ホルマリンのマンネリ感

札幌出身苫小牧在住、ホルマリンです。怪しいスポット訪問、廃墟潜入、道内ミステリー情報、一人旅、昭和レトロなどなど…。

「熱海秘宝館」訪問記

2017-11-21 00:58:01 | 日本全国!珍スポット・魔境訪問
※更新していない記事がたくさんありますが、忘れないうちにこのネタを書かせてくださいm(__)m

11月某日、午前9時。


…突然ですが熱海に来ました。
え~、前日に東京の本社で合同の社員研修がありまして。
研修後に1日お休みをもらったので、快速電車に2時間ほど揺られやってきたのです。
東京→熱海の電車賃はもちろん自腹ですが、毎度のことながら飛行機代や宿泊費は会社の経費で落としてもらっているので、半分会社のお金で熱海に遊びに来た大バカ社員という事になりますね(^_^;)
(未だに怖くて会社の人には言っていません…笑)


さて、一度は来てみたいと思っていた熱海。その目的は他でもありません。
熱海秘宝館に行くためです。

もはや日本に残るただ1つの純・秘宝館となってしまった熱海秘宝館。
実は私を珍スポットの世界へと引きずり込んだ原点と呼ぶべき場所なのです。
中学生の頃(という事にしといてください…笑)、たまたま手に取った『VOW王国 ニッポンお笑い世界遺産』(宝島社)という本に大量の写真が載っていて、「アニマル邸江戸屋」「淡路島ナゾのパラダイス」と共に衝撃を受けた3大スポットのうちの一つなのです。
その後、日本全国の同じようなヘンな場所が無いか調べまくり…今では筋金入りの珍スポットマニアに。

そんな思い入れのある熱海秘宝館、無くなる前に行ってみたいと何年も何年も思っていました。
憧れの珍スポットへ、ついに向かいます!!


まずは熱海駅前から「後楽園行き」のバスへ乗り込み15分ほど。
「前のカップルも秘宝館に行くのかな?ウフフ…」と思っていたら、1つ手前のバス停で降りてしまい、初島行きのフェリー乗り場へ向かって行きました…。
なんだ、ただの健全なデートか…(^_^;)


終点の「後楽園」へ近づくと、独特なフォントで書かれた「秘宝館」の巨大看板が見えて思わずニンマリ。
肝心の建物じたいは山の中腹部分にあります。
…そう、熱海秘宝館、ロープウェイを使って行くのです!!


何とも味のあるロープウェイ乗り場です。既にテンション上がりまくり。
ちなみに所要時間は3分で「日本一短いロープウェイ」とのこと(笑)。熱海秘宝館の入場券とセットで1800円。

何やら楽しそうな団体旅行のお客さんがドッと乗りこんできて、ギュウギュウ状態で山頂駅へ。



お~!いいじゃん!!
一度来てみたいと思っていた熱海。11月だというのにポカポカ温かく、行楽地ならではのフワフワした雰囲気が漂っています。
この眺めの良い場所は「あいじょう岬」と名付けられており、定番のデートスポットなのだとか。
秘宝館にちなんで名付けられたのかどうかは不明。


風景もそこそこに、ひとけの無い展望台の裏側へ回り込み、秘宝館方面へ…。
来てみて初めて分かったのですが、ロープウェイ乗り場と秘宝館の建物は合体しているようです(汗)。
階段を上って行き、建物の外へ出てみると、そこは秘宝館の正面入り口になっていました。

・熱海秘宝館(静岡県熱海市和田浜南町8-15)



エントランスには「カジュラホ※」らしき壁画と芸能人のサインが……。
館内のご案内には「珍説・貫一お宮」、「露天風呂に遊ぶ芸妓さん」、「現代版浦島太郎物語」、「男女対抗!○○たたき」等々そそる文言が盛りだくさんw
※インドの村名。壁一面にSEXの彫刻が彫られたヒンドゥー寺院が世界遺産として有名。しかしスゴイ体位ですなw

コレが秘宝館入り口だ!!



まずは中々に妖艶な人魚さんがお出迎え。ガクガク動きながらエロい声でしゃべっています(笑)。
恐ろしい事に、この建物の隣には家族連れに人気の熱海城があり、ロープウェイ駅から向かうには必ずこの空間の前を通らなねばなりません。
なにここ?おばけやしき??」と動くマネキンに興味津々の子供をごまかす親御さんがおもしろかったです(笑)。


入り口前にはカメさんが…、てか、頭が卑猥ww


さて、いよいよ潜入……なのですが。
残念ながら館内は撮影禁止となっており、皆さんに内部の様子をお見せできないのが残念です(T_T)

ですが、幸いというか何と言うか、私の部屋には熱海秘宝館に関する資料が豊富にあります。
それらの資料を参考に、展示物(ごく一部)をイラストで再現してみました。
記憶を頼りに簡単な解説も書いてみましたので、合わせてどうぞ。


