を展開してきた。
 当時は「入院させて隔離すべきだ」との風潮が根強く、医療関係者の間では当事者支援の先進地として知られていたという。
 80年代に入ると、同市築館の築館高の体育館などを利用したスポーツ行事やキャンフ、シンポジウムなど幅広い活動を実施。これらの功績が認められ、めざめの会は89年、精神保健事業の普及を図る全国大会で厚生大臣臣賞を受賞した。
 18日のセミナーは、これらの歩みに焦点を当て、患者と地域のつながりを再確認しようと企画。仙台白百合女子大の氏家靖浩教授(教育相談心理学)が当時の様子を振り返るとともに、活動に参加した保健師OGらが心の健康などをテーマにパネル討論する。
 センターの担当者は「40年前に比べ疾患への理解は進んでいるが、いまだに偏見が残っているのも事実。当時の動きを見つめ直すことで、あらゆる立場の人が互いを理解し合うきっかけになれば」と話す。
 会場は同市波姫の「この花さくや姫プラザ」で、午後1時半~4時半。入場無料。連絡先は同センター0228(24)7350。
OO
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