100円入れると御堂の奥からおねえさんが出てきて「こんなん出ました~」のエロい声と共におみくじを置いていってくれます。
帰るときはケツ丸出し。


唐突に現れる「くじらの性器」の巨大模型。秘宝館では定番ですね(^_^;)
ビックリしたのは、様々な性器具が展示されたコーナーにあった絹製コンドーム。江戸時代に使われていたもので、ワセリン(だったかな…)を塗って使用していたというが……効果があったのかどうかは謎。
「変身画廊」では世界各国の名画が展示されているのですが、床のシートを踏むとハイテクシステムによりとんでもない絵に変化する(クオリティがだいぶ下がるがw)!!!
落ち穂拾いがおチ●ポ拾いになります。


秘宝館には定番のモンロー氏がここにも(*^_^*)
ハンドルを勢いよく回すと、通気口から風が出てきてあのシーンが再現できます♪
スカートの下はとんでもない姿ですが……(笑)。
そして館内にはボタン(おっぱい型)を押すと動くマネキンがたくさん。カニが股間の布を取ろうと微かにクイクイ動き……、ってそれだけかい!
実際、どのマネキンも一部がちょこっと動くだけでギミックがショボい(笑)。
まぁ、楽しいからいいけど。

ガラス越しに裸のおねえさんを覗いていると水が飛んできたり、展示物から空気がブシュッと出てきたり、ビックリハウス系の展示もいくつか。

プレイコーナー

その立派なブツで鯛を釣り上げ……なぜか放水する恵比寿様(^_^;)
こちらもご立派な木馬は100円入れるとユラユラ動くだけ(らしい)。さすがに1人では恥ずかしかったのでやりませんでしたw
そして、こちらも秘宝館には定番の「フレンチポンポン」。コレは一度やってみたかったので迷わずチャレンジ。
隣の自販機でコルクの弾(100円で5発)買い、射的の銃で的を狙います。
うまく当たるとマネキンがガシャンと勢いよく屈み、ケツが……(笑)。5発中3発命中。


この観音様、本で見て気に入ってたなぁ~。
コインを的に当てると怪しく光り、ブツをさすって…先端から水が出ます(出方がリアル)。

熱海秘宝館の特筆すべき点といえば、いくつか妙にハイテクな展示物があること。
珍説一寸法師」なるコーナーでは、横になった女性のマネキンに一寸法師(AV男優?)のバーチャル映像を投影。
打出の小づちで股間だけ巨大化させ、マネキンとSEXする光景に妙に感動(笑)。

そして「コンピューター占い」では、自分の性別を選んでボタン押すと、数パターンの顔、上半身、下半身のイラストがランダムにモンタージュ合成されて、未来の自分のパートナーが出現します。
チャレンジしたところ、エロい黒下着を付けたパンチパーマのおばちゃんでした(ただし巨乳)。
この瞬間が一番笑ってしまった。

素敵なお土産

せっかく来たのだから、ここでしか買えないお土産を買わないと。
こちらのキ―ホルターは、上下に激しく振ると先端からドピュッと、、おみくじが出てきます(^_^;)
もう一つ、「ヒモを引くと勃●する」という画期的なキーホルダーもあったようですが、売店のおばちゃんに聞いたところ、今は品切れなんだとか(不定期で入荷するらしい)。残念だなぁ~。
…ちなみにこのおばちゃん、出身は青森なんだそうで。北国トークで盛り上がりました。
安くてオススメの日帰り温泉まで教えて頂きありがとうございました。


こちらはロープウェー乗り場で売っていたもの。
秘宝館のこの、何というか独特なフォントが昔から大好きなんですよね~♪


以上で熱海秘宝館見物は終了です。
なにしろ憧れの施設であったので1時間くらい居座ってしまいました。
館内はガッチリ手をつないだ初老の夫婦?カップル?がちらほら。加えて私のようなマニアックそうな単身の男性も数名いらっしゃり、閑散とした雰囲気はありませんでした。
それなりに人は入っている施設のようですので、しばらく閉館することは無さそうです。
おバカな展示物しか無いので頭がフニャフニャになりましたが、近ごろ仕事で疲れ果てていたので良いリフレッシュになりましたよ。熱海秘宝館ばんざ~い。これからもがんばってね~。

・オマケ こっちも珍スポット「熱海城」

秘宝館から出て坂を登ったすぐの所にあります。一見立派ですが昭和34年に建設された鉄筋コンクリートのニセモノ城。館内は江戸体験コーナー、だまし絵、春画コーナー(←秘宝館を意識してますね)、休憩所にゲームコーナーと盛りだくさんです。
入館料が900円とやや高めでしたので、今回は入りませんでしたが……。


熱海市街地から見た秘宝館と熱海城。
この後、「来宮神社」で樹齢2000年の大楠を見て「大江戸温泉物語・熱海館」で日帰り入浴して、夕方の快速アクティーで空港へ向かいました。
いい休日でした。

完。

コメント (3)
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